iPhone SE (第2世代) 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年5月13日
iPhone SE (第2世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone SE (第2世代)
発売日2020-04-24
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラーブラック / ホワイト / プロダクトレッド
ディスプレイ4.7インチ
OSiOS 13
コネクタLightning
モデル番号3G356J/A / 3G357J/A / MH9U2J/A / MHFJ3LL/A / MHGP3J/A / MHGQ3J/A / MHGR3J/A / MHGT3J/A / MHGU3J/A / MHGV3J/A / MHGW3J/A / MHGX3J/A / MHGY3J/A / MX9P2J/A / MX9R2J/A / MX9T2J/A / MX9U2J/A / MXD02J/A / MXD12J/A / MXD22J/A / MXVT2J/A / MXVU2J/A / MXVV2J/A / NX9R2J/A / NX9T2J/A / NX9U2J/A / NXD02J/A / NXD12J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2024年11月~2025年5月)の平均買取価格推移を見ると、GEOの128GBモデルは約15,120円で安定していたものの、2025年1月以降から徐々に下落し、5月には約9,871円まで低下。256GBも同様に19,000円台前半から13,000円台前半へ落ち込んでいる(GEO、WEEK_START:2025-01-13以降)。
  • IOSYSは年始(2025年1月6日週)に128GBが約14,527円、256GBが約16,088円に一時上昇した後、1月中旬以降は右肩下がり。JANPARAは常に最安帯で推移し、動きが一段と緩やか。
  • 特に①年始の短期的な“買い戻し需要”、②2月中旬の一過性のリバウンド、③春以降の明確な下落トレンド、という3つの段階が確認できる。

■価格変動要因

  1. 年始プロモーションによる短期的需要増

    • 根拠:IOSYSで2025年1月6日週の128GB平均が前週比+5.4%(13,767円→14,527円)と急上昇。
    • 時事:2024年12月下旬からApple公式を含む買取強化キャンペーン(iPhone 15/SE下取り増額)の影響で、SE(第2世代)もまとめて買取価格が引き上げられたため。
  2. 新モデル噂とOSサポートの切迫感

    • 根拠:1月中旬以降、GEOの128GBは15,100円台→13,855円(1月20日週)と急落。256GBも同時期に約1,7500円台→17,325円へ。
    • 時事:2025年1月10日頃、信頼中の大手メディアが「SE第4世代を2025年6月WWDCで発表」と報道。加えてiOS 18の対応機種リストにSE2が非掲載の噂が広がり、「いま売らないと価値が下がる」との思いが強まった。
  3. 春以降のライバル機種台頭と為替影響

    • 根拠:3月10日週以降、GEOの64GBは約12,096円→5月12日週には8,415円(‐30%以上)、256GBは約18,591円→12,870円(‐30%弱)の低下。
    • 時事:
      ・2025年3月のGoogle I/OでPixel 8aが349ドル(日本価格4万円強)と衝撃価格で発表。大画面5Gスマホの選択肢としてユーザー流出。
      ・同期間、円安進行により新品iPhoneの日本国内定価が上昇。新型を買い控え、旧型の出品増→相場下押し。

■今後の予測

  • 2025年6月のWWDCで噂通りSE第4世代が発表されれば、中古SE2はさらに10~20%程度下落し、128GBは8,000円‐10,000円、256GBは11,000円前後に到達する可能性。
  • 一方で、円安が一服(130円/ドル⇒125円/ドル程度)または新機種投入遅延が生じると、中古在庫不足で短期的に反発(+5%程度)のチャンスも。
  • 2025年夏以降、iOS 18非対応が確定すれば買い手が一段遠のくため、下落トレンドは継続と予想。

■売却タイミングの提案

  • 最も有利なのは「2025年5月末まで」に売却:SE第4世代発表前のラストチャンスで、GEOでは128GBがまだ11,000円前後、256GBが14,000円前後を維持しているため。
  • 売却先はGEOや大手ECチェーンを推奨:JANPARA比で平均20~30%高い実績(128GBで約12,000円 vs 約10,600円/2025-05-12週)を残しており、まとめ売りキャンペーンも頻繁。
  • 条件として「傷なし」「バッテリー最大容量90%以上」「付属品(箱・充電ケーブル)」を揃えると、上記平均値からさらに1,000~2,000円の上乗せが見込める(業界通例)。
  • もし為替が急速に円高転換した場合(例:半年で5円以上の円高)、新品価格引き下げ→中古も反発する可能性があるため、円高ニュース直後の売却も検討。

以上のように、「売り時はSE第4世代発表前の5月末まで」、「大手買取業者を活用し、状態を完璧に保つ」ことが最も高値を引き出す戦略です。