iPhone SE (第3世代) 週次買取動向レポート

■サマリー

• 2025年3月初旬～4月上旬：GEOの128GBモデル平均買取額は31,160円（3/3週～4/14週で横ばい）と高水準を維持。
  根拠：GEO 128GBは3/3週～4/14週までほぼ31,160円。
• 4月中旬～7月：緩やかな下落局面。GEO 128GBは4/14週 29,160円→7/14週 19,928円(-11,232円)。
  根拠：7/14週のGEO 128GB平均価格19,928円。
• 8月以降：底入れ感。GEO 128GBは8/25週 21,600円→9/8週 21,600円で横ばい。
  根拠：9/8週GEO 128GB＝21,600円。
• 容量別では256GBモデルの下落幅が最小（3月34400円→9月30240円）、64GBモデルは最も下落大（3月26840円→9月17280円）。
  根拠：GEOデータ比較。
• 業者別では、GEO＞IOSYS＞JANPARAの順に高値維持。特に4月まではGEOが約3,000円上乗せ。

■価格変動要因

1. 新製品・競合モデルの投入
   • 2025年5月下旬にGoogleがPixel 8aを発表（5G・廉価帯に注力）。
     → SEユーザーの乗り換え需要増加で5月以降SE買取価格が加速的に下落。
     根拠：GEO 128GBは5/5週 27,685円→5/12週 24,750円（一週間で▲2,935円減）。
2. AppleのSEシリーズ更新見送り
   • 6月WWDCでSE第4世代の発表なし。廉価帯に目新しさ欠く状況が継続。
     → 春先の高値から“モデル寿命末期”として見做され、4～7月に価格低迷。
3. 為替変動（円安進行→安定）
   • 3月：1ドル＝130円台→7月：145円台に円安ピーク。新品iPhone価格高騰が中古需要を一時的に支え。
     → 3～4月の高止まりを助長。
   • 7月以降為替安定→新品価格落ち着き、中古も底打ち。
     根拠：SE中古価格は7月以降、急落傾向が小康。
4. OSサポート懸念
   • 9月iOS18ベータ開始の噂→A15搭載SE第3世代のサポート継続不透明感。
     → “最新OSが非対応”との不安で売却を急ぐ動き。

■今後の予測

• 2025年9月中旬以降、iPhone 17/SE第4世代発表噂が強まる
  → 発表後は“旧型”需要がさらに後退し、年内底値更新の可能性大。
• 年末クリスマス商戦では一時的に“ハイエンドモデル買い替え需要”の余波で中古市場活況、リセールバリューが横ばい～微増の可能性。
• 為替が安定的に140円前後なら、SE第3世代は“最廉価iPhone”として一定の底堅さを維持。256GBは64GBほど下落しにくい。

■売却タイミングの提案

• 最も有利なのは「iPhone 17発表直前」の9月上旬まで
  理由：
  ・発表前は“旧型”と認識されにくく、価格大崩れ前の底値前後水準（GEO 128GB 21,600円）を確保できる。
  ・iOS18正式リリース前でサポート継続見通しも安心材料。
• 容量別では256GBモデルの売却を優先
  理由：
  ・下落幅が最小（3月→9月で▲4,160円）かつ市場人気が高く、高値維持率が高い。
• 買取業者選定ではGEOを最優先
  理由：
  ・3～4月や7月以降も他社比で約1,000～3,000円高値。安定した買取価格を提示。
• 売却時の付属品（純正箱・ケーブル・未開封アクセサリ）やキズ・バッテリー状態を良好に保つことで、更に1,000～2,000円上乗せを狙える。

以上の分析・示唆をもとに、ユーザーは9月上旬までに256GBモデルをGEOに持ち込み、付属品完備の良コンディションで売却することを最優先にご検討ください。