iPhone XR 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月9日
iPhone XRの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone XR |
---|---|
発売日 | 2018-10-26 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | ホワイト / イエロー / ブラック / プロダクトレッド / コーラル / ブルー |
ディスプレイ | 6.1インチ |
OS | iOS 12 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3D836J/A / 3D838J/A / FT082J/A / MH6U3J/A / MH6V3J/A / MH6W3J/A / MH6X3J/A / MH6Y3J/A / MH703J/A / MH7T3J/A / MH7U3J/A / MH7V3J/A / MH7W3J/A / MH7X3J/A / MH7Y3J/A / MRYE2X/A / MRYF2X/A / MRYT2J/A / MT002J/A / MT022LL/A / MT032J/A / MT062J/A / MT082J/A / MT0A2J/A / MT0E2J/A / MT0G2J/A / MT0J2J/A / MT0N2J/A / MT0Q2J/A / MT0T2J/A / MT0U2J/A / MT0V2J/A / MT0W2J/A / MT0X2J/A / MT0Y2J/A / MT102J/A / MT112J/A / MT122LL/A / MT472LL/A / NT002J/A / NT062J/A / NT0A2J/A / NT0J2J/A / NT0V2J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2024年12月~2025年6月)のGEOデータを見ると、iPhone XR 128GBの平均買取価格は18,163円→15,512円(▲2,651円・約15%下落)、256GBは21,137円→18,514円(▲2,623円・約12%下落)、64GBは13,549円→12,273円(▲1,276円・約9%下落)。1~2月にかけて一度底打ちした後、5月中旬に再度下落に転じている点が特徴的。
- IOSYSの128GBは1月末に17,382円→2月第1週に13,222円へ大幅下落(▲24%)するも、春商戦で14,000円台まで回復。JANPARAは半年通じて最も安定しつつ低い(約12,000~13,000円)水準で推移。
- 価格帯別に見ると、上位業者(GEO・IOSYS)で競争→在庫放出の動きが価格変動を主導。一方、JANPARAは最底値帯のまま動かず、業者間の買取格差が顕著。
■価格変動要因
新モデル(iPhone SE第4世代)発売観測
- 根拠:複数報道で「2025年春発表説」が囁かれ、ミッドレンジ購入層がSEへシフト。
- 影響:2月第1週のIOSYS大幅下落(128GB:1/27→2/3で17,118円→13,222円)と、GEOの2月~3月の底打ちレンジ(128GB12,420~15,592円)に符合。売却在庫急増による需給悪化と推察。為替動向
- 根拠:2024年末から2025年2月にかけて円高基調(USD/JPY150円台→140円割れ)に。
- 影響:新品iPhone輸入コスト低減で新型価格上昇抑制、中古需要の相対的魅力低下。GEOの128GBが3月以降横ばい→5月再下落(15,512円→14,220円)を後押し。在庫調整・業者間競争
- 根拠:JANPARAの価格安定(128GB:12,055円前後)と対照的に、GEO・IOSYSが相次ぐ価格調整。
- 影響:年末~年始(12月~1月)にかけて高値維持後、一斉に値を崩した背景には、年明け商戦の新型予約需要獲得競争と在庫一掃狙いがあると考えられる。
■今後の予測
- iOSサポート切れリスク:2025年秋発表予定のiOS 18でサポート継続機種から外れる可能性が高く、サポート切れ発表後には128GBで1.2万円台、256GBで1.6万円台へ下落加速(過去モデルのサポート切れ時の下落率20~30%を参照)。
- 為替安定(135円前後)の継続:新型の価格上昇余地を抑制し、中古の底堅さは維持。ただしSE第4世代発売後2~3ヵ月はXRからの乗り換え在庫が増え、一時的に価格下振れの可能性。
- Apple公式買取プログラム強化(2025年6月以降実施観測):公式回収増→業者向け流通量減少が見込まれ、中古市場の需給バランスが改善(価格底堅化)する可能性も。
■売却タイミングの提案
- 最も高値を狙うなら「SE第4世代正式発表前の2025年3月中旬まで」
- 根拠:3月第3週までGEO128GBは15,592円前後をキープ(3/17まで)、その後5月に向け下落トレンド再開。 - iOS 18発表前の夏(7月)までにタイミングを決める
- 根拠:OSサポート切れ情報出ると二次下落が想定され、発表前なら現状レンジ(GEO128GB:14,220~15,512円)を維持。 - 売却先は「業者間比較で見劣りしないGEOまたはIOSYS」
- 根拠:GEOは最低価格の下限が高く(64GBでも9,600円→12,272円を維持)、IOSYSは高値更新の余地がある。一方JANPARAは最底値に近く、売却効率が悪い。 - 付属品・外観コンディションを完備・良好に保つ
- 根拠:上位業者は状態ランク評価が厳しく、Aランク・付属品完備であればGEO128GBで+1,000~2,000円上積み可能。
以上を総合すると、「iPhone XR」を高値で手放すポイントは、春の新モデル発表前の今~3月中旬、もしくはiOS 18情報公開前の夏前まで。売却先はGEOかIOSYSを狙い、端末状態を維持することで最大値益を確保できます。