iPhone XS 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年5月12日
iPhone XSの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone XS |
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発売日 | 2018-09-21 |
ストレージ | 64GB / 256GB / 512GB |
カラー | スペースグレー / ゴールド / シルバー |
ディスプレイ | 5.8インチ |
OS | iOS 12 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3D922J/A / MT962LL/A / MT972LL/A / MT992LL/A / MT9A2LL/A / MT9G2LL/A / MT9K2LL/A / MTA22J/A / MTAN2J/A / MTAW2J/A / MTAX2J/A / MTAY2J/A / MTE02J/A / MTE12J/A / MTE22J/A / MTE32J/A / MTE42J/A / MTE52J/A / NTAW2J/A / NTAY2J/A / NTE02J/A / NTE12J/A / NTE22J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2024年11月~2025年5月)で全キャリア・容量とも下落傾向が鮮明
・GEO(256GB):約17,000円前後で横ばいから、1月に15,500円台へ、5月には13,000円台へ約23%下落
・IOSYS(256GB):年末~年始に約20,000円→1月第1週に21,096円までピーク(年始需要?)後、5月に16,773円へ約20%下落
・JANPARA(全容量):データソース中もっとも安定的/低めで、256GBは約15,760円→変動ほぼなし(サプライ過剰) - 容量別では「512GB>256GB>64GB」の価格帯構造は維持も、64GBは10,000円前後へ急落し需給バランス悪化が顕著
- 価格変動の山場は①年始の“一時的な上振れ”(1月第1週のiOSYS動向)と②1月末以降の下落トレンド転換
■価格変動要因
1)モデル寿命(世代)・OSサポート終期の接近
- iPhone XSは2018年9月発売(第12世代)、iOS17対応まで。噂されるiOS18非対応観測が拡大し、買い手マインドを抑制(参考:2025年2月頃に一部メディアで「iOS18はXS非対応」報道)。
2)新製品サイクル - Appleは例年9月に新モデル発表。2025年秋にiPhone 17登場見込みで、前モデルの二次流通価格がその前後で低下する傾向(過去データ)。
3)季節需要・中国春節 - 1月第1週にIOSYSで256GBが約21,096円と年内ピーク。冬商戦・年始ギフト需要/春節向け仕入れが一時的に高まったものと推察。
4)為替・マクロ経済 - 円高進行(2025年1~2月:USD/JPYで150円→140円程度)により日本国内仕入れコストが低下。業者間で安値仕入れ競争が激化し、買取上限価格に抑制圧力。
■今後の予測
- 短中期(~2025年夏頃)
・販路在庫の放出余力・iOS18対応可否の不透明感で、さらに10~15%程度の追加下落が予想。特に64GBモデルは1万円割れの公算。
・為替が再び円安傾向になれば、輸入中古品の日本流入が抑制され、底打ち感が出る可能性もあるが、モデルエイジの古さには抗い難い。 - 中長期(秋以降)
・9月のiPhone 17発表を契機に二次流通はさらに1~2割ダウン。OSサポート終了(2026年前半想定)の発表があれば、最安値更新を警戒。
■売却タイミングの提案
- ベストタイミング:2025年6月中旬まで
根拠:新iPhone発表前の“端境期”で現行二次流通の買い手が残り、年始のピークには届かないが、7~8月以降の下落局面を前に相対的に高値。 - キャパシティ別戦略:
・512GB:二次流通で最も底堅く、5月時点でGEO約19,750円、IOSYS約18,200円。大容量プレミアムを活かし優先売却。
・256GB:512GBに次ぐ流動性。1月以降の下落幅は約2,500円。6月までに売却すれば現状水準を維持しやすい。
・64GB:需給逼迫が低く、既に1万円割れリスク大。残存需要のあるうちに早期売却を強く推奨。 - 業者選定:
・IOSYSは常に最高値水準(256GBで1~2千円上乗せ)、ただし在庫状況で買取停止リスク。小まめにオンライン査定をチェックし、在庫余力あるうちに売却。
・短期的には円安進行期を狙うと買取上限が若干上昇する可能性あり(為替連動性を業者に確認)。
以上のデータ・時事観測から、iPhone XSは「年始一時ピーク後の下落フェーズ」に突入しており、特に64GBモデルは需給悪化が顕著です。新モデル発表前の“端境期”を逃さず、6月中旬までに512GB→256GB→64GBの順で売却することを強く推奨します。