iPhone XR 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年7月8日
iPhone XRの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone XR |
---|---|
発売日 | 2018-10-26 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | ホワイト / イエロー / ブラック / プロダクトレッド / コーラル / ブルー |
ディスプレイ | 6.1インチ |
OS | iOS 12 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3D836J/A / 3D838J/A / FT082J/A / MH6U3J/A / MH6V3J/A / MH6W3J/A / MH6X3J/A / MH6Y3J/A / MH703J/A / MH7T3J/A / MH7U3J/A / MH7V3J/A / MH7W3J/A / MH7X3J/A / MH7Y3J/A / MRYE2X/A / MRYF2X/A / MRYT2J/A / MT002J/A / MT022LL/A / MT032J/A / MT062J/A / MT082J/A / MT0A2J/A / MT0E2J/A / MT0G2J/A / MT0J2J/A / MT0N2J/A / MT0Q2J/A / MT0T2J/A / MT0U2J/A / MT0V2J/A / MT0W2J/A / MT0X2J/A / MT0Y2J/A / MT102J/A / MT112J/A / MT122LL/A / MT472LL/A / NT002J/A / NT062J/A / NT0A2J/A / NT0J2J/A / NT0V2J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2025-01~07)における中古iPhone XRの価格(128GB、GEOデータ)は、年初16593円(2/17週)をピークに、4~5月は約15500円で横ばい、6月以降は下落基調に転じ、7/7週で約11045円まで低下。64GB・256GBも同様にピーク後にじわり値下がり(GEO 64GB:2/17週 13549円→7/7週 10033円、256GB:18977円→13741円)。
- 価格のばらつきは業者間で大きく(MAX-MINレンジ5,000~13,000円超)、売り手が業者選びで5,000円以上の差益を狙える状況。
- 市場全体はiPhone XRの位置付け(2018年発売、A12搭載のミドルハイ機)から「エントリーからミドル層向け」のレンジを維持しつつ、後継機・競合モデルの移行に伴う需給調整が進行中。
■価格変動要因
新学期・春商戦(1~2月)の学生需要増
‒ 根拠:2/17週の128GBが年初来最高16593円に達し、その後急落しない点。
‒ 解析:新学期用に「手頃な6.1インチ機」を狙う学生・ライトユーザーが2月上旬に買い増し。iOSアップデート予告(WWDC 6月)による“サポート末期”懸念
‒ 根拠:6/9週~7/7週で128GBが約14220円→11045円と18%超下落。
‒ 解析:iOS 18ベータ公開後、「XRは最新機能制限」「次期OSサポート長期化に不安」との声がSNSで拡散し、売り急ぎが進行。円相場の変動(1ドル=145円前後の円安)
‒ 根拠:2025年1月末以降、円安進行によりApple正規新品価格が海外に比べ割高感、相対的に中古需要が底堅く推移(GEOとIOSYSの最低価格水準が大崩れせず)。
‒ 解析:新品が高い→中古に需要がシフト。円相場が安定・少しでも戻せば中古価格の下支え要因に。競合機種の供給増加(iPhone SE第3世代、12/13シリーズ廉価版)
‒ 根拠:JANPARAの平均価格がほぼ横ばい=業者間在庫過多で“買い取り価格抑制”が継続。
‒ 解析:同等性能で小型or有機EL機が並行で流通し、XR独自の優位点(バッテリー・画面サイズのみ)以外では価格競争力が低下。
■今後の予測
- 秋モデル(iPhone 17)発表前(8月末まで):iOS18正式リリース特需で短期的な底打ち反発(+5~10%)の可能性。
‒ 根拠:過去iOS大幅アップデート後に一部機種が一時的に下取り需要増加した事例。 - 発表直後~年末に掛けては「次世代機待ち」の売り控えが主流化し、128GBは1万円割れ、64GBは8千円前後に落ち込む懸念大。
- 円安が大幅進行しない限り、中古需要全体は低迷継続。2026年に向けてサポート終了リスクもあり、長期的には更に値を下げる見込み。
■売却タイミングの提案
- 「7~8月初旬」の“iOS18正式リリース後/iPhone 17発表直前”を狙う
‒ 理由:iOSアップデート需要で一時的な買い取り強化が予想されるため。128GBで現状の11000円→12000円台、256GBも14000円台に回復見込み。 - 学生需要再燃の「12月~1月」(次学期商戦)も狙い目
‒ 理由:新学期ニーズで再度のピーク到来が過去2年のデータから示唆される。1月中旬に売却すれば、128GBで14000円超、64GBで10000円前後を維持可能。 - 業者選びは「GEO>IOSYS>JANPARA」の順で見積もりを比較
‒ 根拠:GEOの平均買取価格が常に他社より1000~3000円高く推移。複数業者でバンドル査定を受け、最高値提示業者での売却を推奨。
以上の示唆を踏まえ、iPhone XRの売却は「夏のiOS18特需タイミングを逃さず」、かつ「業者間の価格競合を最大限活用」する戦略が最も利益を引き上げると考えられます。