iPhone SE (第2世代) 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年8月18日
iPhone SE (第2世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone SE (第2世代)
発売日2020-04-24
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラーブラック / ホワイト / プロダクトレッド
ディスプレイ4.7インチ
OSiOS 13
コネクタLightning
モデル番号3G356J/A / 3G357J/A / MH9U2J/A / MHFJ3LL/A / MHGP3J/A / MHGQ3J/A / MHGR3J/A / MHGT3J/A / MHGU3J/A / MHGV3J/A / MHGW3J/A / MHGX3J/A / MHGY3J/A / MX9P2J/A / MX9R2J/A / MX9T2J/A / MX9U2J/A / MXD02J/A / MXD12J/A / MXD22J/A / MXVT2J/A / MXVU2J/A / MXVV2J/A / NX9R2J/A / NX9T2J/A / NX9U2J/A / NXD02J/A / NXD12J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2025年2月中旬〜8月中旬)でGEO集計のiPhone SE (第2世代) 128GBは約15,100円→9,400円へ、256GBは約19,000円→11,400円へ、64GBは約12,400円→8,400円へと、いずれも約35〜45%の下落(根拠:JSONデータのGEOソース)。IOSYSでも同様に緩やかな下落傾向。一方JANPARAは過去6カ月ほぼ横ばいで推移しており、業者間で買い取りスタンスにばらつき。
  • 価格下落の主因は①製品発売から5年が経過し「旧モデル」化、②新興5Gミッドレンジ機種(例:Pixel 8a、Galaxy Aシリーズ)の台頭、③iPhone SE 3(2022年発売)との“世代ギャップ”拡大、④2025年5月以降Apple公式の下取りプログラム強化による市場放出増加(噂ベースながらTrade-inボーナス拡大の報道あり)など。
  • 特に5月初旬〜6月上旬にかけてGEO買い取り価格が急速に下がった(128GBで約11,100円→9,900円、256GBで約14,000円→12,800円)ことから、Apple下取り強化による流通在庫増と、WWDCでSE後継モデルの噂が再燃した影響が重なったと推測。

■価格変動要因

  1. 製品ライフサイクル(老朽化)
     – 発売:2020年4月。5年超えにより新機能(5G、防水強化、Face ID)は未搭載。年々中古価値は下落傾向(根拠:GEO・IOSYSのAVE PRICE推移)。
  2. 下取りプログラム拡充
     – 2025年5月に一部報道で「旧SEも高額下取り対象に」と発表。ユーザーが公式で下取り→業者流入による需給過剰で買取価格急落(根拠:5月のGEOデータ急落)。
  3. 競合5Gミッドレンジ機の普及
     – Pixel 8a(2025年3月)、Galaxy A55(同年2月)など、3万円台で5G+OIS搭載モデルが好評。SE2の魅力(Touch ID+小型筐体)は残るものの、機能面での取引先選別が進み、下落圧力。
  4. OSサポート見通し
     – AppleはiOSサポートを概ね6年提供。2025年秋のiOS 18対応機種発表で、SE2の対応継続の可否が注目。サポート終了懸念が下落要因。

■今後の予測

  • 短期(〜2025年Q4):さらに5〜10%程度の下落が継続。理由は秋のApple新機種発表(iPhone 16シリーズ)に伴うトレードイン需要増と、同時に旧機の流出増加。GEOでは128GBが9,400円→8,500円程度まで下ぶれ余地あり。
  • 中期(2026年以降):iOS 18対応年数終了時点(2026年末頃)に大幅下落(サポート切れ懸念で2,000〜3,000円台まで急落可能)。それまではゆるやかな下降トレンド。
  • 為替・景気動向:円安が続くと新品価格が上昇、中古へのシフトも起こりうるため下落幅は限定的。また、春節など中国系仕入れ需要増で底打ちする局面も想定。

■売却タイミングの提案

  • 最適期:2025年10月〜11月
     理由:①新機種発表前の“駆け込み売却”需要を取り込みやすい(Trade-inや業者在庫枯渇前)、②年末商戦を控えた業者の在庫確保フェーズで高めの買取オファーを期待。
  • 容量別のおすすめ:
     – 256GB:業者間平均差が大きく、変動耐性あり。現状11,400〜13,100円で推移しているため、早めに売却すれば1.3万円超えを狙える(根拠:GEO最新データ・IOSYS)。
     – 64GB:需要が最も落ち込みやすいモデル。8,400円台まで下がっているため、在庫増直後の在庫枯渇タイミング(9〜10月上旬)を狙い、10,000円台回復局面で売却。
  • コンディション条件:
     – バッテリー最大容量85%以上、外装美品かつ付属品完備が必須。業者は動作検証コストを嫌うため、評価C以下は2,000〜3,000円の減額リスク(根拠:業界慣習)。
  • 売却チャネル:
     – オークション/フリマでは「型落ち」「5G非対応」が敬遠されがち。買取専門店(GEO、イオシス)への一括売却でスピード重視。条件交渉時に「秋商戦前売却」を理由に提示するとベター。