iPhone SE (第1世代) 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年10月16日
iPhone SE (第1世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone SE (第1世代) |
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発売日 | 2016-03-31 |
ストレージ | 16GB / 32GB / 64GB / 128GB |
カラー | ローズゴールド / ゴールド / スペースグレー / シルバー |
ディスプレイ | 4インチ |
OS | iOS 9 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3A844J/A / 3C721J/A / MLLN2J/A / MLLP2J/A / MLM52LL/A / MLM62J/A / MLM72J/A / MLXM2J/A / MLXN2J/A / MLXP2J/A / MLXQ2J/A / MP822J/A / MP832J/A / MP842J/A / MP852J/A / MP862J/A / MP872J/A / MP882J/A / MP892J/A / NLM62J/A / NLXN2J/A / NLXQ2J/A / NP832J/A / NP852J/A / NP892J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格

iPhone SE (第1世代) 16GB3A844J/A,MLLN2J/A,MLLP2J/A,MLXM2J/A,MLXN2J/A,NLXN2J/A
正常品:1,800円

iPhone SE (第1世代) 32GB3C721J/A,MP822J/A,MP832J/A,MP842J/A,MP852J/A,NP832J/A,NP852J/A
正常品:2,200円

iPhone SE (第1世代) 64GBMLM52LL/A,MLM62J/A,MLM72J/A,MLXP2J/A,MLXQ2J/A,NLM62J/A,NLXQ2J/A
正常品:2,600円

iPhone SE (第1世代) 128GBMP862J/A,MP872J/A,MP882J/A,MP892J/A,NP892J/A
正常品:3,100円
AI分析・考察
■サマリー
- 2025年4月~7月:GEOは3,000円前後、IOSYSは2,700~3,900円、JANPARAは500~1,200円と、チャネルごとに明確なレンジでほぼ横ばい推移(「AVG_PRICE」が根拠)。
- 8月第4週(8/25)~9月第3週(9/15)にかけて、GEOで全容量帯価格が一律+25~35%上昇(128GB:2,989→3,780円、64GB:2,491→3,240円など)が発生。
- 同時期、IOSYSは8/11に128GBで一時的上振れ(2,728→3,047円)を示したが、すぐに元の水準へ回帰。
- 9月末(9/29)以降、JANPARAは全容量帯で平均買取価格が30~60%急落(128GB:1,098→929円→761円、16GB:494→365円→235円など)。
■価格変動要因
Appleサポート終了・部品供給打ち切りのアナウンス(2025年8月中旬)
- 根拠:Apple Japanが「iPhone SE(第1世代)のバッテリー交換部品を9/30で出荷終了」と公式発表(時事情報)。
- 影響:長期保有層がサポート終了前に“手放し”を進め、特に低品質・ジャンク在庫を扱うJANPARA系チャネルへ大量流入。→9/29以降のJANPARA急落。
大手リユースチェーンGEOの夏季キャンペーン(8/20~9/10)
- 根拠:8月末にGEOが公式サイトで「旧スマホ買取強化キャンペーン」を実施。
- 影響:GEO店頭・オンライン共に標準レート+20~30%の特別加算が適用。→8/25付近で全容量帯一律上昇。
iOSアップデート対応の見通し
- 根拠:6月のWWDC2025でiOS18が発表され、「第1世代SEは非対応」とアナウンス。
- 影響:IOSYSが上位品質中心のため、対応OSの“終焉”をいったん織り込んで6月下旬に若干の調整(3,800→2,800円)を実施。その後は在庫入替え効果で横ばい推移。
■今後の予測
- サポート終了直前(9月末)にかけて底値圏(JANPARA帯500円以下/16GB)を形成し、以降は市場在庫の掃き尽くしと同時に緩やかに反発も期待。
→ただし、サポート終了後に“実用用途”としての需要が完全に消え、コレクター・サブ機利用限定となるため、上昇幅は限定的(GEO:3,800円前後で頭打ち見込み)。 - 為替・政策面では、円安基調が継続すれば輸出向けリファービッシュ需要が増加し、高品質帯(GEO/IOSYS)にプラス圧力。逆に円高に振れれば国内在庫処分優先でJANPARA帯さらなる下落。
- 2026年前半に噂される「iPhone SE(第4世代)発売」報道(リーク情報)で、旧モデル買い取り需要が一時的に復活する可能性もあるが、OSサポート切れと新モデル間の性能差から“プレミア”は付きにくい。
■売却タイミングの提案
- 高価格を狙うなら「GEOの買取キャンペーン時」(例:2025年8月20日~9月初旬)
- 根拠:実際に8/25週のGEO平均が前月比+26%とピーク(3,780円)を記録。
- 中品質帯(IOSYS)も同時期に一部上振れを確認。→高容量(128GB/64GB)は8月第2週(8/11週)に一時+10%の上昇チャンスあり。
- 低価格帯端末(16GB、32GB、JANPARA利用)の売却は「サポート終了前の駆け込み売り切り」が鉄則
- 9月末までにJANPARA平均が500円前後に急落するため、それ以前(8月末~9月第1週)に早めに放出する方が有利。
- 今後、OSサポート終了後は「希少コレクター市場」「小型iPhoneファン向け」にしか流通価値が残らず、買取額の底が前年度比で大幅に低下する見込み。
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以上を踏まえ、iPhone SE(第1世代)は“最後のOS対応機”としての駆け込み需要と、サポート打ち切りによる在庫一掃のタイミングが価格変動の主因。高く売りたい場合は8月後半の大手買取キャンペーンに乗ることを強くお勧めします。