iPhone XS 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年7月30日
iPhone XSの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone XS |
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発売日 | 2018-09-21 |
ストレージ | 64GB / 256GB / 512GB |
カラー | スペースグレー / ゴールド / シルバー |
ディスプレイ | 5.8インチ |
OS | iOS 12 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3D922J/A / MT962LL/A / MT972LL/A / MT992LL/A / MT9A2LL/A / MT9G2LL/A / MT9K2LL/A / MTA22J/A / MTAN2J/A / MTAW2J/A / MTAX2J/A / MTAY2J/A / MTE02J/A / MTE12J/A / MTE22J/A / MTE32J/A / MTE42J/A / MTE52J/A / NTAW2J/A / NTAY2J/A / NTE02J/A / NTE12J/A / NTE22J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 2025年1~2月:iPhone XS(2018年9月発売、A12 Bionic搭載の当時フラッグシップ)の中古買取価格は年度末需要と円安(USD/JPY≈160円台)を背景に上昇。
• GEO512GBが約20,700円、IOSYS256GBで約19,000円(2/17)を記録。(根拠:データ) - 3~4月:Appleの春イベント(3月)でiPhone SE3世代モデル発表、iOS 18 beta配布開始など「廉価新機種+OS新機能」がXSの相対的魅力度を低下させ、各社で5~10%の調整。
• GEO256GB:1/27→4/7で約15,550円→14,811円に下落。(根拠:データ) - 5~6月:短期間で20~30%の急落フェーズ。円高進行(145→135円台)、「iPhone SE(4世代)発売噂」「WWDCでiOS 19非対応噂」が追い打ち。
• GEO256GBが5/12の13,011円から6/2の13,011円へ底値安定、64GBは9,655円→9,090円に急落。(根拠:データ) - 7月現状:主要3社の買取相場レンジは64GB9,000~14,000円、256GB13,000~16,000円、512GB14,000~17,000円程度で「底打ち感」。
■価格変動要因
- 為替変動の影響(円安→円高)
- 冬季のUSD/JPY160円近辺から5月以降145→135円台へ急円高。新品iPhoneの実売価格低下が中古需要を冷やす。(根拠:日経・Bloomberg報道)
- 新製品発表・競合シフト
- 3月春イベントでiPhone SE3、5~6月噂のSE4登場→“廉価で最新OS対応”ニーズがXSからシフト。(根拠:Apple公式リリース、ITメディア)
- Androidミドル機(Google Pixel 8a、OPPO Reno11など)が約5万円帯で5G/高性能カメラを実現し、コスパ重視層のXS需要を奪う。(根拠:ITmediaレビュー)
- ソフトウェアサポート切れ懸念
- 6月WWDCでiOS 19 beta発表、XSが非対応ラインナップと噂→保守層の買い控え。(根拠:9to5Mac記事)
- 世代交代サイクル
- 発売から約6年を経過し、Apple公式で「最新OSサポート終了年限」に近づくほど中古価値が逓減する傾向。(根拠:iPhone 8世代の前例)
■今後の予測
- 2025年8~9月(新型発表前)
・現状の底値圏(256GB:13,000~14,000円)で横ばい推移。夏商戦の学割/お盆帰省需要でごく小幅反発の可能性。(根拠:7月末GEOの小反発兆候) - 2025年9月以降(iPhone 17発表~発売時期)
・秋の新フラッグシップ投入で旧機種買い替え需要が一巡し、さらに10~15%下落。特に64GBモデルは下落率35%超、512GBでも20%程度の追加調整が想定される。(根拠:過去Appleサイクル) - 中~長期(2026年以降)
・公式サポート完全終了の2026年秋頃に向け、最終的な大幅値崩れ局面が発生。
■売却タイミングの提案
- 「いま(7~8月)中の売却」が最も有利
- 9月のiPhone 17発表前に底値圏でも下支えが期待される唯一のタイミング。(根拠:7/28 GEO256GBが微反発10513→IOSYS256GB=14620円を維持)
- “学生帰省/夏商戦”による格安機種需要で、価格が一時的に拾われる可能性。
- 容量別戦略
- 512GBモデルは下落幅が最小(GEO:2月20,600→7月14,458円=約30%ダウン)で比較的高値キープ。64GBは既に35%以上下落しており、損切り感が強い。→512GBを優先売却。
- 買取業者の選定
- IOSYS:他社より常に2,000~3,000円高のケースが多く、底値圏でも相対的に高水準を維持。(根拠:7/28 IOSYS256GB=14,620円 vs GEO=10,513円)
- キャンペーン併用(Webクーポン、まとめ売り増額など)で上乗せ狙い。
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上記のように、「為替」「新製品」「OSサポート切れ」という3大要因が重合して中古価格を急落させています。iPhone XSは発売6年目を迎え、終息期に差し掛かっているため、“売り惜しみ”はさらなる価格低下リスクを伴います。今夏の小反発を逃さず、512GBモデルを高値維持中のIOSYS等で売却するのが最適です。