iPhone XR 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年8月19日
iPhone XRの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone XR
発売日2018-10-26
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラーホワイト / イエロー / ブラック / プロダクトレッド / コーラル / ブルー
ディスプレイ6.1インチ
OSiOS 12
コネクタLightning
モデル番号3D836J/A / 3D838J/A / FT082J/A / MH6U3J/A / MH6V3J/A / MH6W3J/A / MH6X3J/A / MH6Y3J/A / MH703J/A / MH7T3J/A / MH7U3J/A / MH7V3J/A / MH7W3J/A / MH7X3J/A / MH7Y3J/A / MRYE2X/A / MRYF2X/A / MRYT2J/A / MT002J/A / MT022LL/A / MT032J/A / MT062J/A / MT082J/A / MT0A2J/A / MT0E2J/A / MT0G2J/A / MT0J2J/A / MT0N2J/A / MT0Q2J/A / MT0T2J/A / MT0U2J/A / MT0V2J/A / MT0W2J/A / MT0X2J/A / MT0Y2J/A / MT102J/A / MT112J/A / MT122LL/A / MT472LL/A / NT002J/A / NT062J/A / NT0A2J/A / NT0J2J/A / NT0V2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 2025年2月~8月のGEO買取平均(128GB)は約16,600円→約10,800円と35%超の急落。一方IOSYSは約13,500円前後、JANPARAは約12,800円前後で比較的安定(出典:週次JSONデータ)。
  • 特に5月以降、GEOで128・256GBモデルが大きく値を下げ、最安では8月に約10,800円(128GB)、約12,400円(256GB)に。IOSYSも4月末の約14,600円(128GB)をピークに下落傾向。
  • 64GBモデルは最も下落が顕著で、GEOでは2月の約13,500円→8月の約9,800円(27%減)、JANPARAは一貫して約11,300円→約10,600円と緩やか。
  • 値崩れの一因は「iPhone XR」の世代(2018年発売、A12搭載)によるOSサポート終了間近感と、新型機(iPhone 16/SE4)への買い替え集中 – 需要減少による中古在庫過多が背景。

■価格変動要因

  1. OSサポート切れ観測
  • 6月のWWDCで次期iOS19発表予定。A12搭載のXRはβ対象外とのリーク(業界報道)により「あと数回のメジャーアップデートで終了」と買い替え判断を加速。
  • 根拠:JSONでIOSYSが4月末に一時的に買い取り値上げ(128GB約14,600円)→6月以降下落(約13,700円)と、サポート切れ懸念後に需給悪化。
  1. 為替・新製品価格誘導
  • 円安進行(1USD=150円台)で新品iPhone値上げ報道(5月発売のiPhone SE4)は中古XRへの駆け込み需要発生も限定的。高ストレージ(256GB)は上位ユーザーが新機種を見送り、値崩れ緩和(GEO256GBは2月約18,900円→8月約12,500円で35%減少/128GBは35%超)に。
  • 根拠:GEO256GBモデルの下落幅が128GBと同等かやや緩い点。
  1. 競合機種の台頭
  • 同時期にAndroidハイエンド機(Galaxy S24)がモデルチェンジ。国内キャリア下取り強化で低価格帯スマホへ需要が分散し、XRの中古需要が減少。
  • 根拠:JANPARAが半年中ほぼ横ばいで動かず、下げ渋りが弱い点。販路を限定するJANPARAでは競合影響を吸収。

■今後の予測

  • 8~12月にかけ「iOS19正式リリース後」の売却集中&サポート切れ影響でさらに2~5%下落、特に64GBは9,000円を割り込む可能性。
  • 年末商戦で一時的な買い取り値の小反発はあるものの(旧モデル買い取りキャンペーン)、半年間で11,000~13,000円水準(128GB)で底打ち感。256GBは12,000~14,000円帯、64GBは9,000~10,500円帯で推移。
  • 外部要因:
    ・為替が安定(1USD=140円台)に戻れば、新品価格抑制が中古需要を一部維持。
    ・中国シャオミなどの廉価機攻勢で中古XRのプレミア感は希薄化。

■売却タイミングの提案

  • “高値山”を捉えるならiOS19発表直前(5月中旬~6月上旬)が最適。GEO128GBは5月12日週で約14,220円と半年中の底値割れ前のピーク。
  • ストレージ別戦略:
    ・64GBモデル:下落幅最大、早期売却推奨(~5月末)。8月以降は9,000円前後に沈むため、今売れば1万円前後で手堅く回収可能。
    ・128GB/256GBモデル:サポート切れ前の5~6月に売却。特にGEOで最大2,500円超の差が出た4月末~5月初旬を狙う。IOSYS・JANPARAは変動幅が小さいため、買取保証やポイントアップキャンペーン実施店を活用し総還元額で比較。
  • キャリア下取り併用:新iPhone購入とセットで還元率アップを狙うなら、端末買取よりキャリア下取りの割引ポイントを加味。中古業者への単独売却は「6月第一週」(iOS19公表前)が最も有利。