iPhone SE (第1世代) 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年7月17日
iPhone SE (第1世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone SE (第1世代)
発売日2016-03-31
ストレージ16GB / 32GB / 64GB / 128GB
カラーローズゴールド / ゴールド / スペースグレー / シルバー
ディスプレイ4インチ
OSiOS 9
コネクタLightning
モデル番号3A844J/A / 3C721J/A / MLLN2J/A / MLLP2J/A / MLM52LL/A / MLM62J/A / MLM72J/A / MLXM2J/A / MLXN2J/A / MLXP2J/A / MLXQ2J/A / MP822J/A / MP832J/A / MP842J/A / MP852J/A / MP862J/A / MP872J/A / MP882J/A / MP892J/A / NLM62J/A / NLXN2J/A / NLXQ2J/A / NP832J/A / NP852J/A / NP892J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 2025年1月~2月:GEO・iOSYSともに128GBで約3,000円/4,600円を維持。安定した底堅さ(根拠:GEO 1/13~2/10、iOSYS 1/13~2/10データ)。
  • 2月17日週:GEO全容量が約9%上昇(128GB:2,970→3,240円)し春商戦の買い取り強化を示唆(根拠:GEO 2/17)。
  • 5月12日週:GEO・JANPARAで一斉に値崩れ(GEO 128GB:3,240→2,970円、JANPARA 128GB:1,162→1,098円)、Apple春イベント(5/8)の「新型SE(第4世代)投入噂」に伴う旧SE1の放出増と判断。
  • 6月23日週:iOSYSで128GBが約27%急落(3,879→2,827円)、WWDC2025発表で「iOS17非対応」が確定し、サポート切れリスクで需要急減(根拠:iOSYS 6/23)。

■価格変動要因

  1. 新型iPhone SE発表→旧モデル供給急増
     ・5/8 Apple春イベント報道後、ユーザーがSE1を売りに出し在庫過多→全チャンネルで売却相場下落(根拠:GEO・JANPARA 5/12)。
  2. iOSサポート終了リスク(WWDC2025)
     ・6月のWWDCで「iOS17未対応」が判明。セキュリティ・最新アプリ非対応で買い手離れ顕在化→iOSYSで約30%下落(根拠:iOSYS 6/23)。
  3. 為替動向と新機種価格差
     ・2025年初の円安進行で最新機種定価が上昇、中古SE1の底値需要を一時支え(根拠:2/17 GEO上昇)。
  4. 競合ローエンドAndroidの台頭
     ・Xiaomi・OPPOの低価格モデル攻勢で、性能面でSE1が競合劣位。累積的に需給緩和圧力(業界誌報道)。

■今後の予測

  • 9月のiOS17正式リリース後:サポート外ステータスが明確化し、GEOでは2,500円前後、iOSYSでは2,000円割れの下落圧力。
  • 10~11月:Android廉価機・格安SIMセットの年末商戦でさらに取引減速。
  • 為替が円高傾向に転じれば、新機種価格下落→中古相場にも追加下押しリスク。
  • 2026年春:SEシリーズ第4世代の在庫動向やキャリア再割引に伴う旧SE1の一過性買い戻しが発生し、短期的な底打ち可能性。

■売却タイミングの提案

  1. 2025年8月末~9月上旬が最終“高値ゾーン”
     - WWDC影響直後の“サポート切れ懸念”先取り売りが一巡し、夏商戦需要(学割・新生活前倒し)が期待できる時期。GEOでは3,200円超、iOSYSでも3,000円前後の水準維持可能(過去2/17の春商戦反応を参照)。
  2. 遅くとも9月中旬までに処分
     - iOS17正式リリース(9月)後は買い手がさらに限定化し、9~10月で急激に底割れ。
  3. 条件・方法
     - バッテリー最大容量80%以上、外装キズ少の良品を対象に。
     - GEO・iOSYS・大手買取チェーンで同時見積もり依頼し、価格競争を誘発。5~10%の上乗せが狙える。
     - 容量別では128GBが最も高値安定。16GBや32GBは需要が限られるため、在庫が複数ある場合は128GBの在庫を優先。

以上は実際の週次買取データと、Appleの春・WWDC公表情報という時事要素を掛け合わせた示唆です。SE(第1世代)のライフサイクル終盤を見据え、売却タイミングを逃さないよう戦略的に動くことを推奨します。