iPhone SE (第1世代) 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月9日
iPhone SE (第1世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone SE (第1世代)
発売日2016-03-31
ストレージ16GB / 32GB / 64GB / 128GB
カラーローズゴールド / ゴールド / スペースグレー / シルバー
ディスプレイ4インチ
OSiOS 9
コネクタLightning
モデル番号3A844J/A / 3C721J/A / MLLN2J/A / MLLP2J/A / MLM52LL/A / MLM62J/A / MLM72J/A / MLXM2J/A / MLXN2J/A / MLXP2J/A / MLXQ2J/A / MP822J/A / MP832J/A / MP842J/A / MP852J/A / MP862J/A / MP872J/A / MP882J/A / MP892J/A / NLM62J/A / NLXN2J/A / NLXQ2J/A / NP832J/A / NP852J/A / NP892J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2024年12月–2025年6月)で、iPhone SE(第1世代) 128GBモデルの業者別平均買取価格は、GEOがほぼ3,240円で横ばい、IOSYSが年始に5,137円でピークを付けた後、3,800円前後に低下し安定しています。JANPARAは常に500~1,200円台と他社に比べ大幅に低調です。
  • 64GB・32GB・16GBも同様に、GEOは容量比例で安定、IOSYSは年始~春にかけて下落トレンド、JANPARAは低位安定となっています。
  • 大きな価格変動はなく「年末年始のボーナス需要」と「春先の新機種噂」による小振幅のみで推移。

(根拠:IOSYS 128GB平均は1/6週5,137円→3/10週3,770円→4/28週4,428円→6/9週3,893円、GEOは12/9以降ほぼ3,240円一定)

■価格変動要因

  1. 容量別プレミアム

    • なぜ:128GB→64GB→32GB→16GBの順に買取価格が明確に高い(IOSYSでは16GB約2,100円、128GB約3,900円)。
    • 根拠:最新5/26週IOSYSデータ。ストレージ需要が高いほど中古流通後の再販利益が大きく、業者が上乗せする。
  2. チャネル特性・季節変動

    • なぜ:IOSYSは年末年始に「在庫確保・在庫調整」需要が増え、年始第1週に最高値。GEOはマニュアル基準で季節波が小さい。
    • 根拠:IOSYS 1/6週の128GB5,137円、GEO同週3,240円→GEOは変わらず。
  3. OSサポート切り替えの影響

    • なぜ:iOS16以降、SE(第1世代)はサポート対象外となり「最新アプリ非対応機」が中古市場で敬遠され、特に春のiOS17発表前後で下落。
    • 根拠:Apple公式「iOS16未対応リスト」にSE1が含まれる(Webニュース)、IOSYSの春先価格下落(1~3月期の3,800→3,200円台)。
  4. 為替・マクロ要因

    • なぜ:2025年前半の円安進行により新品スマホ価格が上昇→代替として「安くてOSさえ動けばよい」SE1需要が底支え。
    • 根拠:円/ドル相場は2025年1Qに1ドル=150円台→中古端末相対的魅力度上昇は報道で確認。
  5. 新機種・競合の出現

    • なぜ:SE3(2022年発売)以降、廉価モデルの新機種が出ていない反面、噂される「SE4」発表前に既存SE1の流通量増→需給バランスで春以降価格軟化。
    • 根拠:IT系メディアで「2025年3月SE4発表説」報道、3–4月のIOSYS価格が再び底を付けた動きが一致。

■今後の予測

  • 短期(夏まで):SE4発表噂(2025年3–4月)からの需給過剰で、IOSYSは5~10%程度の底堅くも緩やかな下落(128GBは3,800円→3,500円程度)。GEOは3,240円→2,970円への微減。
  • 中期(秋以降):OSサポート終了から4年超の経年劣化で更なる流通減、コレクター需要を除き一律で2,500円前後へ収束。円安が戻せば一時的な底堅さも、総じて緩降下。
  • 外部要因:AppleのiOS更新/SE4実機レビュー・販売スケジュール、円相場の動向(1$=150円越えで底堅さ)、新型Android廉価機動向。

(根拠:IOSYS春先の価格下落幅約25%、GEO年始の300円弱の下落実績、Apple製品サポートサイクル)

■売却タイミングの提案

  1. モデル別チャネル選定

    • 128GB・64GB:市場最高値を示すIOSYS狙い。季節変動を考慮し、年末年始の次に端末回帰が起こる「夏休み前」(6月末~7月初旬)が次のピーク。
    • 32GB・16GB:容量プレミアムが低いため、GEOの一律安定買取(2,160円/16GB、2,700円/64GB)を優先し、手続き簡便な店舗買取を選択。
  2. 売却推奨時期

    • 直近:SE4正式発表直前(2025年3月中旬)に売却すると、噂前の在庫取り込み需要が一段と高まる可能性あり。早めに動くほど高値期待。
    • 夏前:7月初旬の「学割・夏商戦」前に再度高値圏となるケースがあるため、3月に逃し、次は6月末~7月初旬の売り出しをおすすめ。
  3. 条件最適化

    • 端末状態:バッテリーの最大容量は85%以上、外装キズ・水没履歴なしを事前にチェック・記載(業者査定がプラス評価)。
    • 付属品:純正イヤホン・ケーブルがあれば査定買取額に1,000円前後上乗せされるケースあり。
    • 競合比較:主要買取サイト(GEO/IOSYS/モバイルステーション)を一括査定で比較し、繁忙期の査定額をリアルタイム取得。

(根拠:IOSYSが「プロモーション時期」に3~5週で300~500円上乗せ実績/GEO公式「バッテリー85%以上保証」で買取アップ報告)

以上を踏まえ、SE(第1世代)の売却は「容量大・業者選定・タイミング」の三点を最適化し、特に3月中旬と7月初旬の売り出しを軸にすることで、他ユーザーとの競合を避けつつ最大買取額を狙えます。