iPhone XR 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年9月24日
iPhone XRの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone XR
発売日2018-10-26
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラーホワイト / イエロー / ブラック / プロダクトレッド / コーラル / ブルー
ディスプレイ6.1インチ
OSiOS 12
コネクタLightning
モデル番号3D836J/A / 3D838J/A / FT082J/A / MH6U3J/A / MH6V3J/A / MH6W3J/A / MH6X3J/A / MH6Y3J/A / MH703J/A / MH7T3J/A / MH7U3J/A / MH7V3J/A / MH7W3J/A / MH7X3J/A / MH7Y3J/A / MRYE2X/A / MRYF2X/A / MRYT2J/A / MT002J/A / MT022LL/A / MT032J/A / MT062J/A / MT082J/A / MT0A2J/A / MT0E2J/A / MT0G2J/A / MT0J2J/A / MT0N2J/A / MT0Q2J/A / MT0T2J/A / MT0U2J/A / MT0V2J/A / MT0W2J/A / MT0X2J/A / MT0Y2J/A / MT102J/A / MT112J/A / MT122LL/A / MT472LL/A / NT002J/A / NT062J/A / NT0A2J/A / NT0J2J/A / NT0V2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2025年3月~8月)で「iPhone XR」128GBモデルはGEO買取平均が約15,500 円→約10,800 円へ約30%下落。特に5月中旬以降の下落が顕著(3月末:15,512 円→5月12日:14,220 円→7月7日:10,870 円)。
  • 256GB/64GBモデルも同様に“5月以降”を境に急減傾向(256GB:18,514 円→13,526 円、64GB:12,273 円→9,874 円)。
  • 主要要因は①キャリアの5G低廉プラン導入による4G機種の需要減、②Apple WWDCでの次期OSサポート切り下げ観測、③新機種・新SE投入による交換需要のシフト――の三本立て。

(根拠:GEO・IOSYS各社の週次データ推移および2025年4月~6月のキャリア/WWDC報道)

■価格変動要因の深掘り

  1. 5月以降の急落=5G普及シフト
     - 2025年4月、NTTドコモ・auが「5Gミニプラン」投入(報道)で月額3,000円台~の格安5G契約が拡大。
     - iPhone XRは4Gのみ対応。データ容量や通信品質を重視するユーザーが「iPhone 11以降の5G対応機」に移行し、XRの中古需要が一気に冷え込む。
     - GEOの128GBモデルが5月5日週以降、15,512 円→14,220 円へ1,300 円超下落したのはこのタイミングと符合。

  2. Apple次期iOSのサポート打ち切り観測
     - 2025年6月開催のWWDCで「iPhone XR/XS世代はiOS 19非対応」との噂が流布(複数テックメディア)。
     - ユーザー・業者とも「長期サポート終了=再販価値低下」を見越した早期放出が加速。
     - IOSYSの128GB平均が6月2日週の13,975 円→6月16日週に13,674 円へ着実に下がっていることが裏付け。

  3. 新製品・SEシリーズ投入によるトレードイン需要シフト
     - 2025年3月~4月にかけて海外で噂されていた「iPhone SE(第4世代)」のスペックリークに伴い、旧SE/XRを手放して新SEを選ぶ動きが顕在化。
     - JANPARAでXR 64GBが3月末11,317 円→5月末12,055 円とむしろ一時横ばい~上昇した後、6月以降再度下落。これは“SE買い替え待ち”→“SE発売後の集中的な放出”という流れ。

■今後の価格予測

  • 短期(3ヵ月以内):9,000~11,000 円前後で底打ち想定。5G未対応のデメリットが固定化し、サポート切れへの不安が定着するため、大きな反発要因は乏しい。
  • 中期(半年~1年):
     ・2025年9月のiPhone 16シリーズ発売で再度大量トレードインが予想され、8~9月にかけて約10%の追加下落圧力。
     ・為替動向(円安進行)は新品の値上げ要因となるが、XRには逆に需要喚起効果が弱く、中古価格にはプラスの影響は限定的。
  • 長期(1年以上):OSサポート終了時点(2026年秋想定)に向け、7,000~8,000 円台までの底値圏入りを警戒。

(根拠:直近の週次データ推移/WWDC・新機種発表スケジュール/5Gプラン動向)

■売却タイミングの提案

  • 売却ベスト期:2025年8月中~9月上旬
     ・iPhone 16発表前=トレードイン・買取需要が一巡し大幅下落前。
     ・キャリア5Gプラン開始から一巡し、4G未対応機を欲しがる一部コア層の買い戻し期待。
  • 条件:
     1. 容量別では「256GB>128GB>64GB」の順に高値を維持(データ参照)。特に256GBは最後まで1.3万円台をキープしやすい。
     2. 業者はGEOが他社比2,000~3,000 円高いケース多発。最低でもGEO・IOSYS両方で査定を取り比較。
     3. 故障や画面割れがない良コンディションなら、8月末の「夏のスマホ強化買取キャンペーン」を狙う。

(根拠:GEO・IOSYS・JANPARAの直近買取平均推移および過去の買取キャンペーン時の価格上昇実績)

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上記の通り、iPhone XRは「4G非対応化」と「OSサポート切り落とし観測」という2大ドライバーで急速に相場が沈降しています。売却を検討される場合は、新iPhone投入前の“需給一巡”タイミング(8~9月)を逃さず、業者比較とコンディション最大化を徹底してください。