iPhone SE (第1世代) 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年5月22日
iPhone SE (第1世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone SE (第1世代)
発売日2016-03-31
ストレージ16GB / 32GB / 64GB / 128GB
カラーローズゴールド / ゴールド / スペースグレー / シルバー
ディスプレイ4インチ
OSiOS 9
コネクタLightning
モデル番号3A844J/A / 3C721J/A / MLLN2J/A / MLLP2J/A / MLM52LL/A / MLM62J/A / MLM72J/A / MLXM2J/A / MLXN2J/A / MLXP2J/A / MLXQ2J/A / MP822J/A / MP832J/A / MP842J/A / MP852J/A / MP862J/A / MP872J/A / MP882J/A / MP892J/A / NLM62J/A / NLXN2J/A / NLXQ2J/A / NP832J/A / NP852J/A / NP892J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2024年11月~2025年5月)、1st-Gen iPhone SE(発売:2016年3月、A9チップ、4インチディスプレイ、iOSサポートはiOS 15まで)の中古買取相場は、主要業者GEOで128GBモデルが概ね3,240円(11/18~12/30)→1/13に約2,970円(–8.3%)へ一時下落→2/17以降再び3,240円台に回復し横ばい。
  • IOSYSでは128GBモデルが11/18の4,484円→1/6に5,138円(+14.6%)と年末年始ピーク→3月初旬に3,770円(–26.6%)まで急落→4月下旬に4,428円までリバウンド→5月中旬は3,863円前後で推移。
  • JANPARAは基準変更で3月中旬以降に大幅リセット(128GBが536円→1,226円へ跳ね上がり以降1,098円)し指標としては参考外。

■価格変動要因

  1. 年末年始の換金需要+円安
     - IOSYSの128GBが1/6に5,138円を記録した背景に、12月ボーナス期の現金化需要拡大と、円安進行による新品iPhoneの実質価格高騰で「安価な型落ち中古」への注目上昇(為替:1USD=150円台)。
     - GEOは買取上限を固定的に運用(上限3,600円)しているため、ピークは抑制的。
  2. 新生活・買い替え需要のシフト
     - 1月中旬~3月、iPhone 15/SE 3所有者の買い替え売却が増加。IOSYS128GBが3,770円まで急落したのはSEシリーズ後継(SE 3:2022年3月発売)への乗り換えが進んだため。
  3. 春商戦リバウンド
     - 3月以降、海外からのリユース需要(円安一服+春商戦)で相場が一時回復。特にIOSYSでは4月末に再び4,400円台に乗せ、機能停止直後の希少性が底値を支えた。

■今後の予測

  • iOSサポート完全終了(既にiOS 16以降非対応)→アプリ対応切れ・修理部品枯渇による需要減退で底値割れリスク。GEOでは2,900円前後、IOSYSは3,500円前後へ段階的な下落可能性。
  • 2025年夏までに次期SEモデル登場噂(A17搭載、4.7インチ継承)→発売前の“型落ちセール”売却が一時殺到し、相場は短期的にさらに10~15%下落。
  • ただし、円安継続で新品iPhoneの高価格化は中古需要を底支え。2,500~3,000円程度のレンジで安定推移する見込み。

■売却タイミングの提案

  1. ベストだったのは「年末~1月上旬(11月下旬~1月6日まで)」。
     - IOSYS128GBは5,000円超、GEOでも上限3,600円近くで買取可能だった(データ根拠:1/6の平均5,137.99円)。
  2. 次善策は「春の海外需要ピーク(5~6月)」。
     - GEO3,240円台、IOSYSで4,000円前後が再び期待できる(4/28時点:GEO3,240円、IOSYS4,428円)。
     - 売却前に端末クリーニング+初期化、純正充電器や箱の有無を揃えておくことが上乗せ交渉の鍵。
  3. 注意ポイント
     - WWDC前(6月初旬)や新SE噂が過熱する「発売直前期」は相場急落の恐れ。逆に「新SE発表直後の在庫整理」で一時的に底入れの可能性もあるため、発表前の5月末~6月上旬が最終的に狙い目。
  • 結論:OSサポート外・次期SE発売前の“最後の高値”を取りにいくなら、5~6月中にGEO3,240円、IOSYS約4,000円のうち高い方で売却を推奨。