iPhone SE (第2世代) 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年7月8日
iPhone SE (第2世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone SE (第2世代) |
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発売日 | 2020-04-24 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | ブラック / ホワイト / プロダクトレッド |
ディスプレイ | 4.7インチ |
OS | iOS 13 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3G356J/A / 3G357J/A / MH9U2J/A / MHFJ3LL/A / MHGP3J/A / MHGQ3J/A / MHGR3J/A / MHGT3J/A / MHGU3J/A / MHGV3J/A / MHGW3J/A / MHGX3J/A / MHGY3J/A / MX9P2J/A / MX9R2J/A / MX9T2J/A / MX9U2J/A / MXD02J/A / MXD12J/A / MXD22J/A / MXVT2J/A / MXVU2J/A / MXVV2J/A / NX9R2J/A / NX9T2J/A / NX9U2J/A / NXD02J/A / NXD12J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2025年1月~7月)の中古買取価格は、GEOの128GBで15,126円(1/6)→約9,405円(7/7)と約37.8%下落。64GBは12,411円→8,401円(同じく約32.3%減)に低迷(データ:GEO)。
- IOSYS、JANPARA も同様にピーク(2/17頃)後の緩やかな下落傾向。特に128GBは2月中旬の約12,600~13,300円から6月末には11,800円前後まで下落。
- 買取価格のばらつき幅(最安~最高)は依然として大きく、良品×人気カラー・キャリアロック解除済みモデルほど高値(≈最大1.9万円)で推移。
【注目点】
- 2月第3週の一時的な高騰(GEOの128GB:15,120円、256GB:18,900円)は、1月末~2月初旬のスマホ買い替え需要(年度末ボーナス消費)と、主要大手キャリアの下取りキャンペーン重複が要因と推察。
- 3月以降は安定した供給(新機種発売前の下取り在庫増)が価格下落を促進。
■価格変動要因
供給増加(下取り流出)
- 根拠:2月後半以降、主要買取店の平均価格が急落(例:GEO 128GB 2/17 15,120円→4/14 12,960円→7/7 9,405円)。新型iPhone SE/廉価モデルの噂や5G対応機種への関心が高まり、SE(第2世代)の下取り流出量が増えたと推測。
新機種期待(需給ギャップ)
- 根拠:Appleが「iPhone SE(第3世代)?」の噂(2025年春発表説)がSNS/ITメディアで拡散。現行SE2の将来性に疑問符が付くことで、買い手側の需要が細り、買取価格にも下落圧力。
OSサポート切れリスク
- 根拠:WWDC2025で次期iOS(iOS 18)が正式発表され、A13 Bionic搭載のSE2の長期サポート対象外観測が浮上。アップデート非対応機として中古評価が下落。
他社競合・為替の影響
- 根拠:5G対応の格安Android(Pixel Aシリーズなど)が3万円台で性能面で優位に。円安進行(1ドル=155円台)による新型iPhoneの価格上昇は中古需要底上げ要因だが、競合機の台頭が相殺。
■今後の予測
- 2025年夏~秋にかけては、SE2のAndroid廉価機に対する競争激化とOS非対応懸念から、月あたり5~10%程度の緩やかな下落継続を想定。
- 2025年秋(iPhone 17シリーズ発表)前後の下取り需要ピーク時は一時的な小反発の可能性。だがSE2は対象外下取りキャンペーンが多く、新型下取り需要の恩恵は限定的。
- 為替が更に円安(1ドル=160円超)に振れれば、新品iPhone高騰による中古需要上振れ要因にはなるが、SE2よりも最新機種の中古に資金が流れると予想。
■売却タイミングの提案
- 最も高値を付けやすいのは「次期iPhone発表直前の需給ひっ迫期」。具体的には「2025年9月上旬(新iPhone発表前2~3週間前)」を狙うのが合理的。
・根拠:「年度末需要(2月)」「新iPhone発表前」の2回、価格高騰の兆しがあったこと(GEOデータ)。 - コンディション別では「キャリアフリー化+バッテリー最大容量90%以上」「傷極小」モデルを用意し、複数社一括査定サービスで競合入札を誘導。これだけで平均買取価格から10~20%上乗せ可能。
- 即時現金化を優先する場合、今夏(7~8月)に「下取り買取増額キャンペーン」を実施中の大手キャリア店頭へ持ち込む方法も有効。金額は若干落ちるが、Apple Store下取り扱いの「現金+ポイント還元」も併用で総合的価値を最大化。
【総括】
iPhone SE(第2世代)は、廉価ながらAppleのブランド力・A13性能維持で根強い需要がある一方、OSサポート限界や新機種期待から中古価格は中長期で緩やかな下落トレンド。売却タイミングは「9月上旬の新機種発表前」が最適、かつ高コンディション+スマホ一括査定で最大化を図るのが深い示唆と言えます。