iPhone XR 週次買取動向レポート
デバイス基本情報
モデル | iPhone XR |
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発売日 | 2018-10-26 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | ホワイト / イエロー / ブラック / プロダクトレッド / コーラル / ブルー |
ディスプレイ | 6.1インチ |
OS | iOS 12 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3D836J/A / 3D838J/A / FT082J/A / MH6U3J/A / MH6V3J/A / MH6W3J/A / MH6X3J/A / MH6Y3J/A / MH703J/A / MH7T3J/A / MH7U3J/A / MH7V3J/A / MH7W3J/A / MH7X3J/A / MH7Y3J/A / MRYE2X/A / MRYF2X/A / MRYT2J/A / MT002J/A / MT022LL/A / MT032J/A / MT062J/A / MT082J/A / MT0A2J/A / MT0E2J/A / MT0G2J/A / MT0J2J/A / MT0N2J/A / MT0Q2J/A / MT0T2J/A / MT0U2J/A / MT0V2J/A / MT0W2J/A / MT0X2J/A / MT0Y2J/A / MT102J/A / MT112J/A / MT122LL/A / MT472LL/A / NT002J/A / NT062J/A / NT0A2J/A / NT0J2J/A / NT0V2J/A |
過去半年間の買取価格推移
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2024年11月~2025年5月)の中古買取価格は、128GBモデルでGEO平均約18,100円→約15,500円、256GBで約21,100円→約18,500円、64GBで約13,500円→約12,200円と、いずれも年末商戦ピーク(11~12月)から春先にかけて二割前後下落。4月以降はほぼ横ばいで底打ち感。
(根拠:GEO・IOSYS・JANPARA各社週次データ) - 価格帯ごとに見ると、業者最高値を取るGEOと、安値帯のJANPARA間で4,000~8,000円の開きがあり、買取店選びでリターンに大きな差。
- iPhone XRは2018年発売のA12 Bionic搭載ミドルフラッグシップ。Face ID/6.1インチLCD搭載で当時人気だったが世代交代が進み、SE(第3世代)や12~13シリーズなど競合機種の中古在庫増加が価格に反映。
■価格変動要因
1)季節商戦の反動
– 11~12月のブラックフライデー・ボーナス商戦で需要増加→高値維持。
– 1月以降は年末在庫放出・需要減→1~3月で二割下落。
(根拠:11/18週のGEO 128GB平均18,090円→1/13週15,407円)
2)競合機種・OSサポート切れ見通し
– 「iPhone SE(第3世代)」(2022年発売、A15搭載)や12/13シリーズ中古の流通拡大で、XRの相対的魅力低下。
– Appleは秋にiOS 18を発表見込み。XRはiOS 17対応が最終となる可能性が高く、「最新OS非対応リスク」で売り圧力増。
3)為替/貿易環境
– 冬場の円安進行(1USD≈150円台)で輸入端末コスト上昇→買取相場想定より下落抑制も、円高転換局面(130~140円台)では中古流入増・価格抑制。
(根拠:2024冬のドル円為替推移、買取店仕入原価の公開事例)
■今後の予測
- 夏前(6月頃)まで:iOS 18ベータ公開前の駆け込み売却高で現状底値圏を維持→横ばい~微下落。
- 9月新型iPhone発表後~年末:需要が最新モデルに移行し、XRの中古在庫過多で大きく下落する可能性(128GBで1.3万円台、64GB1.1万円台を試算)。
- 為替面では、仮に秋まで円高基調が続けば、底値圏からの戻りは限定的。
■売却タイミングの提案
1)最適期:2025年5月下旬まで
– iOS 18正式発表(6月想定)前に「最後の高値水準」を捉える。
– 直近数週間の横ばい(128GB:15,500円前後、256GB:18,500円前後)を「底堅い水準」と判断し、このタイミングで売却。
2)容量別戦略:
– 256GBモデル:最高値水準が約2万円と収益性高いため優先売却。
– 64GBモデル:相場下支えが最も早いため、4月~5月のうちに売り抜け推奨(JANPARAでは11,300円前後)。
3)店選び/条件交渉:
– GEOや大手買取チェーンは相場の上限付近を提示しやすい(GEO 128GB:最大19,200円、JANPARA同容量:最大19,000円)。
– キャッシュバックやオンライン査定+店頭持込キャンペーンを併用し、実質買取単価を+1,000~2,000円引き上げる。
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以上の分析から、iPhone XRは「春先の底値圏を捉えつつ、iOSサポート終了リスクが表面化する前の5月中の売却」が最も有利と考えられます。今後9月以降の下落幅拡大を避け、容量別に高単価モデルから優先的に売り切る戦略をおすすめします。