iPhone XS Max 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年5月12日
iPhone XS Maxの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone XS Max |
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発売日 | 2018-09-21 |
ストレージ | 64GB / 256GB / 512GB |
カラー | ゴールド / スペースグレー / シルバー |
ディスプレイ | 6.5インチ |
OS | iOS 12 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3D894J/A / MT502LL/A / MT6K2LL/A / MT6Q2J/A / MT6R2J/A / MT6T2J/A / MT6U2J/A / MT6V2J/A / MT6W2J/A / MT6X2J/A / MT6Y2J/A / MT702J/A / NT6T2J/A / NT6V2J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年で“横ばい→急降下→小反発”の三段階を辿り、特に1月中旬以降に下落が加速
- GEO(256GB)は11〜12月に約22,800円で安定→1/6週に同水準維持→1/13週に21,203円(−7%)→3/24週に20,211円(−11%)まで低下
- 同512GBも11〜12月:25,700円台→1/13週:23,925円(−7%)→3/24週:23,914円(−7%)
- 同64GBは11〜12月:17,400円台→1/13週:16,188円(−7%)→5/12週:13,011円(−25%)まで大幅下落
- データソース別ではIOSYSの買取上限が年明けに上昇する一方、JANPARAはほぼ横ばいで“価格帯の二極化”を示唆
- 直近の下落は①モデル世代落ち②OSサポート終了観測③新型機(iPhone 16/17)発表直後という複合要因と合致
■価格変動要因
- モデル世代・OSサポートの潮目(根拠:時事情報)
- 2018年9月発売のXS Max(A12搭載)は5年目となり、WWDC2025で発表されるiOS 18のサポート対象外となる見込み
- 「OSサポート終了観測」は一般ユーザーの買い替え需要を早め、1月中旬以降の中古買取価格下落と時期が一致
- 新製品発表サイクル(根拠:年次カレンダー+データ)
- Appleは2024年9月にiPhone 16シリーズ、2025年9月にiPhone 17を発表予定。
- 直近データで1月以降に下落幅が拡大しているのは、年末商戦後の商材切り替えと並行し、半年経過したXS Maxが“旧機”扱いで需給が緩むため
- 為替・輸入端末増加(根拠:直近の円安トレンド)
- 2024年末から2025年初頭にかけて円安(1USD≒150円)傾向が継続し、海外輸入端末の流入増加が中古市場の供給過多を招いた可能性
- 実需と業者戦略の二極化(根拠:業者別データ差)
- IOSYSはシステム買取強化キャンペーンで年明けに買取上限を引き上げたが、JANPARAは相場連動へ回帰。業者間で“価格競争”と“相場安定志向”が分かれている
■今後の予測
- 短期(~WWDC2025前まで):
- 現状20,000円(256GB)前後の下値固めフェーズ。5〜6月のWWDCでiOS 18発表後、一気に下落圧力が強まり、5,000円前後の追加下落も想定(=約15,000円台へ)
- 中期(6〜9月):
- iPhone 16/17発売直前(8〜9月)にも“次世代待ち”の売り圧がかかり、256GBは15,000円割れ、64GBは10,000円割れリスク
- 長期(発売後~年末):
- 旧機種在庫処分で一度相場安定化するものの、流通量の増大で年末にかけると13,000円前後(256GB)が“底値”ラインに
- 外部要因として、秋以降の為替急変やデジタル給付政策(新生活需要刺激)があれば一時的反発もあるが、下落トレンドは継続
■売却タイミングの提案
- 最も有利なのは「WWDC2025直前(5〜6月上旬)」:
- OSサポート終了発表前の駆け込み売却需要を狙える(データでは1/6週に落ち着いた価格が、1/13週から急落している点が教訓)
- 256GBで約20,000〜21,000円、512GBで約25,500円前後の高値帯を維持
- 遅くとも「WWDC発表後1ヶ月以内(7月上旬まで)」の売却を推奨:
- iOS 18対応外が公式化すると下落幅が拡大し、買取条件が厳しくなるため
- 付加価値をつけるなら「外装美品+純正付属品完備」「バッテリー最大容量80%以上」の組み合わせで査定基準をクリアし、上限買取を狙う
(各数値・時期はGEOの週次データおよびWWDC・Apple製品発表スケジュール、最新為替動向を元に試算)