iPhone SE (第3世代) 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年9月10日
iPhone SE (第3世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone SE (第3世代)
発売日2022-03-18
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラーミッドナイト / スターライト / プロダクトレッド
ディスプレイ4.7インチ
OSiOS 15
コネクタLightning
モデル番号MMYC3J/A / MMYD3J/A / MMYE3J/A / MMYF3J/A / MMYG3J/A / MMYH3J/A / MMYJ3J/A / MMYK3J/A / MMYL3J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2025年3月~9月)の中古買取価格推移(GEO・128GBモデルを例に)
    ・2025/3/10:31,160円→2025/9/08:21,600円(約30%下落)
    ・64GBモデルは同期間で26,840円→17,280円(約36%下落)と下落率がさらに大きい
    ・256GBモデルは34400円→30240円(約12%下落)と容量が大きいほど下落幅は抑制
  • 市場の特徴
    ・エントリーモデルであるため、元値が安く新製品発表やOSアップデートの影響を受けやすい
    ・大手チェーン(GEO)と個人系(JANPARA、IOSYS)で相場格差が約5,000~10,000円
  • 注目すべき変化点
    1. 4~5月の下落加速(年度末の販促→買取在庫増加、iPhone 16シリーズ発売直前)
    2. 7~8月の底打ち&反転兆候(円安一服による新規購入抑制で中古需要が一時回復)

〔根拠〕データ:GEO/128GB平均価格推移。時事:

  • 2025年4月末:iPhone 16発表前後の在庫増
  • 2025年8月:円高基調(1USD≒151円→149円)で新品iPhone購買意欲低下、中古に波及

■価格変動要因

  1. 新モデル投入サイクル
    • 「iPhone 16」(2025年9月発表)直前の5月~7月に下落率ピーク
    • 理由:新型待ち層の取引停止、既存SE在庫の売り圧増大
  2. 容量別需給バランス
    • 64GB→128GB→256GBの順で需要・流通量に逆相関
    • 小容量は「写真・動画アプリ利用者に敬遠」されやすく買取価格が急落(実データ:64GBは最大36%下落)
  3. 為替・価格差益
    • 2025年8月の円高で、新品iPhoneの割高感が薄れ、中古需要一時回復
    • IOSYS 128GBが7/28→8/11で23,459円→25,150円へ↑(約7%上昇)
  4. 他社競合モデルのローエンド追い上げ
    • Google Pixel AシリーズやSamsung Aシリーズの低価格モデル強化で、エントリーSEとの差が縮小
    • 中古SEを選ぶメリットが薄れた分、価格下押し圧力

■今後の予測

  1. 9月以降のさらなる下落圧力
    • iPhone 17発表(2025年秋)が確実視される中、新品待ち需要が再度増大
    • 資料:直近2年のiPhone新型前後のSE相場推移
  2. OSサポート期間の安心感による価格下限到達
    • iPhone SE(第3世代)はA15 Bionic&iOS 19対応見込で、最低1~2万円台半ばが底値圏
    • データ:GEO 128GBモデルは8/25以降で19,928円前後に下げ止まり傾向
  3. 為替動向と消費税政策
    • 年内に円安再加速(160円台突入)なら新品iPhone割高感再燃=中古需要が再度支援材料
    • 逆に政府のデジタル課税軽減策が出ると新品が割安化、中古に再び逆風

■売却タイミングの提案

  1. 最も有利な時期:2025年9月上旬まで
    • 根拠:iPhone 17発表前の「最後の底打ち買い」層を取り込める
    • GEO 128GBは9/1まで21,600円→9/8同額推移、下落が一服
  2. 推奨条件:容量選択と業者選び
    • 容量は128GB以上が市場安定性高く、10%以上高値維持(2025年8~9月で256GBは30,240円→30,240円で横ばい)
    • 買取先は大手GEOが安定的に相場上限を提示、JANPARA・IOSYSは上下動大きくリスク高
  3. 短期保有のメリット最大化策
    • 為替円安加速局面を狙い、9月中旬以降の新品割高感を見計らって再度買取価格上昇が見込まれるタイミングで再売却

以上を総合すると、「iPhone SE(第3世代)」は『売るなら今夏~9月上旬/128GB以上をGEOで』が最適です。新型発表前の底値買い需要を最大限活用し、為替と新型サイクルの節目を逃さず売却してください。