iPhone XR 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年9月17日
iPhone XRの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone XR
発売日2018-10-26
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラーホワイト / イエロー / ブラック / プロダクトレッド / コーラル / ブルー
ディスプレイ6.1インチ
OSiOS 12
コネクタLightning
モデル番号3D836J/A / 3D838J/A / FT082J/A / MH6U3J/A / MH6V3J/A / MH6W3J/A / MH6X3J/A / MH6Y3J/A / MH703J/A / MH7T3J/A / MH7U3J/A / MH7V3J/A / MH7W3J/A / MH7X3J/A / MH7Y3J/A / MRYE2X/A / MRYF2X/A / MRYT2J/A / MT002J/A / MT022LL/A / MT032J/A / MT062J/A / MT082J/A / MT0A2J/A / MT0E2J/A / MT0G2J/A / MT0J2J/A / MT0N2J/A / MT0Q2J/A / MT0T2J/A / MT0U2J/A / MT0V2J/A / MT0W2J/A / MT0X2J/A / MT0Y2J/A / MT102J/A / MT112J/A / MT122LL/A / MT472LL/A / NT002J/A / NT062J/A / NT0A2J/A / NT0J2J/A / NT0V2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
03-1703-2403-3104-0704-1404-2104-2805-0505-1205-1905-2606-0206-0906-1606-2306-3007-0707-1407-2107-2808-0408-1108-1808-2509-0109-0809-15¥0¥3,500¥7,000¥10,500¥14,000
  • ゲオ
  • イオシス
  • じゃんぱら

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2025年3月~9月)の全国3社平均/128GBモデルは、春先には15,800円(3月中旬・GEO)→5月中旬には14,220円→7月中旬に10,870円へ急落後、9月上旬は11,780円前後で横ばい推移。256GBモデルも同様に18,500円→16,970円→13,150円→13,577円と推移。64GBは13,000円→11,250円→9,740円→10,702円。
    根拠:GEO平均価格推移データ
  • 価格差は、GEO(高値)>IOSYS(中間)>JANPARA(低値)の順。容量が大きいほど下落幅は大きいが、相対的な落ち付きは早い。
  • 2025年9月上旬の価格底打ち感は、「新iPhone 17」発表直前の駆け込み・様子見需要の混在が背景。

■価格変動要因

  1. 新モデル発表サイクル(シーズナリティ)

    • Appleは例年9月に次世代iPhoneを発表。データ上、2025年5月のゴールデンウィーク需要をピークに、7月以降「次世代待ち」の投げ売りが加速し、平均価格が20~30%下落。
    • 根拠:3~5月の緩やかな下落幅に対し、6~7月の急激な下落(128GB:14,220→10,870円/-23.6%)。
  2. OSサポート切れリスク

    • iPhone XR(A12 Bionic、2018年発売)は最新iOS18の対象外と噂(※業界ニュース)。サポート切れが確定すると二次流通価値はさらに減少。
    • 根拠:iOS対応機種除外報道後、7月以降の価格下落に連動。
  3. 為替変動と新機種購買意欲

    • 2025年夏以降、円安進行(1USD=145円前後→150円近辺)の影響で新型iPhoneの本体価格が上昇。対照的に「手軽な型落ちiPhone」需要が堅調化するも、XRはサポートリスクで魅力が限定的。
    • 根拠:8月以降、GEOで底値圏に落ち着きつつも若干のリバウンド(7月→8月:128GB 10,870→11,781円)。
  4. 競合機種の台頭

    • 同時期に発表された「iPhone SE(第4世代)」やAndroidミドルレンジ機の性能向上で、XRの“コスパ訴求力”が低下。
    • 根拠:JANPARAのXR平均価格は他2社に比べ常に-1,500〜2,000円程度。コスト意識の高いユーザーは廉価SEやAndroidへ流出。

■今後の予測

  • 2025年9月中旬の「iPhone 17」発表・発売を機に、XRは再度10~15%程度の下落圧力が強まる見通し。特に256GBモデルは13,577円→11,500円程度まで落ち込む可能性。
    根拠:過去サイクル(iPhone12→11世代発表期)のXR/11の二次市場動向に準拠。
  • 2025年秋以降、円安ピークアウト→新型実質値下げ、旧モデル需要の一時的リバウンドは見込めるが、OSサポート終了確定後(2026年初頭発表予想)には再び急落。
  • 2026年春のiOS19対応機種リスト発表がXRの最終潮時。

■売却タイミングの提案

  • 最も有利:2025年9月上旬~中旬(iPhone17発表前)
    ・根拠:発表直後は「駆け込み需要」+「下取り強化プロモ」により二次市場買取額が底堅い。データでは8/25→9/1の横ばいを維持。
    ・128GBモデル:11,780円、256GB:13,580円付近が現実的天井。
  • 避けるべき時期:2025年10月以降
    ・次世代機発売後の実店舗下取りキャンペーン終了およびOSサポート切れリスク露呈で、買取相場は月間10%前後の下落が想定されるため。
  • 条件:
    1. 美品・バッテリー容量最大(最大劣化10%以下)のモデルを選び、査定前に軽度の汚れ除去を行う。
    2. GEOや大手家電チェーンが開催する「新型iPhone下取り強化キャンペーン」に合わせる。

以上を総合すると、「iPhone XR」は発売から6年目に向かい、9月前倒し売却が最良のタイミング。OSサポート切れ前の“最後の稼ぎ場”を逃さないことが最大の示唆です。