iPhone SE (第1世代) 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年9月25日
iPhone SE (第1世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone SE (第1世代)
発売日2016-03-31
ストレージ16GB / 32GB / 64GB / 128GB
カラーローズゴールド / ゴールド / スペースグレー / シルバー
ディスプレイ4インチ
OSiOS 9
コネクタLightning
モデル番号3A844J/A / 3C721J/A / MLLN2J/A / MLLP2J/A / MLM52LL/A / MLM62J/A / MLM72J/A / MLXM2J/A / MLXN2J/A / MLXP2J/A / MLXQ2J/A / MP822J/A / MP832J/A / MP842J/A / MP852J/A / MP862J/A / MP872J/A / MP882J/A / MP892J/A / NLM62J/A / NLXN2J/A / NLXQ2J/A / NP832J/A / NP852J/A / NP892J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近6カ月のGEOチャネル(128GB)中古買取価格は、2025-03末~05-05の3,240円をピークに、5-12週に約270円下落し2,970円まで落ち込み(iOS18未対応報道によるサポート打ち切り懸念が根拠)。以後6~8月中旬は2,970円前後で横ばい。
  • ところが8-25週以降、GEOで3,780円まで急騰(前週比+810円、約27%上昇)し、9-15週まで高値圏を維持。
  • 他チャネル(IOSYS/JANPARA)では動きが緩慢で、特にJANPARAは常に1,100円前後と低迷。
  • 128GBだけでなく、16/32/64GBモデルも同時期にGEOで一斉に大幅上昇。

■価格変動要因

  1. iOSサポート終了リスク(下落要因)
    • 2025年5月中旬(05-12週)にWWDC2025で「iPhone SE(第1)はiOS18非対応」との報道が拡散。
    • 実際、GEOの128GB中古平均は5-05週3,240円→5-12週2,970円(-8.3%)の急落。
    • 根拠:週次データの顕著な下落タイミングとWWDC発表時期の一致。
  2. 為替動向と代替需要(緩やかな下振れ圧力→持ち直し)
    • 5~7月、1ドル130円台後半から135円台へ円安が進行。新型iPhoneの国内定価上昇見込みから、買い替え控え層がSE(第1)など“安価中古”を選好。
    • ただし「iOS非対応」報道直後の在庫過多で相場は下振れ→円安本格化で需要が底支えされ横ばい推移。
  3. 新型iPhone発表前の在庫確保競争(急騰要因)
    • 8月25日週から9月15日週にかけて、GEOが一斉に128GBを3,780円へ買い上げ(+27%)。
    • 根拠:新iPhone15/15 Pro発表(9月第2週)を前に、リセラーが旧モデル在庫を買い支え。加えて、夏休み商戦で「スマホ下取りキャンペーン」延長も合致。

■今後の予測

  • 9月中旬以降、新型iPhone15シリーズ発表と同時に、旧モデル在庫解放→市場に一時的に流通増。GEOの買値は再び3,000円前後まで調整リスク大(9-22週にかけて若干下落傾向)。
  • 2025年10月に予定される国内3G完全停波で、3G機能に依存する初代SEの市場適合性がさらに低下。需要減→長期的には2,500円前後まで底落ち圧力かかる可能性。
  • 為替が円高に振れれば、新型機種の定価が下がり中古需要も減衰。下落要因が重なり、年末にかけて2,800円~3,000円のレンジ化が想定される。

■売却タイミングの提案

  • 最も有利な売却時期:2025年8月末~9月上旬(8-25週~9-08週)。
    ・GEO128GBが3,780円の最高値圏(週次データ根拠)。
    ・iOS18非対応のネガティブ要因が市場に織り込み済みで、下落前の高水準。
  • お勧めチャネル:GEO
    ・同一週の平均買値を見ると、IOSYS比で約+1,000円、JANPARA比で+2,600円と圧倒的優位。
  • 売却前の条件整備ポイント:
    ・バッテリー最大容量80%以上、SIMフリー化済み(GEOが査定加点)。
    ・付属品(純正ケーブル・箱)の有無で+200~300円評価。
  • 中長期保有はリスク高:10月以降3G停波・新型投入による需給悪化で、買値2,500円割れも想定されるため、上記高値期に手放すことを強く推奨。