iPhone X 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年7月30日
iPhone Xの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone X
発売日2017-11-03
ストレージ64GB / 256GB
カラースペースグレー / シルバー
ディスプレイ5.8インチ
OSiOS 11
コネクタLightning
モデル番号3D098J/A / 3D099J/A / MQAX2J/A / MQAY2J/A / MQC12J/A / MQC22J/A / MQCK2J/A / NQAX2J/A / NQAY2J/A / NQC12J/A / NQC22J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2025-1月末~7月末)のGEO買取価格(256GB)は約12,000~13,100円で横ばい推移後、7月第1週に約20%急落し9,110円まで下落。64GBも同様に約12,000円→約6,500~7,100円へ大幅低下。
    根拠:「GEO」データで256GBが4~6月まで13,114円前後で安定→7/7週に9,110円まで急落。64GBも同様のタイミングで7,117円まで下がった。
  • 一方、IOSYS(ホールセール)・JANPARA(通販系)はほぼ横ばい(256GB:12,000~13,700円、64GB:10,000~11,800円、11,300円/9,825円で固定)。
    根拠:同じ期間の「IOSYS」「JANPARA」データで大きな変動が見られない。
  • 全体として「iPhone X」はリリース(2017年秋)から7年目に入り、中古市場で成熟期→飽和期に差し掛かっている。

■価格変動要因

  1. iOSサポート切れ予告(WWDC2025でiPhone XがiOS19非対応と仮定)
    • なぜ:OSアップデート非対応が確定すると、長期利用・再販価値が大きく毀損。
    • 根拠:WWDCは6月初旬開催、GEO買取価格はiOS19β発表後の7月第1週に急落。
  2. 夏モデル(iPhone 16/17)の発売前在庫調整
    • なぜ:新機発表前後にユーザーが買い替えを控えるため、売り手側(小売店)が在庫をタイト化し、買取価格を引き下げ。
    • 根拠:5~6月であえて買取を据え置き、7月にまとめ売りと新モデル待ちで需給過多 → GEOが急落対応。
  3. 他機種競合の成熟
    • なぜ:同じFace ID世代のXS/11シリーズや廉価XR、SE3等が市場に豊富→X特有のプレミア価格消失。
    • 根拠:発売初期はプレミアム感が高く高値安定したが、5年以上経過で「単なるOLED・Face ID機」に位置づけ変化。

■今後の予測

  • 9月のiPhone17発表以降、iOS19正式リリースでXの二次需要はさらに縮小、GEO等リアル小売は10~15%の追加下落が予想される。
    根拠:WWDC(6月)→急落20%の再現性をモデルチェンジ時にも想定。
  • 年末商戦(11~12月)には限定的な底値反発(3,000~5,000円程度)も考えられるが、全体需給は依然冷え込み、8,000円前後が底値ライン。
    根拠:過去モデル(iPhone 6s/7)の末期価格推移を参照すると、EOL後底打ちからの大幅反転はほぼ見られない。
  • 為替円安傾向が続くと新機価格高止まり→二次需要の下支え要素にはなるが、Xはそもそも最新OS未対応で影響小。

■売却タイミングの提案

  1. “今”を逃すと大きく値を下げる
    • 最も高値を維持しているのはiOS19対応発表前(6月末まで)。GEOで12,000円前後、IOSYSで12,300円前後の水準を維持。
  2. チャネルを使い分け
    • 確実に高値を狙うなら「IOSYS」(256GBで12,200~12,500円)
    • 即金・手軽さ重視なら大手小売「GEO」(6月末までに売れば12,000円台キープ)
  3. モデル別戦略
    • 256GBは需要が相対的に根強いため、7月上旬の急落前に売却。
    • 64GBは下落幅が大きく、早めに売るか、大手通販「JANPARA」(9,825円固定)を利用。
  4. 次回下落前に手仕舞い
    • 9月の新モデル発表前(8月末まで)に完売推奨。iOS19/17発表→再度二次市場が冷え込む前が最後の好機。