iPhone X 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月26日
iPhone Xの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone X |
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発売日 | 2017-11-03 |
ストレージ | 64GB / 256GB |
カラー | スペースグレー / シルバー |
ディスプレイ | 5.8インチ |
OS | iOS 11 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3D098J/A / 3D099J/A / MQAX2J/A / MQAY2J/A / MQC12J/A / MQC22J/A / MQCK2J/A / NQAX2J/A / NQAY2J/A / NQC12J/A / NQC22J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 2024年12月~2025年3月にかけ、iPhone X(256GB)はGEO平均12,600円→2月17日に13,114円(最高値)を記録。その後4月以降は11,000円台前半へ下落(6月23日11,031円)。64GBも同様に12,000円前後→9,000円割れ間近まで低下。
- 業者間ではIOSYSが常に高値維持(256GBで13,000円台前後)する一方、JANPARAは約11,300円と横ばい。GEOはピーク後の下落幅が大きい。
- 2025年2月をピークに、全体として需給緩和による価格調整局面へ移行。
(根拠:JSONデータのGEO・IOSYS・JANPARA各社週次平均価格推移)
■価格変動要因
1)新モデル発表サイクルの影響
- 2024年9月のiPhone 16(仮)&iOS 18発表でXの“最新感”が低下。→当初は“型落ち前の駆け込み売却”で1~2月に在庫流入増、価格ピーク後は需給緩和で4月以降一気に下落。
(根拠:2/17の13,114円ピーク後、4~6月で11,000円台に落ち込むGEOデータ)
2)OSサポート終了見通し
- A11 Bionic搭載のiPhone Xは、iOS 17対応が最後と噂され、iOS 18での切り捨て懸念。→サポート終了前の「売り急ぎ」が価格山をつくり、その後買い手が減少し下落。
(根拠:OS情報の発表時期と、発表直後の1~2月価格上昇・3~4月下落パターンの一致)
3)5G非対応による競合劣勢
- 同世代のGalaxy S8などは端末寿命切れ感が強く、中古市場ではXが需給を牽引してきたが、iPhone 13/14の5G普及が進むにつれ、Xの相対的魅力が低下。→4月以降を起点に明確。
(根拠:業界ニュースでiPhone 13/14が中古人気上位に躍り出たと報道、同時期の価格下落)
4)為替・マクロ要因
- 2024後半の円安ドル高(1$=160円前後)が新品iPhone価格を押し上げ、中古に一時的需要移行。→円高方向に振れると新品との価格差縮小で中古価格も下振れ。
(根拠:外為市場で20%超円安局面と2025年春のやや円高戻りタイミングが一致し、4~5月の中古下落が加速)
■今後の予測
- iOS 18正式リリース(2024年秋)時点で「対応終了」が確定すれば、Xの売り圧力が再燃し、秋~冬にかけて平均1万円前後まで下落。
- 2025年9月のiPhone 17(仮)発表直後には更なる旧モデル投げ売りが発生し、1万円割れも視野。
- 半面、年末年始の「低価格帯スマホ需要」(学生・サブ機ニーズ)は底値での一定需要を支え、1万円前半で下げ止まる可能性。
- 為替の急激な円高シナリオ(1$=140円台)では、新品価格が相対的に安くなるため中古需要急減→500円~1,000円程度の追い打ち下落も想定。
(根拠:過去データの季節変動、Apple製品サイクル、為替推移)
■売却タイミングの提案
- 最も有利なタイミング:WWDC直前の2024年6~7月
理由① iOS 18サポート終了アナウンス前で“最後の上乗せ需要”が見込める
理由② 半期末(6月末)需要で業者の買取枠が潤沢、査定額優遇が期待できる - モデル選定:256GB/バッテリー最大容量80%以上
理由:JSONで256GBは常に64GB比+15~20%上乗せされており、高容量の希少性が買取価格を押し上げる。バッテリー良品は「動作保証」評価で更に1,000円以上加算されるケース多数。 - 買取業者:IOSYSを中心に相見積り
理由:最高値幅が広く(9,000~19,000円)、条件良ければGEOやJANPARAより最大数千円高く売れる可能性。
(根拠:JSONの業者別平均値・最高手数料、バッテリー状態による実売例)