iPhone SE (第3世代) 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年9月24日
iPhone SE (第3世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone SE (第3世代)
発売日2022-03-18
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラーミッドナイト / スターライト / プロダクトレッド
ディスプレイ4.7インチ
OSiOS 15
コネクタLightning
モデル番号MMYC3J/A / MMYD3J/A / MMYE3J/A / MMYF3J/A / MMYG3J/A / MMYH3J/A / MMYJ3J/A / MMYK3J/A / MMYL3J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2025-03月~09月)のGEOデータを見ると、iPhone SE(第3世代)128GBは約31,160円→約21,600円(-30%)、64GBは約26,840円→約17,280円(-36%)と急激に下落。256GBのみ約34,400円→約30,240円(-12%)と比較的値崩れが小さい。
  • 6月以降、GEO・JANPARA・IOSYSいずれも下落幅が鈍化し、底打ち感が出現。特に128GBは7月以降約19,900~21,600円で横ばい、256GBも27,720~30,240円でレンジ安定。
  • 唯一、8月4日週のIOSYS128GBで約23,930円まで一時的に反発(約+10%)が見られた点が注目。お盆期間中の需要増/販促キャンペーンが背景と推察される。

■価格変動要因
1.新型発表サイクル(根拠:Appleの秋モデル発表時期)

  • 9月にiPhone 17シリーズや次期SE(第4世代)噂が強まると、「手持ちSE3の放出」が増え、供給過多→買取価格急落(3–5月から6–7月の下落幅が大きい)。
    2.為替の影響(根拠:2025年前半のドル高/円安トレンド)
  • 円安により新品iPhoneの国内定価が上昇、中古相場も追随して高値を維持しづらくなる(特に発売当初の3–4月は新品高騰の反動で中古買取価格が上昇後、反落)。
    3.競合ミドルレンジの台頭(根拠:Xiaomi/Pixel Aシリーズの新モデル)
  • 5–6月にかけて画面大型化/性能向上を訴求する他社機種が増え、「SE3の小画面・Touch ID」モデルへの需要が徐々に減退。64GBモデルの下落率が最も大きい事実がその証左。
    4.OSサポート継続による下支え(根拠:iOS 18対応機種リスト)
  • SE(第3世代)は最新iOS 18対応を維持。下落が鈍化した6月以降も一定のリセールバリューを保っており、特に256GBは高容量ゆえに根強く値を保った。

■今後の予測

  • 2025年9月のApple秋モデル発表直前後に再度「旧機種放出」が加速し、128GBは18,000円前後、64GBは15,000円前後へと一時下落。256GBでも25,000円前後まで下落余地あり。
  • 一方、年末のギフト需要(12月~1月)や決算期(3月)には買取店のボーナス査定/キャンペーンが見込まれ、短期的な反発局面が期待できる。
  • 為替が円高に振れれば、新品iPhoneの手頃感が増し中古需要を押し上げる可能性があるが、SE3のモデルライフ終了時期(SE4発売)が重なると効果は限定的。

■売却タイミングの提案
1.64GBモデル:

  • すでに最も大きく値崩れしているため、「即売却」が最善。現在17,000円台前半で底値圏のため、下落余地を残さない。
    2.128GBモデル:
  • 8月上旬の反発局面(IOSYSで23,900円)に似た「お盆・夏商戦プロモーション」を狙い、2025年8月末までに売却。20,000円台半ばでの売却が現実的。
    3.256GBモデル:
  • 下落幅が小さく安定推移しているため、9月発表直前(2025年8月末~9月上旬)に25,000~28,000円を狙いつつ、12月の決算期キャンペーンで28,000円超の上積みを狙う二段階売却戦略が有効。

【総括】
SE(第3世代)は発売から3年、ライフサイクル末期に入っており、9月の新モデル発表タイミングでさらなる値崩れが予想される。特に64/128GBは夏~初秋に売却を完了し、256GBは年末のキャンペーンを活用するのが最も有利と言える。