iPhone SE (第3世代) 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月2日
iPhone SE (第3世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone SE (第3世代)
発売日2022-03-18
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラーミッドナイト / スターライト / プロダクトレッド
ディスプレイ4.7インチ
OSiOS 15
コネクタLightning
モデル番号MMYC3J/A / MMYD3J/A / MMYE3J/A / MMYF3J/A / MMYG3J/A / MMYH3J/A / MMYJ3J/A / MMYK3J/A / MMYL3J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近6か月の中古買取価格は「2025年3月上旬」をピークに全容量で20~25%程度下落
    ・GEO(128GB):2025-03-10に31,160円→2025-05-26に23,760円(▲24%)
    ・同(256GB):34,400円→27,720円(▲19%)
    ・同(64GB):26,840円→19,800円(▲26%)
    ※IOSYS・JANPARAも同傾向
  • 年末年始(12~1月)の「ホリデー需要」とiOS大型アップデート(iOS 17.3/17.4)が“一時的”な価格上昇要因に
  • 3月以降は、iPhone SE (第4世代)の噂やAndroidミドル機(Pixel 8a/Galaxy A54系)の台頭、円高基調への期待で需要が急速に冷え込む

■価格変動要因
1)シーズナリティ(ホリデー&OSアップデート)

  • 根拠:GEOの128GBが年末~年始に≒30,240円で高止まり、1/6には30,468円(IOSYS)を付ける。クリスマス・新生活需要とiOS 17.3の安定配信が後押し。
    2)新モデル効果/噂
  • iPhone 15シリーズ(2024年9月発表)でSE3の目新しさが薄れ、12月以降横ばい~緩やかな下落に(GEOは12~1月横這いだが、IOSYSは12月から平均値が徐々に上昇余地を失う動き)。
  • 2025年夏〜秋にかけてSE4投入の噂が広がり、3月以降の相場下落を加速(IOSYSの128GBは3/24に29,410円→4/21に27,148円)。
    3)為替・輸入価格
  • 2024年後半からの円安(USD/JPY 140→155水準)は新品価格を押し上げ、中古への乗り換え需要を刺激。ただし2025年春に円高期待が広がると中古の相対魅力が後退。

■今後の予測

  • 夏~秋にSE4投入噂のピーク、さらにiPhone 17シリーズ発表(2025年9月予想)でSE3の市場価値は一段と減退
  • 為替が140円台に戻るような円高トレンドが進めば、新品iPhoneの割高感は薄れ、中古需要は一時縮小
  • 直近の下落ペース(GEO128GBで月間▲2,000~3,000円)を維持すると、夏前(2025年7月)には
    ・64GB→18,000円前後/128GB→22,000円前後/256GB→27,000円前後
  • 需要底打ち要因としては「iOS 18プレビュー版の安定」「中古在庫の枯渇」があるが、下落トレンドは少なくとも2025年秋まで続く見込み

■売却タイミングの提案
1)短期:2025年6月中旬までに売却

  • 根拠:SE4噂本格化前の“最後の底”で、まだ夏モデル投入前の需給ひっ迫が期待できる。GEOやIOSYSの4~5月平均値から大幅下落前のタイミング。
    2)中長期:2025年11月~12月のホリデーシーズン
  • 根拠:年末年始に毎年価格が跳ね上がる傾向がデータで確認できる(1月6日時点で128GBが30,000円超え)。SE4リリース後の「旧モデル底値で仕入れ→需要期に売却」戦略。
    3)容量別の優先順位:
  • 256GB>128GB>64GBの順で利回り高優先。256GBは7~8割近くの最高値回復が見込める一方、64GBは下落基調が強く「早期売却」が望ましい。

(各示唆は「中古買取週次価格データ」と「iPhone新製品発表・OSアップデート・為替動向」の時事情報を併せて導出)