iPhone SE (第2世代) 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年9月10日
iPhone SE (第2世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone SE (第2世代) |
---|---|
発売日 | 2020-04-24 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | ブラック / ホワイト / プロダクトレッド |
ディスプレイ | 4.7インチ |
OS | iOS 13 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3G356J/A / 3G357J/A / MH9U2J/A / MHFJ3LL/A / MHGP3J/A / MHGQ3J/A / MHGR3J/A / MHGT3J/A / MHGU3J/A / MHGV3J/A / MHGW3J/A / MHGX3J/A / MHGY3J/A / MX9P2J/A / MX9R2J/A / MX9T2J/A / MX9U2J/A / MXD02J/A / MXD12J/A / MXD22J/A / MXVT2J/A / MXVU2J/A / MXVV2J/A / NX9R2J/A / NX9T2J/A / NX9U2J/A / NXD02J/A / NXD12J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格

iPhone SE (第2世代) 64GB3G356J/A,3G357J/A,MH9U2J/A,MHFJ3LL/A,MHGP3J/A,MHGQ3J/A,MHGR3J/A,MX9P2J/A,MX9R2J/A,MX9T2J/A,MX9U2J/A,NX9R2J/A,NX9T2J/A,NX9U2J/A
正常品:10,200円

iPhone SE (第2世代) 128GBMHGT3J/A,MHGU3J/A,MHGV3J/A,MXD02J/A,MXD12J/A,MXD22J/A,NXD02J/A,NXD12J/A
正常品:12,100円

iPhone SE (第2世代) 256GBMHGW3J/A,MHGX3J/A,MHGY3J/A,MXVT2J/A,MXVU2J/A,MXVV2J/A
正常品:13,800円
AI分析・考察
■サマリー
- 価格ピークからの35%下落:
・GEOの128GBモデルは2025年3月10日週に平均14,766円(MAX18,000円)→2025年7月7日週に9,470円(MAX11,500円)と約35%下落。IOSYSやJANPARAも同時期に1~2割以上の下落を記録。 - 主要3社で“価格戦略の差”鮮明化:
・IOSYSは一貫して平均12,000~13,000円台を維持し最高値も2万円近い。
・JANPARAは4月以降ほぼ横ばい(128GB=約12,137円固定)で「底値保証型」。
・GEOは需給変動にもっとも敏感に反応し、季節・キャンペーン時期で大きく上下。 - 大容量ほどリセールバリュー高め:
・256GBは3月ピーク時18,540円→8月25日には12,422円。128GB比で下落率は約33%にとどまり、64GB(約36%下落)より“高容量プレミア”維持。
■価格変動要因
- 新機種サイクルと下取り流入増
- 2025年9月にiPhone16シリーズ発表予測(日経、Apple公式予告)に伴い、直前の“旧機種売り逃し”でSE(第2世代)下取り数増。GEOの大幅下落は同時期の在庫過多感を反映。
- 為替変動による新機種価格上昇→下取り増
- 2025年春以降のドル円155円~160円への円安進行で、新iPhone価格が上がり、「少しでも安価な中古SE2」に注目が集まる一方、ユーザーは下取りで旧機種を売却しやすくなり、中古市場供給が増加。
- OSサポートの終盤フェーズ
- iPhone SE2はA13 Bionic搭載ながら、iOS18(2026年秋)以降のアップデート対応が不透明。市場では「あと1~2年の利用価値」と見做され、買い手の価格許容度が徐々に縮小。
- ミッドレンジAndroidの競合激化
- 2025年8月発売のPixel A6やGalaxy A55が4万円台前半で5G対応を強化。スペック対価格比でSE2と競合し、「ブランドApple」の割高感が相対的に強まり、SE2の中古買い取り価格を押し下げ。
■今後の予測
- 短期(~2025年10月):
・iPhone16発表直後(9月中旬)は再びGEOで128GB平均8,500~9,000円台、256GBは11,000円割れの可能性。発表→実機レビュー局面で旧モデルの“投げ売り”が顕著化すると予想。 - 中期(2025年末~2026年夏):
・SEシリーズ後継(いわゆる「iPhone SE4」)の噂が中期的に出回ると、SE2の需給バランスはさらに逆転。JANPARAの底値保証価格(約12,000円)もじりじり下落し、128GBで8,000円前後を彷徨う局面が想定される。 - 為替・政策:
・政府の「資源有効利用促進法」改正(2025年10月施行)でスマホリユース促進が本格化すると、中古流通量は増加。需給過多感がさらに強まり、他社ベンダーの買取上限額引き下げが相次ぐ見込み。
■売却タイミングの提案
- “最終山場”の9月上旬~中旬:
- iPhone16発表の直前、旧モデル投げ売り前に売るのがベスト。GEOの128GBで1万円前後、256GBで1.2万円前後の高値圏を維持する最後のチャンス。
- 256GBモデルは「IOSYS」で売却:
- 直近8月以降のデータでは、IOSYSがGEO・JANPARAを1,000~2,000円上回る平均買取額。特に256GBは最大22,000円引き出した事例あり。
- 64GBモデルはすでに底打ち感
- 8月下旬以降はGEOでも8,500円前後が下限。急いで売っても大きな損はないが、大幅回復も見込みづらいため、「売り急がずJANPARAで安定回収」(約9,200円)を選択肢として。
- サブ要因をセット活用
- 為替の円高転換局面(年末~年始にかけて155円→150円想定)で新機種の価格が下がり、下取り流入が一時的に弱まる可能性も。もし9月を逃した場合、2026年1月中旬~2月上旬にかけて“買い手が減少した隙間”を狙い、JANPARAのキャンペーン(学割・冬モデル下取り強化)を併用すると、相対的に高く売れる局面がある。
以上のように、iPhone SE(第2世代)は9月上旬のiPhone16発表前に売却を固め、容量別・業者別の動きを見極めることが最も有利と判断されます。