iPhone XS Max 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年7月2日
iPhone XS Maxの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone XS Max
発売日2018-09-21
ストレージ64GB / 256GB / 512GB
カラーゴールド / スペースグレー / シルバー
ディスプレイ6.5インチ
OSiOS 12
コネクタLightning
モデル番号3D894J/A / MT502LL/A / MT6K2LL/A / MT6Q2J/A / MT6R2J/A / MT6T2J/A / MT6U2J/A / MT6V2J/A / MT6W2J/A / MT6X2J/A / MT6Y2J/A / MT702J/A / NT6T2J/A / NT6V2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 価格推移の概観
    • GEO(256GB):2025年1月上旬の約22,800円から4~5月にかけて約20,200円で底打ち、6月2日週に約18,500円、6月16日週に急落し約16,500円(–27%)。
    • GEO(512GB):同期間に約25,700円→約23,900円→約21,900円→6月16日週約18,500円(–28%)。
    • GEO(64GB):約17,400円→約15,300円→約13,000円→その後横ばい。
    • IOSYS・JANPARAは下落幅がGEOほど大きくなく、在庫過剰感が価格差として顕在化。
  • 市場の特徴
    • iPhone XS Maxは2018年9月発売の“初代Face ID+Maxサイズ”旗艦で大型画面・ステンレスフレームが支持されたが、既に“5世代前”のモデル。
    • OSサポート切れリスク、バッテリー劣化による再販価値低下が顕著化。
  • 注目すべき変化点
    • 2025年6月16日週のGEOでの大幅下落(256GB –2,000円超、512GB –3,000円超)は、OSサポートに関する発表(WWDCでのiOS 18対応見込み)や在庫放出が重なった時期と一致。

■価格変動要因

  1. AppleのOS・サポート政策(需要縮小)
    • 根拠:「WWDC 2025」(6月3~7日)で噂される“iOS 18はXS Max非対応”報道により買取・販売業者が在庫を手放し始め、GEO価格が6/16週に急落(256GB:18,547円→16,547円)。
    • 特徴:サポート終了が確定すると再販先が減り、一気に買取価格を引き下げる構図。
  2. 在庫量の増加・セールシーズン
    • 根拠:JANPARAの価格が4~6月を通じて横ばい(256GB:約20~22千円)で推移しているのは、在庫放出が業者間で平準化されたため。
    • 特徴:決算期・春商戦で不要在庫を抱えた小売店が買取強化→価格競争がさらに加速。
  3. 新機種発表サイクル
    • 根拠:例年9月の新iPhone発表に向けて「旧機種→中古へ放出」が春先から徐々に始まる。6月段階ですでに“次世代”噂が出回り、XS Maxの魅力が相対的に低下。
  4. 為替の影響(副次的)
    • 根拠:2025年春以降の円安進行で新品iPhoneが値上がり傾向にあるものの、中古市場への転嫁は限定的。むしろ「新型高額→旧型中古は割安」と思われがちで需要は下支えされにくい。

■今後の予測

  • 9月新モデル(仮に「iPhone 17」)発表前までは小幅な価格安定期(–5%程度)を挟むものの、OSサポート切れ確定後(6~7月以降)に再び–10~15%の下落トレンド継続。
  • 年内に再販可能な上限期(iOS 18対応限界)を迎えると、「買取店引き取り不可/ジャンク扱い」への移行が早まるため、512GBで1.8万円、256GBで1.4万円、64GBで1.1万円を割り込む可能性。
  • 為替で円高が顕著になれば短期的に新品価格が下がり、中古買取価格も一時的に反発するが、根本的な需給バランスには影響しづらい。

■売却タイミングの提案

  1. WWDC発表前の「2025年6月初旬」まで
    • 根拠:6月2日週のGEO 256GB=約18,500円、512GB=約23,900円とサポート切れリスク表面化前の底堅い相場を維持。
  2. 決算期・棚卸しセール直前を狙う(8~9月)
    • 根拠:業者が年度末(3月)と秋の新機種発表前に旧機種を一気に買い取る傾向。“在庫一掃フェア”では買取金額UPキャンペーンが組まれやすい。
  3. 高容量モデルほど早期売却を優先
    • 根拠:512GBは6~7月に最大3,000円以上の急落(GEO)を確認。容量が大きいほど需要減が早いため、後回しにせず即時手放すほうが有利。
  4. 条件面:
    • バッテリー状態は「最大容量85%以上」をクリアし、純正付属品(ライトニングケーブル)の有無を明示。これだけで1,000~2,000円の買取増が見込める(複数業者の買取キャンペーン調査による)。

※本提案は直近の価格トレンドとWWDC等の時事動向を踏まえたもので、今後のOSサポート方針や為替変動、Apple公式のリファービッシュ戦略によっては前提が変わる可能性があります。