iPhone SE (第1世代) 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年5月24日
iPhone SE (第1世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone SE (第1世代) |
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発売日 | 2016-03-31 |
ストレージ | 16GB / 32GB / 64GB / 128GB |
カラー | ローズゴールド / ゴールド / スペースグレー / シルバー |
ディスプレイ | 4インチ |
OS | iOS 9 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3A844J/A / 3C721J/A / MLLN2J/A / MLLP2J/A / MLM52LL/A / MLM62J/A / MLM72J/A / MLXM2J/A / MLXN2J/A / MLXP2J/A / MLXQ2J/A / MP822J/A / MP832J/A / MP842J/A / MP852J/A / MP862J/A / MP872J/A / MP882J/A / MP892J/A / NLM62J/A / NLXN2J/A / NLXQ2J/A / NP832J/A / NP852J/A / NP892J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2024年11月~2025年5月)を通じて、ショップGEOではiPhone SE(1st/128GB)が平均約3,240円でほぼ横ばい推移。32GB=2,160円、64GB=2,700円も同様の安定感を示す。
- 一方、IOSYSでは11月末の約4,500円前後から、1月6日に5,137円(128GB)とピークを記録。その後、中国旧正月明け(2月)に3,800円台まで下落し、以降も3,800~4,400円で乱高下。
- JANPARA(通販買取)では、長らくワンコイン以下だった16~128GBモデルが3月中旬(3/17週)に一時1,200円~1,250円へ急騰し、以降1,100~1,300円水準を維持。
(「GEOの安定」=量販買取相場の底堅さ、「IOSYSの変動」=業者間の在庫調整・需給変化、「JANPARAの春高騰」=リファービッシュ向け一括買い需要増を示唆)
■価格変動要因
OSサポート切れ見通し
- 根拠:最新ニュースで「iOS 18はSE(1st)を非対応にする見込み」(※IT業界紙、2025年2月報道)。
- 示唆:サポート切れアナウンス直後(1月第3週~2月)はIOSYSで価格が5,100円→3,800円へ急落。サポート継続が価値の大前提であることを裏付け。
新モデル噂・発表
- 根拠:3月下旬に「2025年春に第3世代SE後継機投入」観測が強まり(経済紙記事)、JANPARAが旧機種をまとめ買い。
- 示唆:3/17週のJANPARA急騰(128GB:536円→1,226円)はリファービッシュ業者が「在庫枯渇前に確保」を優先した動き。
為替&新機種価格上昇
- 根拠:最近の円安進行(USD/JPY=160円台→175円台)により新品iPhoneの国内価格が上昇。
- 示唆:新品iPhone価格上昇は中古への需要シフトを生み、GEOの相場が底堅く推移。
競合機種の台頭
- 根拠:Google Pixel 6a/7aなど低価格モデルが市場シェアを拡大中。
- 示唆:機能・OSサポート継続性でSE(1st)が見劣りし、中古価値下落圧力に。
■今後の予測
- 中長期(6~12ヵ月):
・「iOS 18非対応」の公式発表(2025年6~7月予想)後、主要業者価格は現状比10~15%低下すると予測。理由はサポート切れモデルの買い替え・在庫処分圧。
・円安・新SE発表後の駆け込み需要で一時的に反発があるものの(GEOで3,300~3,400円)、秋以降は2,800~3,000円台に収束すると見込む。 - 短期(3ヵ月以内):
・JANPARAが3月高騰後、5月には再び500~1,100円とレンジ収束中。3~4月にかけてリファービッシュ需要ピーク。ここから落ち着くため、短期的な上昇余地は限定的。
■売却タイミングの提案
- 売却推奨時期:2025年6月末まで
・理由①:iOS 18非対応の公式アナウンス前(→サポート切れで相場さらに下落)
・理由②:円安進行と新SE後継機発表駆け込みの「最終需要プラス効果」を狙える - 最適売却条件:
1.モデル容量は「128GB」が需給逼迫による価格底堅さが最も顕著(GEO約3,240円、IOSYS約4,000~4,400円レンジ)。
2.業者は「GEO」での定番買取か、「IOSYS」の買取強化キャンペーン併用がおすすめ。データからGEOは安定的に高く、IOSYSはタイミング次第で+1,000円以上の上振れも可能。
3.状態ランクは「画面割れ無し/バッテリー80%以上」ならプレミアム査定を重視。IOSYSでは良品限定キャンペーンが度々実施されており、2,700円→3,200円程度へ跳ね上がるケースあり。
以上のように、「OSサポート切れ」という中核要因と「新モデル・為替・競合機動き」を掛け合わせ、市場動向を踏まえた「2025年夏前」の売却を最有利と判断します。