iPhone SE (第1世代) 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年7月8日
iPhone SE (第1世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone SE (第1世代)
発売日2016-03-31
ストレージ16GB / 32GB / 64GB / 128GB
カラーローズゴールド / ゴールド / スペースグレー / シルバー
ディスプレイ4インチ
OSiOS 9
コネクタLightning
モデル番号3A844J/A / 3C721J/A / MLLN2J/A / MLLP2J/A / MLM52LL/A / MLM62J/A / MLM72J/A / MLXM2J/A / MLXN2J/A / MLXP2J/A / MLXQ2J/A / MP822J/A / MP832J/A / MP842J/A / MP852J/A / MP862J/A / MP872J/A / MP882J/A / MP892J/A / NLM62J/A / NLXN2J/A / NLXQ2J/A / NP832J/A / NP852J/A / NP892J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2025年1月‐7月)での業者別中古買取価格
    ・GEO(店舗・宅配買取)128GBモデルは概ね3,000円前後で推移。1月の3,240円から6月末に2,970円に微減し、7月第1週に3,037円へ小反発。
    ・IOSYS(オンライン買取)は128GBモデルで1月初旬5,125円→3月4,276円→6月16日3,879円と緩やかに下落後、6月23日週に2,827円へ急落、6月30日以降2,728円で定着。
    ・JANPARA(ジャンク中心)は極端に安く流通し、128GBで500円~1,200円台と他と比べ値幅大。
  • 注目変化点
    1. 1~2月:IOSYSで5,000円台→4,000円台へ下落(▲20%超)
    2. 6月下旬:WWDC直後のiOS17対応機種発表に伴い、IOSYSで約30%急落
    3. GEO価格は堅調横ばい―業界大手チェーンでは「まだ売れる」と判断され価格を維持

■価格変動要因

  1. 新モデル・OSサポート切れの噂・確定
    • 1~2月の下落根拠:2025年3月発表見込みの「iPhone SE(第4世代)」(USB-C搭載、A15/A16搭載との噂)が強まり、SE(第1世代)の売却意欲が高まったため(IOSYS128GB:1/6週5,125円→2/3週4,001円)。
    • 6月下旬の急落根拠:6/10週時点でIOSYS約3,800円のところ、6/23週に2,827円へ急落。6月のWWDCでiOS17がA9チップ未対応と正式発表され、「実質的に最新OSが入らない初代SEは買い取り対象外または評価大幅ダウン」(業界ニュース参照)。
  2. モデル特性とライバル機種
    • SE(第1世代)は2016年発売、A9チップ・16GB~128GB・Touch ID・4インチディスプレイ。現行SE3(2022年発売、A15搭載)との差異が鮮明となり、低容量モデル(16/32GB)の買取価格はGEOで1,350円~2,160円、IOSYSでも2,100円~2,900円と差が縮小。
  3. 為替・マクロ要因
    • 円安傾向により新型iPhoneの国内定価が高止まり→中古スマホ需要は底堅いが、古いモデルは相対的に見劣りしやすい。

■今後の予測

  • 短期(7~9月):
    ・iOS17未対応決定後の底打ちフェーズへ。IOSYSでは2,700円前後、GEOは3,000円前後に落ち着く見込み。
    ・夏場の新学期・税還付シーズンで「入学用端末」需要があるが、実質iOS対応外のSE1は選択肢から外れやすく、上昇要因は乏しい。
  • 中長期(年末まで):
    ・年内にiPhone SE(第4世代)発売が実現すれば、スペック面でSE1の価値は更に相対的に下落。GEO価格も2,500円台へジワ下げ可能性。
    ・Android廉価モデルの技術進化(折りたたみ・大容量バッテリー搭載)が進むため、SE1は「シンプルかつコンパクト」ニッチ需要でしか支えられず、在庫切れ以外での価格上振れは期待薄。

■売却タイミングの提案

  • ベストタイミング:2025年6月第1週まで
    ・IOSYS128GBで3,800円以上、高値安定圏(2‐3月の4,000円台ほどではないが、OS発表前の高水準)
    ・GEOも3,000円超で推移。
  • 推奨条件:
    1. 容量は128GBモデルを優先 ― 同一世代で約1.5倍の買取差(GEO:3,240円 vs 32GB2,160円/IOSYS:4,000円 vs 2,700円)
    2. 本体状態良好(バッテリー交換履歴や画面割れなし) ― 上記業者は状態シビア、ジャンク系JANPARAは避ける
    3. 買取業者はオンライン手数料無料のIOSYSを推奨。ただし6月中旬以降の予約・到着がWWDC後にずれ込むと急落価格で買い叩かれるリスク大。
  • 既にWWDC後(6/23週)以降であれば、在庫処分需要でJANPARAの相場が再上昇しないか注視しつつ、GEOの宅配買取で3,000円前後をキープできるタイミングを狙うのが現実的。