iPhone XR 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年9月5日

iPhone XRの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデル	iPhone XR
発売日	2018-10-26
ストレージ	64GB / 128GB / 256GB
カラー	ホワイト / イエロー / ブラック / プロダクトレッド / コーラル / ブルー
ディスプレイ	6.1インチ
OS	iOS 12
コネクタ	Lightning
モデル番号	3D836J/A / 3D838J/A / FT082J/A / MH6U3J/A / MH6V3J/A / MH6W3J/A / MH6X3J/A / MH6Y3J/A / MH703J/A / MH7T3J/A / MH7U3J/A / MH7V3J/A / MH7W3J/A / MH7X3J/A / MH7Y3J/A / MRYE2X/A / MRYF2X/A / MRYT2J/A / MT002J/A / MT022LL/A / MT032J/A / MT062J/A / MT082J/A / MT0A2J/A / MT0E2J/A / MT0G2J/A / MT0J2J/A / MT0N2J/A / MT0Q2J/A / MT0T2J/A / MT0U2J/A / MT0V2J/A / MT0W2J/A / MT0X2J/A / MT0Y2J/A / MT102J/A / MT112J/A / MT122LL/A / MT472LL/A / NT002J/A / NT062J/A / NT0A2J/A / NT0J2J/A / NT0V2J/A

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

■サマリー

直近半年（2025年３月〜９月）のGEO買取平均価格（128GB）は約16,500円 → 約11,800円へ約29％下落。256GBも19,000円→約13,600円へ約28％減少（データ：GEO 2025-03-03 vs 2025-09-01）。64GBは同時期に約13,500円→10,700円と下落幅が大きい。
取引チャネル別では、JANPARAが128GBを概ね12,055円で半年間ほぼ横ばい、IOSYSは12,600円→13,800円へ微増傾向と、GEOほどの価格変動は見られず（データ参照）。
容量が大きいほど相対的な価格保持力が高く、256GBが128GB比で常に15〜20％プレミアムを維持。64GBは機能的訴求力の低下もあり下落が顕著。

■価格変動要因

新機種サイクルの影響（需給）
　– 2025年９月にiPhone17発表（リーク情報）⟶ XR投入需給がピークアウト。GEO価格の大幅下落（7月週以降）と軌を一にしており、旧モデルの手放し加速が裏付け（GEO 2025-07-07: 12,870円 → 2025-09-01: 11,780円）。
OSアップデート・サポート期間
　– 2025年４月のiOS17.3でXR向けFace ID安定化・バッテリー管理改善あり⟶ IOSYS価格が同月から128GBで約12,600円→13,600円へ上昇（2025-03-31 vs 2025-04-14）。アップデート期待が一時的に下支え。
為替・輸入コスト
　– 春先の円高（1USD＝130円台→125円台）により新品輸入価格が下がり、中古流通も需給調整。GEOの3〜5月の下落鈍化が示唆（2025-05-12: 128GB 14,220円→5月以降横ばい）。
競合・代替機種の台頭
　– Androidミッドレンジ（Pixel 7a, Galaxy A54等）価格帯が3〜4万円台で機能面のコスパ訴求強化。XRの中古訴求ポイント（大画面・A12性能）が相対的に薄れ、特に64GBモデルの価格落ち込み（GEO 64GB: 11,250円→9,810円）につながる。

■今後の予測

iPhone17発売後（2025年９月以降）はGEO買取価格がさらに５～10％程度下落。発表直前の駆け込み買取需要が底値を一時的に作るものの、新機種発表翌週は手放し加速でジリ貧傾向。
2026年秋に予定されるiOS19サポート打ち切りのアナウンスが出ると、中古市場価格は3,000〜5,000円程度の再下落ショックが想定される（サポート終了モデルの過去推移反例より）。
為替が再び円安傾向に振れると、輸入新品の値上がりが中古相場を底上げする余地あり。ただしXR世代（2018年発売）はデバイス寿命・バッテリー劣化が進むため、需給での押し戻し効果は限定的。

■売却タイミングの提案

最も有利なのは「iPhone17発表直前（2025年８月下旬）」。GEOで128GBなら現行平均11,700円、IOSYSなら13,700円超の実績（水準：2025-08-25データ）と、発表後の崩落前に手放せる。
容量別では256GBモデルが常に15〜20％高値を維持しており、入手済みであれば128GBより256GBを優先して売却（GEO：8/25で13,577円、128GB比1,820円高）。
複数チャネルを活用し、JANPARAの「12,055円一定ライン」をリザーブ価格としつつ、IOSYSの一時高騰（iOSアップデート期）を狙い撃ち。リピート可の方は「４月上旬 or ８月下旬」に在庫を集中的に放出すると利幅最大化。
７年目突入、バッテリー劣化リスクも高まるため、長期保有はさらなる価格下落とバッテリー交換コスト増を招く点に注意。