iPhone SE (第1世代) 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年5月12日
iPhone SE (第1世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone SE (第1世代)
発売日2016-03-31
ストレージ16GB / 32GB / 64GB / 128GB
カラーローズゴールド / ゴールド / スペースグレー / シルバー
ディスプレイ4インチ
OSiOS 9
コネクタLightning
モデル番号3A844J/A / 3C721J/A / MLLN2J/A / MLLP2J/A / MLM52LL/A / MLM62J/A / MLM72J/A / MLXM2J/A / MLXN2J/A / MLXP2J/A / MLXQ2J/A / MP822J/A / MP832J/A / MP842J/A / MP852J/A / MP862J/A / MP872J/A / MP882J/A / MP892J/A / NLM62J/A / NLXN2J/A / NLXQ2J/A / NP832J/A / NP852J/A / NP892J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2024年11月~2025年5月)の買取価格は業者間で大きく異動
    ・GEO:128GBが常に約3,240円、16GB~64GBも横ばい(各容量ごとに固定買取設定)
    ・IOSYS:2025年1月6日週に128GBが5,137円のピーク(年末年始の在庫不足/需要増加)、以降3,800~4,400円で緩やかに推移
    ・JANPARA:3月17日週まで極めて低廉(128GB=約536円)、同週から約1,200円台に倍増(販売方針・下取り企画変更の影響)
  • 価格山谷の要因は「シーズナリティ(年末年始需要)」「各社の買取キャンペーン」「業者の在庫管理方針変更」に集約
  • iPhone SE(第1世代)は2016年発売、A9チップ搭載ながらiOSサポート終了間際→新モデル・OS対応状況が中古価値に直結

■価格変動要因

  1. 年末年始の“旧モデル流入減+手放し需要増”
    根拠:IOSYSの128GBが2025年1月初旬に5,137円と通常期の+30%超。多くのユーザーがiPhone 15シリーズ等への買替え時期で、流通在庫が一時的に逼迫するとともに、年末年始ボーナス需要で買取相場が上昇。
  2. 業者の買取キャンペーン・在庫調整
    根拠:JANPARAは3月17日週から全容量で買取額が2倍近くに急増。自社公式下取りプログラム(3月中旬開始)に合わせて在庫確保を強化したことが背景と推察。GEOのように固定価格を維持する業者もあれば、キャンペーンで動かす業者も混在。
  3. OSサポート終了・新モデル発表ラグ
    根拠:SE第1世代はiOS17非対応機種に含まれ、最新アプリ利用可否の不安から「買い取り後の再販リスク」が高い。新発表モデル(iPhone SE(第4世代)噂含む)時期には、旧世代の需要急落→価格の下振れ圧力。

■今後の予測

  • 夏~秋(2025年6~9月):Apple公式下取り拡充キャンペーンの延長・為替円安継続により「新品iPhone高騰→中古需要支え」→IOSYS中心に一時的な価格底上げの可能性(128GBで4,000円台前半まで回復)
  • 秋(2025年9月頃):iPhone 17 発表、iOS対応状況の再整理 → SE第1世代は市場価値が更に低下見込み(GEO水準3,000円前後、IOSYSでも3,000~3,500円に)
  • マクロ要因として、円安・インフレが新機種価格を押し上げる一方、SE第1世代の古さが相殺し、長期的には緩やかな下落トレンド継続

■売却タイミングの提案

  • 「年末年始(12月~1月初旬)にIOSYSへ128GB/64GBモデルを売る」
    理由:過去データで最も高値を記録(128GB=5,137円、64GB=4,398円)。需要ピークかつ同社の在庫逼迫期間を捉えられる。
  • 「春先(3月中旬)にJANPARAのキャンペーン初動を狙う」
    理由:同社が3月17日週以降に買取額を2倍化。GEOの固定価格を上回る唯一のタイミング。
  • 条件は「外観良好」「バッテリー最大容量80%以上」「アクティベーションロック解除済み」を満たすことで、上記ピーク時の上乗せ幅を最大化可能。
  • 逆に「秋の新モデル発表直後」はSE第1世代の値崩れが加速するため、保有リスクが高い。9月前の売却が最も安全。