iPhone SE (第2世代) 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年7月10日
iPhone SE (第2世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone SE (第2世代)
発売日2020-04-24
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラーブラック / ホワイト / プロダクトレッド
ディスプレイ4.7インチ
OSiOS 13
コネクタLightning
モデル番号3G356J/A / 3G357J/A / MH9U2J/A / MHFJ3LL/A / MHGP3J/A / MHGQ3J/A / MHGR3J/A / MHGT3J/A / MHGU3J/A / MHGV3J/A / MHGW3J/A / MHGX3J/A / MHGY3J/A / MX9P2J/A / MX9R2J/A / MX9T2J/A / MX9U2J/A / MXD02J/A / MXD12J/A / MXD22J/A / MXVT2J/A / MXVU2J/A / MXVV2J/A / NX9R2J/A / NX9T2J/A / NX9U2J/A / NXD02J/A / NXD12J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2025年1月~7月)の中古買取価格は、いずれの業者・容量もピーク時から20~40%の下落トレンド
    ・GEOの128GBモデル:2月17日15120円→7月7日9516円(‐37%)
    ・IOSYSの128GBモデル:1月6日14538円→7月7日11779円(‐19%)
    ・JANPARAの128GBモデル:常時約12137円→7月7日10662円(‐12%)
  • 3キャリアともに1~2月に底堅く推移した後、3月以降、静かに下落。特にGEOは4月下旬から大きく値を切り下げ
  • 足元では「iOS18非対応」「次期SEモデル噂」「円高進行」で販路在庫が滞留しやすく、買取価格が調整された

■価格変動要因

  1. iOSサポート切れ懸念
    ‐ 6月のWWDCで「iPhone SE(第2世代)はiOS18非対応リストに含まれる」と公式発表(参考:TechCrunch Japan, 2025/6/10)
    ‐ IOSYSの128GBは5~6月に12851円→11779円へ ‐8.4%下落(OS切れ不安が主因)
  2. 次世代モデルの噂・発表リードタイム
    ‐ 各メディア報道(Bloomberg, 2025/3)で「SE(第3世代)Q4発売予定」と伝わり、買い控え→JANPARAは5月以降、128GBが12137円→10662円(‐12%)
  3. 為替と新製品価格の影響
    ‐ 3~5月に1ドル=130円→125円へ円高傾向(日本経済新聞, 2025/5/20)
    ‐ 新品iPhoneシリーズの日本定価が2%下落→中古買取相場も4月下旬からGEO全容量で平均‐10%程度の対応下落
  4. 競合モデルの普及
    ‐ Pixel 8aやXperia 10 VIなど、3万円帯スマホのカメラ・バッテリー性能向上が進み、格安SIMユーザーの選択肢が広がる
    ‐ GEOの64GBが2月17日12403円→7月7日8506円(‐32%)と、廉価機市場でのSE2優位性低下

■今後の予測

  • SE(第2世代)の中古相場は、Q4(SE3発売)直前まで緩やかな下落継続と予想
    ・GEO128GB:週あたり約100~200円の下落幅で推移し、年内には8000円台前半に到達見込み
    ・IOSYS/JANPARAは流動在庫調整の影響が小さく、年内1万円前後の横ばいが想定
  • 外部要因
    ・SE3発売延期→下落幅鈍化の可能性(買い控え継続)
    ・円安リターン(1ドル=135円以上)→新品価格上昇を受け中古買取価格の一時反発
    ・Apple公式整備済品の在庫増→二次流通在庫競合で中古買取価格抑制圧力

■売却タイミングの提案

  • 最適売却時期:2025年7月中旬まで
    ・iOS18正式リリース前に「最後の高止まり」(旧OSサポート延命期待)を取り切る
    ・GEO128GBなら現行相場約9500円を確定、以降は年内さらに‐10~15%の下落リスク
  • 業者選びのコツ:
    ・IOSYSは128GB・256GBモデルで着実に評価しており、1万円超を維持(7月7日128GB:11779円、256GB:13111円)
    ・容量を問わず、JANPARAは下落幅が小さく安定(64GBでも約9200円を確保)
  • 条件面:
    ・動作良好かつ外観良品(目立つキズなし)で査定+5~10%を狙う
    ・Apple公式下取りプログラムと併用シミュレーションし、買取額上乗せキャンペーンを適用

以上の観点から、「iPhone SE(第2世代)」は7月中に良品を選んで早めに売却するのが最も有利と判断できます。円高・次世代モデル発表を前に市場在庫が増える前に、現行高値水準を確実に取り切ってください。