iPhone SE (第3世代) 週次買取動向レポート
デバイス基本情報
モデル | iPhone SE (第3世代) |
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発売日 | 2022-03-18 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | ミッドナイト / スターライト / プロダクトレッド |
ディスプレイ | 4.7インチ |
OS | iOS 15 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | MMYC3J/A / MMYD3J/A / MMYE3J/A / MMYF3J/A / MMYG3J/A / MMYH3J/A / MMYJ3J/A / MMYK3J/A / MMYL3J/A |
過去半年間の買取価格推移
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 2024年12月末~2025年3月上旬にかけて、GEOの128GBモデルが24,000円台→31,160円(3/10)まで約30%上昇、256GBは27,720円→34,400円(3/10)と同様に上昇。(データ:GEO週次平均価格)
- 3月を頂点に、4~6月で128GBは31,160円→21,780円(6/23)へ-30%、256GBは34,400円→27,720円へ-19%と急落。64GBは更に下落幅が大きく、26,840円→16,830円(GEO)で-37%。(同)
- 買取業者比較では、常にGEO>IOSYS>JANPARAの順。特にJANPARAは最低値が6,000円台と振れ幅が大きい。
【なぜこうまとめたか】
・3~6月のピークと急落は、年度末需要(ボーナス/新学期)→閑散期の典型サイクルと符合。
・業者間格差は、店頭集客力や販路深度の違いが影響。
■価格変動要因
1.年度末/新学期需要(3月ピーク)
・決算期のボーナス消費、新生活の買い替え需要が高まり、中古SE3の低価格帯かつAppleブランドへの安定ニーズを喚起。(データ:3月GEO価格ピーク)
2.「iPhone SE(第4世代)」の噂・新型投入期待
・Web検索で「2025年後半にSE4登場か」(出典:TechCrunch日本版 2025/03)。新モデル期待は現行SE3の売り惜しみを促す一方、情報解禁後は買取流入増→価格下落圧力に。
3.円安・為替動向
・2024年秋以降の急激な円安で新品iPhone価格が上昇。新品との価格差縮小により中古SE3に一時的需要がシフト(年末~年始にかけて中古価格維持要因)。
4.競合ミドル帯Androidの新製品
・2023年夏以降、Pixel 7a/8aやGalaxy A55の登場でミドル帯端末の選択肢が増加。SE3の“古い筐体・Touch ID”への評価が二分化し、在庫放出→買取相場下押し要因。
【根拠】
・業者別週次データ:年度末ピーク後の鋭角的下落(GEO・IOSYSともに3~6月)
・MacRumors等報道:「SE4開発噂」「2025年投入」の記事多数
■今後の予測
- 2025年下半期(7~12月):
・9月iPhone 17/SE4発表→SE3価格は当面底割れ圧力。発表直後の現行モデル投げ売り増で短期的に10~15%下落。
・年度末のボーナス需要(12月)に向け、12月前後に底打ち反動上昇の可能性あり。 - 為替安定化局面(1ドル=145円以下)で新品価格の上昇余地後退 → 中古SE3価格の下げ止まり/小反発。
- iOSサポート期限(A15 Bionicの継続サポートは2027年秋まで)が近づく2026年以降、本格的に資産価値が剥落すると予想。
【なぜこう予測するか】
・過去半年の年度末上下動サイクルを踏まえ、上半期の大幅下落後は下半期に短期反動が見込まれるパターン。
・Apple製品の通例として、新型発表直後の旧モデル大放出が相場を押し下げる実例多数(例:iPhone 14→13)。
■売却タイミングの提案
1.狙い目:2026年3月末~4月上旬
・理由:2025年9月SE4発表直後に中古投げ売りが一巡し、年度末/新学期需要の2サイクル目到来。過去データの3月に高値安定傾向を再現する可能性大。
2.容量別優先度
- 256GBモデル:最大値34,400円(3/10実績)の再現を狙えるため、SE4情報解禁後1ヵ月以内の投げ売り機運ピークを避けつつ、12~3月期の需要期に売却。
- 128GBモデル:需要量が最も多いためマッチングしやすく、2月末~3月初旬に売却。
- 64GBモデル:下落幅最大(-37%)のため、上位2モデル完売後の小口需要(格安SIM用)狙いで早め(1月末~2月中旬)に売却。
3.業者選定 - GEOが平均+αで高値安定 ⇒ 店舗持ち込み可能なら優先。
- 即日入金・オンライン手続き重視ならIOSYS。JANPARAは最低値が低いため、他社に在庫が回らない“傷・難あり”端末の最終処理用に。
【根拠】
・GEO・IOSYS・JANPARAの直近6か月週次平均価格推移
・年度末3月の相場ピーク再現性(2サイクル目需給サイクル)
・SE4発表サイクルに伴う旧モデル相場パターン(過去iPhone 13→14の例)