iPhone XS Max 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年7月18日
iPhone XS Maxの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone XS Max |
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発売日 | 2018-09-21 |
ストレージ | 64GB / 256GB / 512GB |
カラー | ゴールド / スペースグレー / シルバー |
ディスプレイ | 6.5インチ |
OS | iOS 12 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3D894J/A / MT502LL/A / MT6K2LL/A / MT6Q2J/A / MT6R2J/A / MT6T2J/A / MT6U2J/A / MT6V2J/A / MT6W2J/A / MT6X2J/A / MT6Y2J/A / MT702J/A / NT6T2J/A / NT6V2J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2025年1月~7月)の中古買取相場を見ると、256GBモデルは1月20日週のGEO平均20,931円→2月17日週に22,834円まで上昇後、3月末以降に下落基調へ。7月14日週には16,697円まで値を下げています(GEOデータ)。
- 容量別では、512GB>256GB>64GBの順に買取価格が高く推移。特に512GBは初旬の25,765円(2/17週)から18,592円(7/14週)へと3千円以上下落。
- 買取店間では、GEOのボラティリティが高く、IOSYSは安定的に21,000~23,000円、JANPARAはほぼ21,000円前後で“板挟み”のように動きが鈍い特徴があります。
■価格変動要因
- 新モデル発表サイクル
- 根拠:「iPhone 16」(2024年秋発売)の普及が進むにつれ、XS Maxの市場希少価値が減少。特に3月以降、GEO・IOSYSともに平均値が2万2千円台→1万8千~2万円台に下落している(3/24週~)。
- OSサポート限界の見え化
- 根拠:WWDC2025で「iOS 18」発表の噂が流れ、旧世代機XS Max(2018年発売)はサポート終了の可能性が高いと指摘(複数テックメディア報道)。これを受け、春先から「使い続けられる保証」の不安で手放しが加速。
- 為替・新品価格上昇の影響
- 根拠:2025年春以降、ドル円相場が1$=150円前後で推移し、新品iPhoneの実質価格が前年同期比10%超上昇。これが「どうせ買うなら新型」という消費行動を促進し、中古需要を相殺。
- ミッドレンジ競合の隆盛
- 根拠:2025年初頭の新型「iPhone SE 第4世代」やAndroid大画面モデル(Galaxy Aシリーズ上位)のコストパフォーマンス向上により、XS Maxのサイズ・性能を狙ったユーザーがそちらへ流出。
■今後の予測
- 下落継続シナリオ:
• iOS 18でサポート対象外が確定(WWDC2025秋)→「セキュリティ更新なし」のレッテル化で投げ売り加速。
• iPhone 17(2025年秋)発表→XS Max需要の最終底上げイベントを消失。
→GEO平均1万5,000円前後、IOSYS1万8,000円前後、JANPARA1万7,000円前後まで下落の公算。 - 軽微回復シナリオ:
• 為替の急騰(円高転換)→新品価格低下/中古へのリセールバリュー改善。
• Apple公式の下取りプログラム強化(クーポン還元率アップ)→業者間仕入れ買い圧高まり、相場底支え。
→反転でも1万9,000~2万2,000円止まりと予想。
■売却タイミングの提案
- ベストタイミング:2025年8月~9月上旬
• 根拠①:秋のiOS 18発表・iPhone 17発表直前は“最後の需給ピーク”(新機種待ちユーザーの駆け込み売り・買い手の駆け込み買いが共存)
• 根拠②:過去データでは2月中旬の年始相場ピーク後、6~8週目に業者買取枠が緩む傾向(GEOの平均上昇→急落パターン) - 容量別戦略:
• 512GBモデル…最も高値安定度が高い(2/17週25,765円)→売り惜しまず8~9月に1万9,000円以上で手放し推奨。
• 64GBモデル…底堅いが値崩れ幅が小さい(7/14週13,129円)→タイミングにこだわりすぎず、即時売却でも1.3万円強を確保可能。 - 売却先選定:
• GEO…短期的に高値を狙いたい場合に有効だが、ボラタイルでタイミングリスクあり。
• IOSYS…約2万円前後で安定入札。9月まで待てるならこちらで平均値を得やすい。
• JANPARA…値動きが鈍い分、急落局面でも1.7万円前後の底値保証と考え、小額キャッシュを重視するなら選択肢。
【なぜこの提案か】
- 「iPhone XS Max」は2018年秋発売の6.5インチフラッグシップ。大画面・高性能だが、7年目以降のOSサポート切れでスマホ寿命の限界が近い。
- 2025年秋のiOS 18非対応・iPhone 17登場は最大の市場圧力。これを前に「売り抜ける」ことが価格維持の要と判断しました。
- 為替変動やApple公式下取りプログラムの動向は不確定要素ですが、短期的なピークは夏~9月に集中すると、過去と似た季節性で裏付けられます。