iPhone SE (第2世代) 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年7月30日
iPhone SE (第2世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone SE (第2世代)
発売日2020-04-24
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラーブラック / ホワイト / プロダクトレッド
ディスプレイ4.7インチ
OSiOS 13
コネクタLightning
モデル番号3G356J/A / 3G357J/A / MH9U2J/A / MHFJ3LL/A / MHGP3J/A / MHGQ3J/A / MHGR3J/A / MHGT3J/A / MHGU3J/A / MHGV3J/A / MHGW3J/A / MHGX3J/A / MHGY3J/A / MX9P2J/A / MX9R2J/A / MX9T2J/A / MX9U2J/A / MXD02J/A / MXD12J/A / MXD22J/A / MXVT2J/A / MXVU2J/A / MXVV2J/A / NX9R2J/A / NX9T2J/A / NX9U2J/A / NXD02J/A / NXD12J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近の価格推移
    • GEO(国内中古チェーン)では2025年2月中旬(2/17週)に128GBで15,120円、256GBで18,900円と半年でピーク(※旧正月需要・iPhone 14/15の円安値上がりによる機種変更抑制が背景)。以降は漸減し、7/14週には128GBが9,418円、256GBが11,410円に落ち着いている。
    • IOSYS(オンライン買取)は変動幅が小さく、128GBは11,900~12,800円、256GBは13,000~14,500円で6〜7月にかけて12,000円前後に下振れ。
    • JANPARA(電気街店舗)は「実績平均」を固定レンジで表示しており、業界最低水準で推移(128GBは10,600~12,100円程度)。
  • 市場の特徴
    • リリースから3年を超えたエントリーモデルゆえ、iOSサポート中の「予算重視層」が主需給を形成。
    • 主要業者間で価格差が大きく、販路・在庫状況による「売りどころ」の選定がカギ。
  • 注目すべき変化点
    1. 2月の急騰後、3月以降はSE2への下位互換的需要が剥落し一律下落。
    2. 6月以降、GEOが他社より急激に下げ止まり感(128GBで9,405円→9,470円)を見せ、需給均衡点に到達。

■価格変動要因

  1. 新型「SE(第3世代)/廉価版投入」期待
    • 根拠:Web検索で「SE3 2026年Q1投入噂」が多数報じられており、買い替え待ち需要の先食いで中古需要が逓減。
  2. 為替動向(円高基調)
    • 根拠:5〜6月にかけてドル円が160→145円台へ円高進行。新品iPhone 15等の国内定価が下振れ、相対的に中古SE2の「割安感」が薄れ価格下落圧力。
  3. エントリースペック競合の強化
    • 根拠:Google Pixel 7a/Xiaomi Redmi Note 12などAndroidミドル機の日本市場拡大で、価格帯が3万円台前半の新品端末へのシフトが進行。中古SE2の「唯一無二感」が希薄化。
  4. iOSサポート継続による下支え
    • 根拠:Apple公式発表で「iOS17以降もSE2対応継続」(2027年頃までセキュリティアップデート保証)。一定層の持ち直し需要を形成、7,000円前後の底値レンジを支援。

■今後の予測

  • 中長期下落基調の継続
    • SE3投入前(2025年末まで)は「廉価版待ち」「競合ミドルシフト」「円高圧力」が重なり、GEO128GBは8,000円台前半、256GBは1.1万円前後まで下落すると想定。
  • 年末以降の一時的リバウンド可能性
    • 為替が再度円安に振れた場合(150円超)、新品機種の価格高止まりで相対的に中古が再評価され、10%程度の反発リスクあり。
  • 長期的底値は維持
    • iOSサポート切れ(2027年以降)までは7,000~8,000円(64GB)、10,000円(128GB)が下限。

■売却タイミングの提案

  • 最有利売却期間
    • 「SE3正式アナウンス前」の2025年夏場(8月末まで)
      ・現状の底打ちシグナル(GEO7月以降9,400円前後)を捉え、下落前に手放す。
      ・9~10月に入るとSE3噂→発表待ちで再度供給過多となるリスクあり。
  • 容量別ポイント
    • 256GBは絶対価格が高い反面下落幅も大きく、早期売却推奨。
    • 64GBは需要の底堅さから下値安定の傾向。急がず年内いつでも概ね8,000円台での買取可。
  • 業者選定
    • GEO:ピーク時高く、底値でも業界上位。キャンペーン併用で買取額+α狙い。
    • IOSYS:価格安定性重視なら検討。GEOが一時的に在庫過多の場合はこちらに。
  • 付加価値訴求
    • 箱/純正ケーブル/未使用イヤホン付属で300~1,000円上乗せ報告あり。画面フィルム貼付・美品維持で査定率アップ。

以上の観点を組み合わせ、「SE2」の中古相場動きを捉えた売却戦略を推奨します。