iPhone SE (第3世代) 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年5月13日
iPhone SE (第3世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone SE (第3世代) |
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発売日 | 2022-03-18 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | ミッドナイト / スターライト / プロダクトレッド |
ディスプレイ | 4.7インチ |
OS | iOS 15 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | MMYC3J/A / MMYD3J/A / MMYE3J/A / MMYF3J/A / MMYG3J/A / MMYH3J/A / MMYJ3J/A / MMYK3J/A / MMYL3J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2024年11月~2025年5月)で、GEOの128GBモデルは約30,240円(11月)→28,080円(1月中旬)→31,160円(3月初旬ピーク)→24,750円(5月12日)と、年明けの一時的下落から春の反発、5月にかけて大きく下落する2つの山谷を形成。256GB/64GBも同様の波を描く。
- 2~3月の反発局面では、GEO256GBが33,480円→34,400円、64GBが24,840円→26,840円と年明け底値から10~15%上昇。対して5月以降は128GBで前週比‐11%、256GBで‐7%、64GBで‐15%前後の急落。
- 業者別では、GEOが最も安定して高値水準を維持。一方JANPARAは11~12月にかけて他社に比べ5,000~8,000円安かったが、3月以降は相対的に買い戻しが活発化。
■価格変動要因
- 年明けの下落(1月13日頃まで)
- ニュース:12月の一斉キャンペーン終了後、1月初旬はスマホ需要が低迷(電通「2024年冬商戦総括」)。
- データ根拠:GEO128GBは30,240円→28,080円(‐7.1%)、IOSYS128GBも29,569円→26,800円(‐9.4%)。在庫調整による買取強化の終了が影響。
- 春商戦の反発(2月下旬~3月末)
- 要因①:新生活・学割シーズン到来でライトユーザー向けエントリーモデル需要増。
- 要因②:為替相場が1USD=150円台から135円台へ円高に振れたことで新品iPhoneの値上げ圧力がやや後退、中古市場への流入抑制(Bloomberg「ドル円見通し」)。
- データ根拠:GEO256GBは30690円→34400円(+12.1%)、64GBは22770円→26840円(+17.9%)。
- 5月の急落
- ニュース:4月下旬以降、次期「iPhone SE(第4世代)」発売のリークが相次ぎ(Apple関連メディア)、現行SE3の買い控え・売り急増。
- データ根拠:GEO128GBは27685円→24750円(‐10.6%)、64GBは23365円→20790円(‐11.0%)。IOSYS・JANPARAでも同様に10~15%の下落。
■今後の予測
- 6月~7月にかけて:
- 新モデル発表直前の駆け込み売り(SE3放出)が続き、5~10%程度の底値圏で横這い後、発表タイミングでさらに5%前後下落する可能性。
- 円相場が今夏にかけ再び円安方向に転じれば、新品iPhoneの価格上昇を背景に中古需要が一服し、反発要因に。
- 長期(秋~年末):
- SE4発売後は型落ちSE3の希少性が高まり、一部容量・美品モデルで底堅い価格(現行比‐20%程度)を維持する局面も想定。ただし発売直後は在庫過多で一段の下落リスク。
- iOSサポート終了予測(Appleは発売後5年をサポート目安)を勘案すると、2027年春以降の真正底を迎える可能性が高い。
■売却タイミングの提案
- 最有利タイミング:2025年6月上旬までの「春商戦反発期」(2~3月ピーク水準の追い風が残るうち)に売却。特に3月末~4月上旬はGEOで128GB・256GBいずれも直近高値からの落ち込みが緩やかで、JANPARAより安定した査定が得られる。
- 容量別戦略:
・256GBモデルは下落幅が最小(3月ピーク比‐8%前後)で、在庫不足傾向につき優先して売却。
・64GBは春の需要回復幅が大きい反面、5月下落も激しいため「春の高値期」に絞って処分。 - 売却条件:
- キャリア下取りよりも買取店(GEO/IOSYS)で「Aランク」査定を狙い、画面・背面の微細傷を事前にポリッシュ補修。
- 為替急変や新モデル発表の噂が高まる5月以降は買取価格が一段と下落するため、「SE4発表前=6月上旬頃」には必ず売り切ること。
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上記は直近データと最新の海外・国内為替、新製品発表リークを組み合わせた「iPhone SE(第3世代)」の市場動向分析です。価格ピークを逃さず、春商戦の追い風期間中に売却されることを強くおすすめします。