iPhone XR 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月26日
iPhone XRの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone XR
発売日2018-10-26
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラーホワイト / イエロー / ブラック / プロダクトレッド / コーラル / ブルー
ディスプレイ6.1インチ
OSiOS 12
コネクタLightning
モデル番号3D836J/A / 3D838J/A / FT082J/A / MH6U3J/A / MH6V3J/A / MH6W3J/A / MH6X3J/A / MH6Y3J/A / MH703J/A / MH7T3J/A / MH7U3J/A / MH7V3J/A / MH7W3J/A / MH7X3J/A / MH7Y3J/A / MRYE2X/A / MRYF2X/A / MRYT2J/A / MT002J/A / MT022LL/A / MT032J/A / MT062J/A / MT082J/A / MT0A2J/A / MT0E2J/A / MT0G2J/A / MT0J2J/A / MT0N2J/A / MT0Q2J/A / MT0T2J/A / MT0U2J/A / MT0V2J/A / MT0W2J/A / MT0X2J/A / MT0Y2J/A / MT102J/A / MT112J/A / MT122LL/A / MT472LL/A / NT002J/A / NT062J/A / NT0A2J/A / NT0J2J/A / NT0V2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近6カ月(2024年12月末~2025年6月末)で、iPhone XR各容量の中古買取価格はおおむね20~30%下落。
    • 128GB:GEO平均17,116円→12,690円(▲25.8%)
    • 256GB:GEO平均19,697円→14,567円(▲26.1%)
    • 64GB:GEO平均13,549円→9,810円(▲27.6%)
  • 店舗別ではGEOが最も高値を維持、次いでIOSYS、JANPARAは概ね1~2千円低水準で安定。
  • 4~5月にかけて一時的に“底堅さ”が見られたものの、6月中旬以降に再び急落。

■価格変動要因

  1. iOSサポート切れ観測(主因)
    • WWDC2025(6月10日)にて発表されたiOS 18の対応機種リストからXRが除外される見通しとなり、6月16日週以降、GEO128GBは約14,220円→12,690円へ▲10.8%の下落(データ参照)。
  2. 新型(iPhone 15/SE 4th)発表による下取り在庫増加
    • 秋のiPhone 15シリーズ発売後、キャリア下取りでXRの流通量が増加。需給バランスが崩れ、12~2月にかけて価格が徐々に低下(GEO128GB:1/6 16,592円→1/20 15,210円)。
  3. 5G非対応による相対的な価値低下
    • 既存キャリアが4G停波ロードマップを発表(例:ドコモ2030年までに完全停波見込み)し、5G‐onlyプランへの移行が加速。XRは4Gのみ対応のため、中古需要が減退。
  4. 為替・新製品価格影響
    • 円安局面の長期化で新品iPhoneの割高感が弱まり、相対的に中古機のリセールバリューが下がる傾向。

■今後の予測

  • iOSサポート切れの実行(9~10月頃の正式配信)で、大手買取店の下取り査定基準がさらに厳格化し、一段と10~15%の下落圧力がかかる公算大。
  • キャリアの4G停波時期が前倒しになれば、LTE専用機としての価値が急速に縮小。2025年末までに現行相場の半値水準(128GBで7,000~8,000円)も視野に。
  • 一方、AppleがiPhone XR向けに最後のセキュリティアップデート(iOS 17.6等)をリリースするタイミング(夏頃)には短期的に需給が引き締まり、在庫希少性から小反発の可能性あり。

■売却タイミングの提案

  1. “iOS 18非対応”正式発表前の駆け込み売却(2025年6月上旬まで)
    • 現データでは6/2週までGEO128GBが14,220円、IOSYSが13,975円と高水準。6/16以降の急落前に売り切るのが最も有利。
  2. キャパシティ別戦略
    • 256GBは同機種内で最も下落幅が大きく、需要も落ちやすい。早期売却推奨。128GBは“容量と価格のバランス”が良く、買い手が見つかりやすい点を活かす。
  3. 買取ルート選定
    • GEO>IOSYS>JANPARAの順で査定額が高い実績。GEOは店舗分散型で在庫回転が速いため、傷や動作に多少難があっても高額提示を得やすい。
  4. 条件交渉のポイント
    • 画面割れ・バッテリー劣化がない“良品”であれば買取価格がさらに1,000~2,000円プラスされるケースあり。事前にバッテリー交換サービス利用や簡易クリーニングを行い、「動作良好」「外観良好」を強調して交渉を。

以上を踏まえ、iOS 18対応外が確定する前の売却で最大限リセールバリューを引き出すことを強く推奨します。