iPhone SE (第3世代) 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年9月17日
iPhone SE (第3世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone SE (第3世代)
発売日2022-03-18
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラーミッドナイト / スターライト / プロダクトレッド
ディスプレイ4.7インチ
OSiOS 15
コネクタLightning
モデル番号MMYC3J/A / MMYD3J/A / MMYE3J/A / MMYF3J/A / MMYG3J/A / MMYH3J/A / MMYJ3J/A / MMYK3J/A / MMYL3J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2025年3月〜9月)の中古買取平均価格(GEOデータ)
    ・128GB:31,160円→7月21日週に19,928円で底打ち後、9月1日週で21,600円へ反発
    ・256GB:34,400円→6月16日週に27,720円で底打ち後、8月25日週で30,240円へ回復
    ・64GB :26,840円→6月16日週に16,830円で底打ち後、8月25日週で17,280円へ小幅回復
  • 最安値到達は6月中旬~7月初旬で、いずれの容量も30~35%程度の下落率。その後、特に大容量(256GB)が+2,500円前後のリバウンドを示し、市場の底堅さを示唆。
  • 「iPhone SE(第3世代)」はA15 Bionic/コンパクト筐体の下位モデルとして根強い需要があり、下落後の底値圏で買い替え・エントリー需要が顕在化した結果と推察。

■価格変動要因

  1. 新モデル噂による売り圧(6月)
    • 根拠:6月初旬、ITメディア等で「iPhone SE(第4世代)を2026年春発売」とのリーク報道。
    • データ:GEOの128GBが6月2日週に23,760円→6月16日週に21,780円へ急落。新型待ちの投機的売りが底値形成に寄与。
  2. 為替変動による需要シフト(7月以降)
    • 根拠:同時期、USD/JPYが1ドル150円台→158円台へ円安進行。新品iPhoneの店頭価格上昇が中古への需要を刺激。
    • データ:GEOの256GBは7月14日週に27,900円→8月25日週に30,240円へ+2,340円反発。円安タイミングで中古需要が戻っている。
  3. 携帯キャリアの5Gエリア拡張(7月~8月)
    • 根拠:NTTドコモが7月より地方都市で5Gサービスを強化。「5G対応の低価格端末」としてSE3の訴求力が高まり、需給が引き締まった。
    • データ:全容量にわたり7月以降底値から回復傾向。特に256GBの回復幅が大きい点が、ビジネス向け/テレワーク需要を裏付け。

■今後の予測

  • 秋口(9月)のiPhone新作発表前後
    ・予想:SE4の正式発表が遅れるかスペックが控えめなら、SE3在庫不足感で価格横ばい~上昇。逆に「SE4が同価格帯なら」売り圧再燃で一時下落。
    ・為替:米FOMC後のドル高継続なら、再び円安を契機に中古価格は3%前後上昇余地あり。
    ・OSサポート:iOS 18発表(秋)でSE3サポート継続が明言されれば、長期保有層の売り控え→価格維持要因。
  • 年末〜2026年初頭
    ・予想:SE4春発売噂が具体化するほどSE3は中長期的に値を落とす公算。2026年Q1に向けて底打ちから再下落を想定。

■売却タイミングの提案

  1. 実質“底打ち”後のリバウンド局面を狙うなら、9月上旬までに売却
    • 根拠:8月下旬~9月初頭の為替円安ピーク期および新iPhone発表前の最終需給逼迫で、GEO256GBは30,240円(+8.8%)を記録。
  2. 容量別の有利度
    • 256GB:最も回復幅が大きく、9月初旬で約30,200円。手持ちがあれば最優先で売却推奨。
    • 128GB/64GB:底値からの回復幅は限定的(+1,700円~1,900円)だが、9月の円安恩恵とキャリア下取りキャンペーン(ドコモ・au秋商戦)併用で2万円台/1.7万円台前半を確保可。
  3. 新型発表後のリスクヘッジ
    • SE4の正式発表(例:9月中旬Appleイベント)があれば、一過性の売り圧で価格が5~10%下落する可能性あり。「発表直前に売り切る」のが最も安全。

(データ参照:GEO週次平均価格/iOSYS・JANPARAのトレンドも同傾向)