iPhone XR 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年7月2日
iPhone XRの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone XR
発売日2018-10-26
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラーホワイト / イエロー / ブラック / プロダクトレッド / コーラル / ブルー
ディスプレイ6.1インチ
OSiOS 12
コネクタLightning
モデル番号3D836J/A / 3D838J/A / FT082J/A / MH6U3J/A / MH6V3J/A / MH6W3J/A / MH6X3J/A / MH6Y3J/A / MH703J/A / MH7T3J/A / MH7U3J/A / MH7V3J/A / MH7W3J/A / MH7X3J/A / MH7Y3J/A / MRYE2X/A / MRYF2X/A / MRYT2J/A / MT002J/A / MT022LL/A / MT032J/A / MT062J/A / MT082J/A / MT0A2J/A / MT0E2J/A / MT0G2J/A / MT0J2J/A / MT0N2J/A / MT0Q2J/A / MT0T2J/A / MT0U2J/A / MT0V2J/A / MT0W2J/A / MT0X2J/A / MT0Y2J/A / MT102J/A / MT112J/A / MT122LL/A / MT472LL/A / NT002J/A / NT062J/A / NT0A2J/A / NT0J2J/A / NT0V2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2024年12月末~2025年6月末)、iPhone XR中古買取価格は「初頭のピーク→2~3月の底打ち→4月以降の横ばい→6月中旬の再下落」という三相推移を描いている。
    • 例:GEO調査の128GBは1月上旬約16.6千円→3月末同約15.5千円→5月初頭約15.5千円→6月16日約12.7千円(約23%下落)。
  • データソース別では、GEO・IOSYSが同業界平均の前後を行き来するのに対し、JANPARAは常に1.2~2.5千円ほど低い水準で安定。供給過多時にはJANPARAが最も影響を受けやすい。
  • 容量別では256GB>128GB>64GBの順に価格が高く、256GBは他容量に比べて2千~3千円のプレミアムが乗る状況が継続。

■価格変動要因

  1. 新モデル発表サイクルの影響
    • 根拠:「iPhone 15/15 Plus/Pro」シリーズの2023年9月発表以降、旧世代XRはコンテンツ消費用途にしか見劣りしなくなり、2025年9月に噂される「iPhone 16」発表前に保有者の売り圧が高まっている。
  2. OSサポート継続による需給バランス変化
    • 根拠:iOS17(2023年秋)、iOS18(2024年秋)対応を続けることで、「最新機能を享受しつつ、コストを抑えたい」層が一時的にXR市場に残留。ただ、サポート後期(iOS19リリース前年)には急速に新機種志向に移行。
  3. 為替(円安)の二重作用
    • 根拠:2024年後半からの円安進行で海外からの並行輸入品増加→国内中古流通量が増え、底値が押し下げられる一方、国内ユーザーの新機種購入意欲を刺激し、下取りに回されるXRも増加(需給過剰→買取価格下落)。
  4. 競合ミッドレンジAndroidの台頭
    • 根拠:Google Pixel 6a/7a、Xiaomi Redmi Note 12など、5万円前後帯ミドル機の性能向上と販路強化で、「使い捨て感覚で買い替えやすい」Android機にシフト。XRの中古需要を奪い、市場流通在庫を増やして価格を押し下げ。

■今後の予測

  • 2025年夏~秋(iPhone 16発表前後)に再度ピークからの大幅下落局面が訪れる見込み。過去のXR前世代(iPhone 8/XS)の価格推移を参照すると、新機種発表月の前後3ヶ月で20~30%下落。
  • 為替は円安一服が予想されるものの、過去5年間の傾向から大幅回復は期待薄。中古品への追加コスト転嫁はほぼ終息し、需給要因が価格を左右。
  • OSサポート期限(iOS19~20リリース想定)の2026年秋以降は、さらにリセールバリューが低下するため、現在の「サポート継続+ミドルレンジ需要」のラストチャンスと考えられる。

■売却タイミングの提案

  1. 2025年6~8月中の売却を推奨
    • 根拠:データ上、6月中旬まで価格は底堅く推移(GEO 128GB:12.7千円、256GB:14.6千円)。8月以降は「iPhone 16前哨戦の売り」が本格化し、市場価格がさらに下落する。
  2. キャパシティ別の狙い目
    • 256GBモデル:2千~3千円上乗せのプレミアムがつくため、在庫希少性を活かして早期に手放すと高利益確保。
    • 64GBモデル:価格変動幅が大きく、6月以降は約8~10千円台で底固め。流動性を優先するなら128GBを選ぶ方が堅実。
  3. データソースの使い分け
    • 高値売却を狙うならGEO・IOSYSへの持ち込みを優先。JANPARAは常に低水準のため、駆け込み需要が見込める直前(7月初旬まで)に一斉に複数店へ見積もり依頼。
  4. 梱包・付属品の完備で+α狙い
    • 根拠:業者間の「MIN_PRICE~MAX_PRICE」の開きが2万円超(例:IOSYS 256GBでは7千円~2.4万円)あるため、状態良好・付属品完備で上限近辺を狙う。

以上の示唆を踏まえ、サポート後期かつ新機種発表前の「今」が、iPhone XR売却の最適タイミングと判断できます。