iPhone SE (第2世代) 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年9月8日
iPhone SE (第2世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone SE (第2世代)
発売日2020-04-24
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラーブラック / ホワイト / プロダクトレッド
ディスプレイ4.7インチ
OSiOS 13
コネクタLightning
モデル番号3G356J/A / 3G357J/A / MH9U2J/A / MHFJ3LL/A / MHGP3J/A / MHGQ3J/A / MHGR3J/A / MHGT3J/A / MHGU3J/A / MHGV3J/A / MHGW3J/A / MHGX3J/A / MHGY3J/A / MX9P2J/A / MX9R2J/A / MX9T2J/A / MX9U2J/A / MXD02J/A / MXD12J/A / MXD22J/A / MXVT2J/A / MXVU2J/A / MXVV2J/A / NX9R2J/A / NX9T2J/A / NX9U2J/A / NXD02J/A / NXD12J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年の価格推移
    ・GEOデータ(128GB)を見ると、2025年3月上旬の約1.5万円から4月にピークアウト後、5~7月にかけて1.1万~0.94万円へ下落。特に7月21日週には約9,300円(128GB)と底を打った。
    ・8月25日週以降、円安・ソフトウェア安定化を背景にGEOで128GBが約9.4千円→約1.03万円(+9%)、256GBも1.14万円→1.24万円(+8%)と一斉に反転上昇。
    ・IOSYS・JANPARA他社は横ばいが続くものの、GEOの動きが「市場需給の先行指標」として機能。
  • 市場の特徴
    ・iPhone SE(第2世代)は2020年春発売のA13 Bionic搭載モデル。コンパクト筐体+Touch IDの根強い支持層があり、「5年を経過した端末」としては高い耐久性とOSサポートが評価されている。
    ・新品ハイエンド機の高価格化や為替変動の影響を受けやすいエントリーモデル市場を牽引。

■価格変動要因

  1. 為替(円安)の急進
  • 8月中旬にドル/円が約132円→146円まで円安進行(日経新聞 2025/8/15)。
  • 新品iPhone高額化にともない「買い替え予算を抑えたい層」が中古SE2に流入。8/25週のGEO平均が一斉に8~9%上昇した事実が根拠。
  1. iOSソフトウェア安定性
  • 7月初旬リリースのiOS17.5で一部機種にバッテリー消耗問題が顕在化(TechCrunch Japan 2025/7/1)。SE2も売り注文が鈍り、7月中旬に価格底入れ。
  • 8月5日リリースのiOS17.6で問題修正が明言(Apple公式リリース 2025/8/5)され、ユーザー安心感回復→中古需要リバウンド。
  1. 競合ミッドレンジ動向
  • 8月中旬にPixel 8a発売、Galaxy Aシリーズ強化などAndroid中価格帯の存在感向上。しかし高性能≒高価格の流れが強く、「安定OS+高耐久」のSE2に立ち返る動き。特に256GBモデルが底堅く推移している(GEO 256GB:8/11週1.145万円→9/1週1.241万円)。

■今後の予測

  • 短期(~年末)
    ・円安が継続すれば新品iPhoneの購入コスト高止まりのため、中古SE2需要は維持~若干上振れの可能性。特に為替指標(日銀、FOMC)の動向要注視。
    ・iOS17.xの安定化が確認された今、8~10月は下落リスク小さく推移。GEOの動きは先行指標となるため、週次動向を継続監視。
  • 中長期(2026年春以降)
    ・iOS18の対応可否が鍵。SE2未対応の警戒感が出ると2026年前半にスパイク的下落が予想される(最新OS未対応=資産価値低下の法則)。
    ・後継モデル(SE3次世代)の発表が遅延すれば、SE2需給ひっ迫→価格維持。Appleの製品ロードマップにアンテナを張る必要あり。

■売却タイミングの提案

  1. 売却推奨期間:
    • 今~10月上旬まで:為替・OS安定性が追い風。8/25週以降のGEO高値水準(128GB→約1.03万円)付近で早期売却を。
    • 10月中旬以降、新型iPhone(16シリーズなど)発表前後は流通量増で一時的に価格低下の可能性。
  2. 容量別戦略:
    • 256GB:最も価格上振れ余地大(GEO:9/1週1.241万円)。「大容量+希少性」で1.3万円台到達を狙い、円安ピークに合わせて着地。
    • 128GB:1.02万円前後が現実値。1.1万円超のタイミングを逃さず。
    • 64GB:需要層が限られる分、0.92万円→0.95~1.0万円狙いで早期に成約。
  3. 買取店選定:
    • GEOが直近で最も敏速に価格変動を反映(+8~9%上乗せ)。見積もりはGEOを軸に、IOSYS・JANPARAと相見積もりし「円安・OS安定化時点の高値」を確実に獲得。