iPhone SE (第2世代) 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年5月12日
iPhone SE (第2世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone SE (第2世代) |
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発売日 | 2020-04-24 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | ブラック / ホワイト / プロダクトレッド |
ディスプレイ | 4.7インチ |
OS | iOS 13 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3G356J/A / 3G357J/A / MH9U2J/A / MHFJ3LL/A / MHGP3J/A / MHGQ3J/A / MHGR3J/A / MHGT3J/A / MHGU3J/A / MHGV3J/A / MHGW3J/A / MHGX3J/A / MHGY3J/A / MX9P2J/A / MX9R2J/A / MX9T2J/A / MX9U2J/A / MXD02J/A / MXD12J/A / MXD22J/A / MXVT2J/A / MXVU2J/A / MXVV2J/A / NX9R2J/A / NX9T2J/A / NX9U2J/A / NXD02J/A / NXD12J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 2024年11月~2025年5月のGEO買取平均(128GB)は、15120円前後で“安定期”(11/11~1/6)が続いた後、1/13に約14027円へ7%超の急落、その後2/17に再び15120円へ回復、以降は緩やかに下落し、5/12には約9871円に至っています(データ根拠:GEO週次128GB)。
- 容量別では、256GBは64GBに対し20~25%のプレミアム維持(例:11月は18900円 vs 12400円、5月は12870円 vs 8415円)。
- 情報面では、1~2月の急落・回復局面と為替変動が高相関(後述)。また、新興ミドルレンジAndroidの台頭や次世代iPhone SE発表の噂も市場心理に影響しています。
■価格変動要因
為替(USD/JPY)の変動
- 2025年1月初旬、ドル安・円高(約140→135円程度)により国内新品iPhoneが実質値下がりし、買い替え需要が減速。中古SE2の換金圧力が高まり、1/13の128GBが15120→14027円に急落(約1093円=7.2%減)。
- 2月中旬以降、円安再進行(約137→142円)で新品優位が後退し、中古に回帰する動きが強まり、2/17に15120円まで回復(GEO128GB)。
新機種発表・競合状況
- 春モデルとして「次期iPhone SE(仮)」のリーク情報が市場をざわつかせ、売却・買い替えの駆け込み需要が発生。1月中旬の急落は、発表前待機組による投げ売りとも重なった可能性(噂:3~4月発表説)。
- 同時期にPixel 8a(5月発売予定)などAndroidミドルハイ帯も攻勢。Androidに流出しないよう、SE2在庫の早期売却が増加し供給増→買取価格下落の一因。
機種スペックと寿命
- SE2は2020年発売、CPUはA13 Bionic。iOS 18対応は継続するものの、筐体世代的にFHD動画撮影やバッテリー劣化が顕在化し、メンテナンス費用を考慮した“値下がり圧力”が中長期的に働いています。
■今後の予測
- 全体傾向:5~6月にかけて、為替が円安基調(145円前後)なら一時的な底固め→小反発が期待できるものの、夏~秋に向けて寿命劣化・下位SE4発売(噂:6月WWDCで発表)による供給増から、下落トレンド再開。半年後(2025年秋)には128GBは1.2万円前後、64GBは8千円割れも想定。
- 外部要因:
・ 為替…円安進行で中古需要支えるが、一巡後は新型SEが安価に流通し、中古下落に拍車。
・ 政策…端末返却促進の家電リサイクル法改定で買取業者に流入増、供給増圧力。
・ 需給…卒入学・年度末商戦(3~4月)は一時的下落の後、円安反動で回復局面あり。
■売却タイミングの提案
最良タイミング:円安基調が顕著な「2月中旬~3月上旬」
- 過去データ(GEO128GB):2/17に15120円へ回復。次いで3/3も15141円を維持。
- 為替:ドル円142~145円で推移すれば、新品との価格差縮小で中古需要が高まるため。
容量別の狙い目
- 256GB…64GB比で常に20~25%高を維持(例:5月12日は12870円 vs 64GB8415円)。容量が大きいほど下落耐性あり。可能なら上位モデルで売却。
注意点
- 新型iPhone SE発表前の“駆け込み投げ売り”リスクを避けるため、発表直後(6月WWDC)までは売却を控え、代わりに2月~3月で手仕舞うのが望ましい。
- 4月以降は徐々に価格水準が低下(GEO128GB:4/28 11570円→5/12 9871円)しており、早期売却が優位。