iPhone XS Max 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月2日
iPhone XS Maxの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone XS Max |
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発売日 | 2018-09-21 |
ストレージ | 64GB / 256GB / 512GB |
カラー | ゴールド / スペースグレー / シルバー |
ディスプレイ | 6.5インチ |
OS | iOS 12 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3D894J/A / MT502LL/A / MT6K2LL/A / MT6Q2J/A / MT6R2J/A / MT6T2J/A / MT6U2J/A / MT6V2J/A / MT6W2J/A / MT6X2J/A / MT6Y2J/A / MT702J/A / NT6T2J/A / NT6V2J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2024年12月~2025年6月)の「iPhone XS Max」中古買取価格は、いずれの容量・業者でも一貫して下落傾向を示しています。
– 256GB・GEO:22834円→18527円(‐18.8%)
– 512GB・GEO:25765円→21921円(‐14.9%)
– 64GB・GEO:17434円→13011円(‐25.4%) - 業者別では、GEOは比較的安定的に高値を維持。一方、JANPARAは底値安定(64GB:17,235円前後)、IOSYSは年末年始と2~3月の一時的な買い取り強化を見せたものの、概ね中間レンジ。
- 2025年1月中旬の一時的な下落(GEO 256GB:21,203円/1月13日週)は年末商戦明けの需給調整、2月中旬の反発(256GB:22,834円/2月17日週)は確定申告後の還付金需要と推定。
■価格変動要因
- デバイスの「経年劣化・世代交代」
– 2018年9月発売のXS Maxは6年目に突入し、iOSサポート切れリスク(iOS 18対応未定)が顕在化。「最新iOSが入らない可能性」が中古需要を低下させ、6~9月にかけて更なる下落圧力となる(根拠:半年間で最大25%下落)。 - Apple新モデル発表サイクル
– 2025年6月のWWDCでiOS 18プレビュー、9月にiPhone 16シリーズ発表が控える。新モデル発表前後は「旧機種の売り・買い控え」が起きやすく、7~9月に価格が底打ち後、発表直前に再下落する傾向(過去データ:2024年9月前後のXS Max値動き参照)。 - 為替動向・政策
– 円安進行(2024年12月以降の1ドル=147円→155円水準)は新機種定価上昇を招き、中古iPhone全体への需要上昇要因となる一方、XS Maxはサポート切れ懸念が大きく、価格押上げ効果は限定的(価格推移に明確な反転は見られず)。
■今後の予測
- 短期(~2025年夏)
価格は現状レンジ(256GB:18,000~19,000円)で小幅変動を繰り返しつつ、WWDC(6月・iOS 18)情報による需給調整で一時的に18,000円を下回る局面あり。 - 中期(9月新モデル発表前)
9月のiPhone 16発表を契機に、サポート終了リスクが鮮明化→買い控え加速、買取価格は更に5~10%下落の可能性(予測レンジ:256GB 16,000~17,000円)。 - 長期(2026年以降)
OSサポート切れ/アプリ非対応が常態化し、需要はコアユーザー限定に。価格は10,000円前後まで沈降すると予想。
■売却タイミングの提案
- 最適期:2025年6月上旬まで
– IOSYS・JANPARAでは2~3月に買い取り強化実施済み。次の山場は「確定申告後の還付金シーズン」として再度2~3月が望ましいですが既過のため、WWDC(6月初旬)前の最後の駆け込み売却が最も高値期待できる(256GB:1万9千円台前半、512GB:2.2万~2.3万円)。 - 業者選定:GEO優先
– データ実績で最も安定的かつ高値を維持(256GB:18,000円台後半→2割下落後でも最上位)。特に傷・付属品完備なら「状態A」でプラス査定を狙う。 - 条件/準備
– 外装・バッテリー(80%以上)・付属品の完備で最低でも+1,000~2,000円の上乗せ余地あり(業者プロモーション実績)。
– iOSの最新安定版(iOS 17)へアップデート後に初期化しておくこと。
【なぜそう考えるか】
– データ根拠:半年間で定量的に20%超の下落幅を確認。
– 時事根拠:WWDC/新型発表スケジュール、円安トレンド、iOSサポート切れ懸念。
– 端末特徴:発売6年超のハイエンド機ながら旧世代化が進み、買い手はOSサポート重視のため耐久性・希少性要因が働きにくい。