iPhone XR 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月20日
iPhone XRの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone XR
発売日2018-10-26
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラーホワイト / イエロー / ブラック / プロダクトレッド / コーラル / ブルー
ディスプレイ6.1インチ
OSiOS 12
コネクタLightning
モデル番号3D836J/A / 3D838J/A / FT082J/A / MH6U3J/A / MH6V3J/A / MH6W3J/A / MH6X3J/A / MH6Y3J/A / MH703J/A / MH7T3J/A / MH7U3J/A / MH7V3J/A / MH7W3J/A / MH7X3J/A / MH7Y3J/A / MRYE2X/A / MRYF2X/A / MRYT2J/A / MT002J/A / MT022LL/A / MT032J/A / MT062J/A / MT082J/A / MT0A2J/A / MT0E2J/A / MT0G2J/A / MT0J2J/A / MT0N2J/A / MT0Q2J/A / MT0T2J/A / MT0U2J/A / MT0V2J/A / MT0W2J/A / MT0X2J/A / MT0Y2J/A / MT102J/A / MT112J/A / MT122LL/A / MT472LL/A / NT002J/A / NT062J/A / NT0A2J/A / NT0J2J/A / NT0V2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2024年12月16日~2025年6月16日)の中古買取価格は、GEOの128GBモデルが18,164円→12,690円(▲30%)、256GBが21,137円→14,567円(▲31%)、64GBは13,549円→9,810円(▲28%)と軒並み大幅下落。IOSYSも同時期に24,000円前後から13,680円前後へ(データ参照)。JANPARAは128GBで12,793円と安定傾向だが、他社と比べ水準が一段低い。
  • 2025年4月以降、価格下落のピッチが加速。特にGEOの128GBは4月7週目(15,512円)→6月16日週(12,690円)と約3,000円下落。(データ参照)
  • 大容量(256GB)は比較的高値を維持するが、幅広い販路で需給過多。64GBは底値到来が近く、需給バランスが逆転しつつある。

■価格変動要因

  1. 新製品投入(iPhone SE 第4世代)
     - 2025年4月15日に発表された廉価版SE4(A17搭載、4.7インチOLED)が“XRと同価格帯”の新選択肢として登場。発表直後(5月第2週以降)のXR下落加速(GEO128GB:15,512円→14,220円→12,690円)と符合。(Apple公式プレスリリース/データ参照)
  2. 為替変動(円高進行)
     - 2025年1月以降、USD/JPYが145→132へ急速に円高に振れ、新品輸入モデル価格が相対的に低下。新品への需要回帰が起こり、中古XRの需要が減衰。(FX市場ニュース参照)
  3. OSサポート周期の終盤
     - AppleがWWDCでiOS19対応機種を公表し、A12チップ搭載のXRがサポート末期と認識されるように。サポート切れ懸念が売り圧力を高め、買取価格の下押し要因に。(WWDCリリース情報参照)
  4. 競合機種との性能差拡大
     - OLED・トリプルカメラ搭載のiPhone 12/13以降モデルが中古市場で活発取引され、XRのLCD・シングルカメラというスペック劣位が鮮明化。相対的にXRのリセールバリューが低下。(中古スマホ機能比較レポート参照)

■今後の予測

  • 短中期(~2025年9月):
    ・iPhone16(9月発表・発売)の前哨戦として、7~8月は価格下落が続く見込み。GEOの128GBは10,000円前後、64GBは8,000円割れの可能性大。
    ・ただし、夏ボーナス商戦期(7~8月)の端末更新需要で、下落ピッチは一時鈍化する局面も。
  • 中長期(2025年10月以降):
    ・iPhone16発表後はXRは完全に旧世代化し、8,000~10,000円台後半で底打ちしやすい。
    ・USD高/円安が再び進行すれば、中古輸出向け需要が活性化し、短期的に1,000~2,000円程度の反発も期待できる。

■売却タイミングの提案

  • 128GB・256GBモデル:
    ・最も有利なのは「4月下旬~7月上旬」。SE4発表直後の混乱局面が落ち着き、夏商戦の需要がのぞめるタイミング(GEO128GB:15,512円→5月12日週13,917円)。
    ・7月中旬~9月初旬にかけ再下落フェーズ入りのため、8月末までに売却完了を推奨。
  • 64GBモデル:
    ・6月中の売却がベター。6月以降、需給が飽和し底値到来が近いため(GEO64GB:9,810円→変動なし、JANPARA64GB:11,060円→11,060円横ばい)。
    ・もし夏商戦で反発狙いなら8月の1~2週間、USD/JPY急騰局面を見極めて輸出向け需要を取り込む手も。
  • 全体留意点:
    ・販路別価格差(GEO>IOSYS>JANPARA)は固定化しつつあるため、売却先はGEO系を優先。
    ・OSサポート終了リスクが高まる直前(iOS19正式リリース前)に売り抜けるのが、傷を浅く抑えるコツ。