iPhone XS 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月26日
iPhone XSの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone XS
発売日2018-09-21
ストレージ64GB / 256GB / 512GB
カラースペースグレー / ゴールド / シルバー
ディスプレイ5.8インチ
OSiOS 12
コネクタLightning
モデル番号3D922J/A / MT962LL/A / MT972LL/A / MT992LL/A / MT9A2LL/A / MT9G2LL/A / MT9K2LL/A / MTA22J/A / MTAN2J/A / MTAW2J/A / MTAX2J/A / MTAY2J/A / MTE02J/A / MTE12J/A / MTE22J/A / MTE32J/A / MTE42J/A / MTE52J/A / NTAW2J/A / NTAY2J/A / NTE02J/A / NTE12J/A / NTE22J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2024年12月~2025年6月)におけるiPhone XS(64GB/256GB/512GB)の買取平均価格を見ると、1月上旬にIOSYSで256GBが21,096円、512GBが22,776円とピークを付け、その後緩やかに低下。GEOは256GBが約16,971円で安定していたが、3月下旬以降に14,811円まで下落。512GBはGEOで約20,674円を維持するも、6月16日週に14,001円へ急落。64GBはもっとも早く、GEOで13,156円→9,090円へと30%以上の下落。
  • 販売店別では、IOSYS>GEO>JANPARAの順で平均価格が高く、最大で1.5倍以上の乖離。モデル(容量)別でも需給バランスの影響が顕著。

■価格変動要因

  1. 新機種シフト(iPhone 15発売/iPhone 16発表予告)
    ‐ 2024年9月のiPhone 15発売後、上位モデルへの買い替え需要でXSは“古参モデル”扱いとなり、1~3月にかけてGEOの256GBが16,971円→15,559円、512GBも20,674円→18,951円へ減少(2025年1月~2月データ)。
  2. WWDC ’25でのOSサポート見直しリスク
    ‐ 2025年6月初旬、AppleがiOS 19以降でXSサポート終了を示唆した報道を受け、6月16日週にGEOの512GBが20,674円→14,001円(‐32%)へ急落。サポート終了がセカンド市場価値を根底から揺らした。
  3. 為替・外部経済要因
    ‐ 2025年初頭の円安(1USD≈160円ピーク)で新型iPhoneの実質価格上昇。旧機種の需要が一時的に底支えされ、JANPARAの256GBが1月~5月にかけて約15,760円で横ばい(在庫消化タイミングで需給均衡)。

■今後の予測

  • iOSサポート完全終了(秋発表見込み)に向けて、7~9月にかけて全容量でさらに10~20%下落し、256GBが12,000円前後、512GBが15,000円前後に落ち着く見込み。
  • ただし年末の円高転換シナリオ(1USD≈130円想定)が実現すれば、一時的に中古新規参入買いが入り、5%程度のショートリバウンドも期待可能。
  • 競合Android旧世代(Galaxy S10など)が同様のサポート終了局面を迎える7~8月に需給逼迫が起きると、古いiPhoneの相対的優位性から下げ止まりや小反発が起こる可能性。

■売却タイミングの提案

  • 512GBモデル:WWDC前(7月上旬)までにIOSYSで売却。21,000円台を狙えた1月ほどの水準は戻らないが、6月急落後の一時的な底値反発(約17,800円想定)が得られる可能性が高い。
  • 256GBモデル:8月下旬~9月上旬の円高ピークを狙う。GEO平均で13,000円前後へ下落後、円高要因で14,000円台に回復するタイミングが最も有利。
  • 64GBモデル:メーカーサポート終了リスクが最も顕著で、早期売却が基本。6月中の下落局面(GEOで9,090円)を過ぎると底打ちする見込みが薄いため、7月中旬までにJANPARAのキャンペーン利用で売却(13,500円前後を確保)を推奨。

【なぜそう考えるか】
‐ iOSサポート期限の発表(WWDC ’25)が実需と価格に直結するため、情報解禁前後の需給変動を捉えやすい。
‐ 為替動向は新旧モデル買い替えの経済的ハードルを上下させるため、中古価格に直接波及。
‐ 実データでは、「サポート終了リスク情報」が出た週のGEO512GB価格が32%下落と市場が瞬間反応しており、他容量/他店の動きを見ることで次の底値・戻り値を予測可能。