iPhone XR 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月2日
iPhone XRの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone XR
発売日2018-10-26
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラーホワイト / イエロー / ブラック / プロダクトレッド / コーラル / ブルー
ディスプレイ6.1インチ
OSiOS 12
コネクタLightning
モデル番号3D836J/A / 3D838J/A / FT082J/A / MH6U3J/A / MH6V3J/A / MH6W3J/A / MH6X3J/A / MH6Y3J/A / MH703J/A / MH7T3J/A / MH7U3J/A / MH7V3J/A / MH7W3J/A / MH7X3J/A / MH7Y3J/A / MRYE2X/A / MRYF2X/A / MRYT2J/A / MT002J/A / MT022LL/A / MT032J/A / MT062J/A / MT082J/A / MT0A2J/A / MT0E2J/A / MT0G2J/A / MT0J2J/A / MT0N2J/A / MT0Q2J/A / MT0T2J/A / MT0U2J/A / MT0V2J/A / MT0W2J/A / MT0X2J/A / MT0Y2J/A / MT102J/A / MT112J/A / MT122LL/A / MT472LL/A / NT002J/A / NT062J/A / NT0A2J/A / NT0J2J/A / NT0V2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2024年12月〜2025年6月)で、iPhone XR(128GBモデル)の全国チェーン最大手GEOにおける平均買取価格は約18,160円(12月)→約15,510円(4~6月)と約15%下落。256GBも21,137円→18,514円へ約12%の下落傾向。64GBは13,550円→約12,000円で横ばい~微減(データ:GEO)。
  • チェーンごとに価格帯が分断。GEOは高め水準を維持、IOSYSは波ありつつGEOに追随、JANPARAは他社比で常に2,000~3,000円安い安定レンジ。
  • 年末商戦(12月)と年度末(3月)に底打ち→わずかに反転、年度初め(1月)に大きく下落という季節性。

■価格変動要因

  1. 新製品・OSサポート期の節目感

    • 「iPhone 16」シリーズ発表(9月)が市場の基準を更新すると、旧モデル需要のピークが年末商戦直前に終息する(12月高値)。直後の1月には在庫調整と廉価モデル(iPhone SE第4世代が3月発表、廉価競合増)への乗り換えで下落(GEO 128GB:12/2週18,163円→1/13週15,407円)。
    • WWDC(6月)で次期iOS19対応機種の線引きが噂され、サポート切れリスクが台頭すると、ユーザーが早期売却を検討し需給が増える恐れ。
  2. 為替・マクロ環境

    • 2025年前半の円安進行は新品価格を押し上げ、中古にシフトする層を拡大。1~2月にかけての円安観測強まりで一時中古価格がGEO/IOSYSともに2月中旬に小幅反発(GEO 128GB:2/17週16,592円→2/24週16,592円横ばい→3月下旬反転)。
  3. 世代間の競合激化

    • iPhone 11/12が中古市場に大量投入され、XRの相対的魅力が低下。特にカメラ性能・有機EL搭載モデルの浸透で「XRの液晶・シングルカメラ」という古さが値崩れ圧力に(IOSYS 256GB:12月21,137円→5月中旬15,087円)。
    • Androidミドル(Pixel 8a、Galaxy A55 など)の高スペック廉価化で、XRのA12チップ・LCDパネル仕様が割高感を伴う。

■今後の予測

  • 夏以降(6月WWDC~9月新型発表まで)は「次期iOS非対応リスク」の報道→売り急ぎ増→価格は5~10%程度下落圧力。特に64GBモデルはサポート切れ印象が強まるため、現在12,000円台から11,000円割れも想定(GEO 64GB:6/2週9,810円でも最低価格は7,920円)。
  • 9月新作発表後は買い替え需要の在庫放出がピークを迎え、大幅値崩れ。128GB・256GBともに平均15,000円→12,000円、18,500円→15,000円程度に落ち込む可能性。
  • 為替の円高転換があれば、相対的に新品価格抑制→中古への流入減少→下落幅緩和。ただし本社価格設定の微調整タイムラグあり。

■売却タイミングの提案

  • 最優先:6月中旬までに売却
    ・根拠①:WWDCでiOS19サポート対象外の可能性が報じられるタイミングで「早期手放し」増→需給過多、価格下落(過去データ:2月WWDC前後に僅かな供給増加でIOSYSが128GBを1,326円下げ)。
    ・根拠②:7~8月にかけて夏商戦需要は限定的。9月以降は新型発表による放出ピークでさらに暴落。
  • やむを得ず夏以降に売るなら:
    ・キャリア・家電量販店の下取りキャンペーン(新型予約特典)を併用し、現金買取よりも高価換算(+2,000~3,000円相当のポイント)を狙う。
    ・64GBモデルは需要弾力が弱いため、128GB以上を優先。128GBは1,000~2,000円程度のプラス差が付く傾向(GEOとJANPARA差)。

以上を踏まえ、iPhone XRは「サポート末期」に向けて最大下落局面を迎える前の“6月前半”売却が最も有利と判断します。