iPhone XS Max 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年9月25日
iPhone XS Maxの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone XS Max |
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発売日 | 2018-09-21 |
ストレージ | 64GB / 256GB / 512GB |
カラー | ゴールド / スペースグレー / シルバー |
ディスプレイ | 6.5インチ |
OS | iOS 12 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3D894J/A / MT502LL/A / MT6K2LL/A / MT6Q2J/A / MT6R2J/A / MT6T2J/A / MT6U2J/A / MT6V2J/A / MT6W2J/A / MT6X2J/A / MT6Y2J/A / MT702J/A / NT6T2J/A / NT6V2J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2025/3末→9/22)で、256GBモデルは約20,200円→15,900円(GEO)、512GBは約23,900円→18,000円、64GBは約15,300円→12,000円へそれぞれ20~25%前後の下落(GEOデータ)。
- 春先(3~5月)は業者間で高値を維持(IOSYSは常に+2,000~4,000円高)。5月中旬以降、夏季の需給緩和と秋モデル発表噂をきっかけに一斉に下振れ。
- 特に7月下旬と8月下旬の2波の大幅ダウン(JANPARAで1回目▲2,100円、2回目▲1,475円)が顕著。
■価格変動要因
- 新モデル発表プレッシャー
- 2025年9月に秋のiPhone新機種(仮称iPhone 17/iOS 18対応機)が発表見込み。XS MaxはA12世代のため新OSサポート外となる可能性が高く、事前に在庫放出が進み7~8月にかけて急落。(JANPARA 7/28週・8/25週データ参照)
- 季節的需給サイクル
- 日本市場は3月期末の買い替え需要ピーク後、夏季に需給が緩みやすい。5/12週以降、GEO全容量で平均値が▲7~22%と大幅下落したのは季節要因の裏付け。
- 為替・新品価格との相関
- 2025年春の円安基調で新品iPhoneの国内価格が上昇。中古との価格差が縮小し「買い替えコスト感」が悪化、買取店の上限価格引き下げ圧力に(時事:5~6月のドル円115円→128円推移)。
- 他社競合機のバリュー台頭
- 高容量モデルは「Android大容量機」や自社下位機種の中古と価格帯が被り、特に512GBは需給過剰感強く、平均下落率は25%を超え最も大きい。
■今後の予測
- 9月の新機種発表後、XS Maxの非対応確定→駆け込み放出→10月中旬までさらに▲10~15%下落し、256GBは1万3,000円前後、64GBは1万1,000円割れの可能性。
- 冬商戦(11~12月)にかけては円高振れ戻しの恩恵で若干の反発余地ありも、新機種比で見劣りする点(バッテリー劣化・カメラ性能差)が大きく、回復は限定的。
- 為替が再び円高基調に転じれば中古の割安感は高まるが、需給逼迫には至らず、下落幅抑制にとどまる見込み。
■売却タイミングの提案
- 売却時期:
- 最も高値を狙えるのは「新モデル発表直前」の8月最終週~9月第1週。実際GEOでは8/25週に256GBが15,891円と小反発、IOSYSも8/11週に21,600円超をキープ。
- モデル優先度:
- 価格維持率が最も高いのは256GB、次いで64GB。供給過多の512GBは下落率が最大のため、売却優先度は「256GB>64GB>512GB」。
- 業者選定:
- IOSYSはほか2社に比べ常時約2,000~4,000円高い水準を提示。条件が揃うならIOSYSへの売却がおすすめ。
- コンディション強化:
- バッテリー最大容量90%以上、美品状態、正規初期化済みの“Aランク”で+1,000~2,000円上乗せされやすい。事前にクリーニングや付属品の有無を整え、査定アップを狙う。
以上の傾向・示唆を踏まえ、8月末~9月初旬の“発表前ピーク”で、コンディションを整えた256GBモデルをIOSYSへ売却するのが最も有利と判断します。