iPhone SE (第1世代) 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月2日
iPhone SE (第1世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone SE (第1世代)
発売日2016-03-31
ストレージ16GB / 32GB / 64GB / 128GB
カラーローズゴールド / ゴールド / スペースグレー / シルバー
ディスプレイ4インチ
OSiOS 9
コネクタLightning
モデル番号3A844J/A / 3C721J/A / MLLN2J/A / MLLP2J/A / MLM52LL/A / MLM62J/A / MLM72J/A / MLXM2J/A / MLXN2J/A / MLXP2J/A / MLXQ2J/A / MP822J/A / MP832J/A / MP842J/A / MP852J/A / MP862J/A / MP872J/A / MP882J/A / MP892J/A / NLM62J/A / NLXN2J/A / NLXQ2J/A / NP832J/A / NP852J/A / NP892J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2024年12月~2025年6月)の128GBモデル平均買取価格推移
    • GEO:12/2~2/10まで3,240円で横ばい → 1/13に3,008円へ約7%下落 → 以降再び3,240円で安定(5~6月も3,240円)
    • IOSYS:12/2 4,512円 → 1/6 5,138円(+14%のピーク) → 4/28 4,429円と年初以降2度目の山 → 6月は約3,870円で落ち着く
    • JANPARA:12/2 536円 → 3/17 1,227円(2.3倍) → 5/12以降1,098円前後で安定
  • 16GB・32GB・64GBも同様に、年末年始の買い取り強化と春先の需給調整で上下動がみられる
  • 特徴的変化点:
    1. 年末年始(1月上旬)のIOSYS・GEO高騰
    2. 3月~4月にかけてJANPARAが急上昇
    3. WWDC直前(5~6月)に全体的に再び下落傾向

■価格変動要因

  1. 年末年始ボーナス&新規契約キャンペーン
    • 根拠:IOSYSの128GBが12/2→1/6で4,512円→5,138円(±14%)上昇
    • 解説:キャリア・家電量販店が年末年始の販売実績を稼ぐため、SE(1st)の下取り強化。結果として買取価格が全ソースで上昇。
  2. iOSサポート切れリスク
    • 根拠:国内大手メディアで「WWDC2025でiPhone SE(第1世代)のiOS17対応除外濃厚」と報道
    • 解説:最新OS非対応となるとユーザーの買い替え判断を早め、中古市場での評価が低下。GEOの1月以降約7%ダウン、IOSYSの高値圏からの下落がその表れ。
  3. 競合機種・新製品発表
    • 根拠:SE(2nd/3rd)世代の価格漸減、Android格安スマホ性能向上
    • 解説:同スペックで購入しやすい後続モデルや他社端末にシフトするユーザー増加により、SE(1st)の希少性よりも実用性が重視され価格抑制圧力に。
  4. 為替・経済環境
    • 根拠:弱い円相場(2025年春:1USD=→155円前後)が新型iPhoneを値上げ→下取り需要増/流通量一時的増加
    • 解説:新モデル価格上昇を背景に旧機種下取りに出す動きが強まり、JANPARAの3月急騰(536→1,227円)が示す通り、流通量増で中~低グレード端末も価格が跳ねた。

■今後の予測

  • 短期(6月~8月):
    • WWDC2025正式発表後、サポート切れ確定で買い替え需要が一巡 → GEO 128GBは2,800~3,000円、IOSYSは3,500~3,700円台へじわ下げ
    • 6月以降、JANPARAは流通網整備完了で1,000円前後に落ち着く
  • 中期(9月~年末):
    • iPhone16発表(9月頃)の前後で再び下取りキャンペーンが活発化 → 一時的な買取価格上振れあり(GEOで3,000円超、IOSYS4,000円近辺)
    • ただし旧SE(1st)への評価は限定的。多数はSE(2nd/3rd)や他シリーズに流れ、新規需要は見込みづらい
  • マクロ要因:
    • 円相場の急変やキャリア販促方針変更がなければ、概ね緩やかな下落トレンド継続

■売却タイミングの提案

  1. ベストタイミング:2025年4月末~5月上旬
    • 根拠:IOSYSの128GBが4/28に4,428円で二番底の最高値到達、GEOも4~5月に3,240円安定
    • 提案:高値を狙うならiOSYSへの売却、32/64/128GBいずれも4月最終週に集中的に出品
  2. 次善策:WWDC(6月)前駆け込み売却
    • 根拠:サポート切れ確定前に「iOS17対応機種」は若干のプレミアを維持 → GEO 3,000円台前半確保可能
    • 提案:GEOの店舗持込またはオンライン買取で、早期査定キャンペーンを活用
  3. 回避すべき時期:年末年始過ぎ~7月中旬
    • 根拠:1~3月の需給調整で価格下落に転じており、8月以降は新型発表前の閑散期
    • 解説:キャンペーンが少なくなり、JANPARAは最安圏、主要店も2,700~2,900円まで落ち込むリスク大

※以上の示唆は、「iPhone SE(第1世代)」が2016年発売の旧世代機で最新OS未対応化が進む点、競合機や後継モデルとの価格差縮小を踏まえた上で、実際の業者別週次買取データと時事ニュースを根拠としています。