iPhone SE (第2世代) 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月3日
iPhone SE (第2世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone SE (第2世代) |
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発売日 | 2020-04-24 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | ブラック / ホワイト / プロダクトレッド |
ディスプレイ | 4.7インチ |
OS | iOS 13 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3G356J/A / 3G357J/A / MH9U2J/A / MHFJ3LL/A / MHGP3J/A / MHGQ3J/A / MHGR3J/A / MHGT3J/A / MHGU3J/A / MHGV3J/A / MHGW3J/A / MHGX3J/A / MHGY3J/A / MX9P2J/A / MX9R2J/A / MX9T2J/A / MX9U2J/A / MXD02J/A / MXD12J/A / MXD22J/A / MXVT2J/A / MXVU2J/A / MXVV2J/A / NX9R2J/A / NX9T2J/A / NX9U2J/A / NXD02J/A / NXD12J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 2024年12月〜2025年1月にかけて、中古市場全体で「iPhone SE(第2世代)」の買取相場はピークを迎えた(GEO:128GB 約15,128円、256GB 約18,900円/2025-01-06)。
・根拠:GEOの週次データで128GBが12月から1月6日まで微増、256GBは12月末の18,900円を維持。 - 2025年1月中旬以降、各社で急激な下落傾向を示す(GEO:128GB が約15,124円→約13,872円へ、256GB が約18,900円→約17,325円へ)。
・根拠:1月13日以降のGEOデータで、128GBは14,027円→13,872円、256GBは17,550円→17,325円と継続的に低下。 - 3〜4月にかけては“やや底打ち”と“一時反発”が混在。特に4月下旬(4/28)にはIOSYS 128GB が約 13,393円まで回復。
・根拠:IOSYSの128GBが3/24の約12,594円→4/28に約13,393円へ上昇。 - 5月以降は再び下降トレンドが顕著で、6月2日時点ではGEO 128GB が約 9,900円前後、IOSYS 128GB は約 11,824円。
・根拠:6/2 GEO 128GB=9,900円、IOSYS 128GB=11,824円、いずれも1月ピーク比で30%超の下落。
■価格変動要因
- 新製品・買い替えキャンペーンの波
- 2025年1月、Apple公式/大手キャリアの「下取り額アップ」キャンペーンにより、ユーザーがSE2を手放しやすくなり、流通量増大→2月以降の価格下落。
- 根拠:1月末から2月にかけての急落局面(GEO 128GB:15,124円→13,872円)。
- 「次世代iPhone SE」噂と機能陳腐化
- 2025年3月頃、海外メディアで「SEシリーズ第4世代(Mシリーズ搭載)の夏発表」報道 → SE2の先行き不透明感が強まり、3月以降の需給ひっ迫感が緩和し価格低下に拍車。
- 根拠:3月3日以降、IOSYS 64GB が9,532円→3月10日9,491円→3月17日9,764円と全体底割れ推移。
- 円安・為替動向
- 2024年末〜2025年初にかけての急速な円安(1USD=150円台)で新物新品価格が高騰 → 下取り需要先行(手元現金化)→中古供給過多。
- 根拠:1月の下取りキャンペーン連動期にピーク後急落。
- 競合Androidミドル機種の台頭
- Google Pixel 8a、Galaxy A35など“3万円台”で高性能を謳う新機種が出揃い、コストパフォーマンス訴求力でSE2の中古需要を一部奪う。
- 根拠:4月以降のわずかな反発に続き、5月〜6月にかけて再下落。
■今後の予測
- 2025年夏のSE最新版発表でさらに供給増→需給緩和
- 発表直前の“噂買い控え”期(6〜7月)に中古相場は底を打ちにくく、8月以降最大20%程度の追加下落を想定。
- iOSサポート期限の視界入り
- SE2は2020年4月発売、最長でiOS 18まで対応と予想。iOS 18(秋リリース)前後で買い替え需要再燃 → 一時的に底打ちする可能性あり。
- 円相場安定化で新機価格も安定→下取り圧力沈静化
- 今年後半にかけて円高・ドル安に振れれば、下取り→中古放出圧力は和らぐが、相場回復は限定的。
■売却タイミングの提案
- 最適:2025年5月末〜6月上旬
- データ上の“底”に近い(GEO 128GB≈9,900円、IOSYS≈11,824円)ため、最も流動性が高いタイミング。
- ただし、7月以降は後継モデル発表→大幅下落リスクあり。
- Golden Week(4月下旬)の“一時反発”を狙う
- 4/28前後にIOSYS 128GBが約13,393円まで跳ね上がったように、連休中は業者の集荷量減→買い取り価格上昇傾向。
- 128GB以上をお持ちなら、4/20〜4/30の期間を活用すると2月比+10〜15%上乗せ可能。
- 容量別の優先順位
- 256GBは1月ピークからの下落幅が約5,500円(29%)と最も大きく、需給過多が顕著。急いで手放すことで損失を抑制。
- 64GBは下落幅約2,900円(23%)にとどまり、多少保持してiOS 18発表前の“サポート継続”期待で価格反発を狙う戦略もあり。
以上のように、「iPhone SE(第2世代)」は1月のキャンペーン需要飽和→3月以降の次世代機噂→5月にかけての二次下落を経て、夏の後継モデル発表まで底値圏が続くと予想されます。売却を検討する場合は、早めに現金化するか、連休の需給バランスを活用して一時的な価格上昇局面を狙うのが得策です。