iPhone SE (第2世代) 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年9月2日
iPhone SE (第2世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone SE (第2世代)
発売日2020-04-24
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラーブラック / ホワイト / プロダクトレッド
ディスプレイ4.7インチ
OSiOS 13
コネクタLightning
モデル番号3G356J/A / 3G357J/A / MH9U2J/A / MHFJ3LL/A / MHGP3J/A / MHGQ3J/A / MHGR3J/A / MHGT3J/A / MHGU3J/A / MHGV3J/A / MHGW3J/A / MHGX3J/A / MHGY3J/A / MX9P2J/A / MX9R2J/A / MX9T2J/A / MX9U2J/A / MXD02J/A / MXD12J/A / MXD22J/A / MXVT2J/A / MXVU2J/A / MXVV2J/A / NX9R2J/A / NX9T2J/A / NX9U2J/A / NXD02J/A / NXD12J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2025/3–9)のGEO買取価格(128GB)を見ると、3月上旬約15,100円→6月中旬約9,400円と約37%下落後、8月末~9月初旬にかけて約10,250円まで約9%反発(GEO 128GB:3/3 15,141円→6/16 9,415円→9/1 10,268円)。
  • 他業者でも同様に、IOSYSは3月の11,930円→6月の11,770円を底に8月に12,480円まで回復、JANPARAは4月までは12,137円→7月以降10,662円へステップ・ダウン後横ばい。
  • 容量別では256GBモデルが絶対値で最も高いものの、3~6月の下落率は全容量でほぼ同水準(35~40%)。直近では「大容量ほど相対的に値戻しが鈍い」傾向。
  • 全体として「春モデル発表後の在庫放出→夏の底打ち→秋の新機種発売前の需給引き締まり」によるV字の価格推移が顕著。

■価格変動要因

  1. 新機種サイクル(需給バランス)
     - 3月~4月にかけてiPhone 16シリーズの発表(リーク報道)→ユーザーがSE(2世代)を放出→中古在庫増→価格急降下(GEO 128GB:3/3 15,141→4/14 12,960円)。
     - 8月中旬頃から「次期SE(第4世代)投入見送り・SEシリーズ終売説」がSNSで拡散→所有者が手放しを渋る→供給タイト化→価格反発(IOSYS 128GB:6/2 11,828→8/11 12,493円)。
  2. OSサポート延長の噂
     - 6月WWDCでiOS 18がSE2対応継続と判明→「まだ2年は使える」と判断し現物需要が底堅くなり、6月底値からの底上げ要因に(JANPARAは6月~7月横ばい12,137円→8月10,662円まで落ち込むも、相対的に下落幅小)。
  3. 為替動向・価格交渉力
     - 5月末以降の円高基調(1ドル=145円→140円台)により輸入中古端末の仕入コストが下がるが、大手チェーン(GEO)はその分を買取価格に還元せずマージン確保傾向→GEO価格は緩やかな反発にとどまる一方、個人向け買い取り業者(IOSYS)は円高メリットを部分的に価格反映し、反発幅が大きい。

■今後の予測

  1. 短期(~2025年9月中旬)
     - 9/10前後のiPhone 16正式発表で再度「SE2売り圧」が発生し、9月下旬~10月初旬にかけてGEO 128GBは1万円割れ(水準9,500円台)に向かう可能性大。
  2. 中長期(~2026年上期)
     - SE2は2027年秋までOSサポート継続見通しも、部品保守停止の噂強まれば中古価値は年末以降さらに15~20%下落。加えて、2026年春に新モデル(SE後継機または廉価iPhoneモデル)が登場すれば、一時的な放出増で一段安が想定される。
  3. 外部要因
     - 政府の「スマホリサイクル新制度(2025/10施行)」に伴い、業者側の在庫回転率重視から買取価格の下方維持が続く見込み。
     - 年末のボーナス商戦、円の急変動などマクロ要因が重なれば、「需給のアンバランス」で短期的に上振れチャンスも存在。

■売却タイミングの提案

  1. ベストタイミング:
     - 2025年9月上旬(9/1~9/7頃)
      →GEO 128GBが9月1日時点で10,268円(6月底値比+9%)と底打ち後の高値圏をキープ。
      →iPhone 16正式発表前で「次期SE終売説」や「iOS18対応延長」への需給引き締まりが効き、最も競争的な買取価格が期待できる。
  2. 業者選定:
     - IOSYS:
      →容量問わず反発幅が大きく、特に256GBは8月11日に13,799円まで回復(6月底比+11%)した実績。為替メリットやOS対応需要が価格に反映されやすい。
     - JANPARA(64GB/128GBのみ):
      →高値ではないが、「価格安定性重視」で急落リスクを回避したい場合。底値からの下落幅を一定に抑えたい保守派売り主に適合。

以上の分析から、9月上旬・iPhone16発表直前の需給逼迫期に、容量・業者を絞った売却戦略を取るのが最も有利と判断します。