iPhone SE (第2世代) 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月26日
iPhone SE (第2世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone SE (第2世代)
発売日2020-04-24
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラーブラック / ホワイト / プロダクトレッド
ディスプレイ4.7インチ
OSiOS 13
コネクタLightning
モデル番号3G356J/A / 3G357J/A / MH9U2J/A / MHFJ3LL/A / MHGP3J/A / MHGQ3J/A / MHGR3J/A / MHGT3J/A / MHGU3J/A / MHGV3J/A / MHGW3J/A / MHGX3J/A / MHGY3J/A / MX9P2J/A / MX9R2J/A / MX9T2J/A / MX9U2J/A / MXD02J/A / MXD12J/A / MXD22J/A / MXVT2J/A / MXVU2J/A / MXVV2J/A / NX9R2J/A / NX9T2J/A / NX9U2J/A / NXD02J/A / NXD12J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2024年12月~2025年6月)で「iPhone SE (第2世代)」の中古買取価格は、年末の繁忙期に128GBモデルがGEOで約15,140円(2025-03-03)まで上昇した後、春以降急速に下落し、6月第3週には9,405円(2025-06-23)まで低下。256GBも同様に19,000円前後→約11,390円と約40%ダウン(GEO)。
  • 業者別では、GEO・iOSYSは相関して下降トレンドを描く一方、JANPARAは独自の買取保証価格帯(128GB=約12,137円前後)を維持し、需給変動の緩衝材となっている。
  • 季節・イベント要因:年末ボーナス/ギフト需要で年末~1月上旬に価格ピーク、2~4月の新モデル噂・キャンペーン流入で供給過多→価格下落が顕著。

■価格変動要因

  1. 新機種投入・次世代モデル噂
    • 根拠データ:GEO 128GBは1月6日まで15,124円を維持した後、1月13日には14,027円へ急落。
    • 解説:2022年発売のSE(第3世代)が5G対応である上、2025年秋の第4世代投入噂が広がり、SEⅡの相対的な“旧機種感”が強まり、買い替え・下取り供給が増加。
  2. OSサポート終了懸念
    • 根拠情報:2025年6月中旬、iOS 18対応機種リストにSEⅡが含まれないとの噂が業界で浮上。
    • 解説:iOSアップデート切り替え期にサポート外となると中長期使用価値が下がるため、買取側が査定額引き下げ。
  3. 為替変動・新製品価格
    • 根拠時事:2025年春の円高一時進行(1ドル=135円→130円前後)で新品iPhoneの実売価格が微減。
    • 解説:新品価格低下は中古需要(①新モデル優先②買取再販価格)の抑制につながり、2~4月の下落を後押し。
  4. 競合機種の存在感増加
    • 根拠情報:Google「Pixel 8a」3月発売、楽天モバイルの低価格帯Androidキャンペーン拡大。
    • 解説:SEIIの小型/高耐久イメージは根強いが、5G非対応かつバッテリー劣化リスクで、Android廉価機種へのシフトが起こりやすい。

■今後の予測

  • 2025年7~8月:価格は現状9,000~10,500円(GEO 128GB)で横ばい~やや下落。第4世代発表前の需給調整期として底入れ観測。
    →根拠:過去データで「新モデル発表前1~2か月」で下落が緩慢化(GEO 128GBは4月末から6月下旬の値動きが穏やか)。
  • 2025年9月以降:SE(第4世代)正式投入でSEⅡは旧モデル化が決定的となり、GDPR対応など欧州修理規制で流通量増加も重なり、5,000~7,000円帯へ一段の落ち込み。
  • 為替・政策要素として、秋以降ドル高円安が進めば新品iPhone価格は上昇し中古需要の一時的な回復をもたらす可能性あり。

■売却タイミングの提案

  • 最も有利な売却時期:2025年7月中旬まで
    ・理由:「新モデル発表前」の最後の「高値安定期」(過去データで新モデル直前1~2か月は底値更新が鈍化)。
    ・対象容量:256GBモデルは依然として128GB比で約20~25%高値を維持(GEOベース)。大容量は高額査定を狙いやすい。
  • 推奨売却ルート:
    1. GEO/iOSYSなどの実勢価格変動を追いながら売却
      →JANPARAの固定価格帯よりも“需給に連動した”タイミング売却で1,000~2,000円上乗せ可能。
    2. Apple公式下取りキャンペーンを併用
      →新SE(第4世代)予約購入に合わせて下取りに出せば、買取価格のさらに10%程度上乗せメリットあり(過去Appleキャンペーン実績)。
  • 注意点:6~7月に大きなOSサポート情報(iOS 18の正式対応/非対応)が発表された場合、情報直後の売却は査定額が一時急落するリスクがあるため、噂確定前に手を打つことを推奨。