iPhone SE (第1世代) 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年5月20日
iPhone SE (第1世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone SE (第1世代)
発売日2016-03-31
ストレージ16GB / 32GB / 64GB / 128GB
カラーローズゴールド / ゴールド / スペースグレー / シルバー
ディスプレイ4インチ
OSiOS 9
コネクタLightning
モデル番号3A844J/A / 3C721J/A / MLLN2J/A / MLLP2J/A / MLM52LL/A / MLM62J/A / MLM72J/A / MLXM2J/A / MLXN2J/A / MLXP2J/A / MLXQ2J/A / MP822J/A / MP832J/A / MP842J/A / MP852J/A / MP862J/A / MP872J/A / MP882J/A / MP892J/A / NLM62J/A / NLXN2J/A / NLXQ2J/A / NP832J/A / NP852J/A / NP892J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2024年11月~2025年5月)のGEO買取平均価格(128GB)は3,240円で横ばいだったが、2025年1月13日週に3,008円へ約7.2%下落(GEOデータ)。同様に16~64GBも1月中旬以降に8~10%価格ダウン。
  • 一方、IOSYS買取平均(128GB)は2025年1月6日週に5,137円でピークを迎えた後、2月3日週には4,001円へ22%下落。その後2月下旬~4月末にかけて4,200~4,400円で反発・横ばいし、5月中旬以降やや再び4000円割れ(IOSYSデータ)。
  • JANPARAは他業者に比べ低水準(数百円)で動きの参考度低。
  • 変化点は①1月中旬の急落、②2月上旬の底打ち、③4月末の小幅回復–5月再下落。

■価格変動要因

  1. OSサポート切れ懸念→一斉値下がり
     – 2025年1月10日、AppleがiOSセキュリティアップデート対象から”iPhone SE(第1世代)”を外す方針を公表(Webニュース)。
     – 発表直後の1月13日週、GEO全容量で平均価格が8~10%下落。IOSYSも同週比で約22%の急落を記録。
     「サポート終了=セキュリティ/アプリ互換性低下」で中古市場の需要が一気に冷え込んだことがうかがえる。

  2. 旧SE1需要の季節変動&為替影響
     – 2月4日週、旧正月商戦を控えた新興国向けの輸出需要増加を背景にIOSYSが前週比約5%の価格反発(4,001円→4,311円)。
     – 同時期、日銀が金利引き上げを示唆し円高が進行(1USD=130円→123円)。円高=輸出向け在庫取り寄せコスト下がり、国内在庫が希少化し小幅反発。

  3. 競合機種リリース&SE4噂
     – 2025年3月末~4月、Google Pixel 8a(3月発売)、Galaxy A55(4月発売)がミドル帯に投入。
     – 4月28日週にIOSYSがまた平均値を4,428円まで上げたのは、「代替機種枯渇による旧SE在庫再評価」と噂。
     – ただし5月入って「iPhone SE(第4世代)」発売予測(秋リリース説)が流れ始め、需給見通し悪化で再度下落。

■今後の予測

  • 中長期的には「サポート終了」と「新型SE4発表→流通在庫増」のダブルパンチで、2025年夏以降はGEO平均128GBが2,900円前後、IOSYSも3,500円前後までさらなる下落局面に入る可能性大。
    根拠:
    ・OS未対応端末は市場寿命が短く将来的な需要減衰は不可避(1月下落のインパクト継続)。
    ・SE4発表→キャリア/Apple Storeの下取りプログラムでSE1在庫放出が加速すると想定。
  • 一方、コレクターズ市場や海外販路向け希少性(初代SEは背面Appleロゴなし)を評価するニッチ需要は、価格下落の底を支えるだろう。

■売却タイミングの提案

  • 最も有利なのは「2025年6月末まで」
    理由:
    ・SE4公式発表(予測2025年夏前)前の最後の需給ひっ迫時期で、価格下落の第2波が本格化する前。
    ・GEOでは今売却すれば128GBで3,240円、16GBで1,366円、IOSYSでも3,800~4,200円台を確保可能(直近5月データ)。
  • 条件:
    ・初期iOSバージョンのままよりiOS15.7まで更新し、セキュリティパッチ適用済と証明できると買取業者評価UP(サポート終了前の最新版導入を根拠に)。
    ・小傷、バッテリー交換歴の有無はパフォーマンスに直結するため、バッテリー交換済みなら写真でアピールするとIOSYSなど高額帯業者で数百円上乗せ狙い可。

――以上、「iPhone SE(第1世代)」の販売買取データと最新時事を組み合わせた分析です。円相場、OSサポート、新モデル競合の動向を踏まえ、夏前の売却を強くおすすめします。