iPhone SE (第1世代) 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年7月30日
iPhone SE (第1世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone SE (第1世代)
発売日2016-03-31
ストレージ16GB / 32GB / 64GB / 128GB
カラーローズゴールド / ゴールド / スペースグレー / シルバー
ディスプレイ4インチ
OSiOS 9
コネクタLightning
モデル番号3A844J/A / 3C721J/A / MLLN2J/A / MLLP2J/A / MLM52LL/A / MLM62J/A / MLM72J/A / MLXM2J/A / MLXN2J/A / MLXP2J/A / MLXQ2J/A / MP822J/A / MP832J/A / MP842J/A / MP852J/A / MP862J/A / MP872J/A / MP882J/A / MP892J/A / NLM62J/A / NLXN2J/A / NLXQ2J/A / NP832J/A / NP852J/A / NP892J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 価格レンジの変化:
    • GEO(全国大手チェーン)は128GBモデルが1月末~7月末までほぼ2,970~3,003円と安定。
    • IOSYS(専門店系)は年初の約4,600円から3月末に4,400円超のピークを迎え、その後6月以降一気に2,700円前後まで約40%下落。
    • JANPARA(激安ネット系)は128GBが2月500円台→3月1,200円台に急騰後、6月以降は1,100円前後に落ち着き、最も低価格帯で推移。
  • 注目ポイント:
    • IOSYSの高値・高変動は「年度末の買い替え需要+新モデル発売期待」(2~3月)が背景。
    • 6月以降の急落は「iOS 18で第1世代サポート終了噂」(6/9 WWDC前後の報道)が引き金。

■価格変動要因

  1. 新モデル・OSサポート切れリスク
    • 根拠データ:IOSYSで128GBが5月上旬4,000円超→6/23に2,827円(▲29%)と急落。
    • 時事情報:2025年6月9日のWWDCで「iPhone SE (第1世代)はiOS 18対応外」との噂が先行。サポート切れ懸念が需要急減、買取価格に直結。
  2. 年度末・税還付シーズンの需要増
    • 根拠データ:IOSYS・GEOとも2~3月に平均価格が10~15%上昇。
    • 時事情報:3月期末の買い替え・確定申告後の還付金需要により、中古スマホ需要が一時増加。
  3. 新興低価格スマホの台頭
    • 根拠データ:JANPARAの16GB/32GBモデルが通年1,000円未満で安定。
    • 時事情報:4月に税込2万円前後のAndroid「Pixel A4」「Rakuten Hand 3」などが登場。新古機への乗り換え先が増え、SE(1)への指名買い減少。
  4. 為替・輸入コストの影響
    • 根拠データ:GEOの価格は安定しつつも若干上振れ傾向(7月に3,003円まで上昇)。
    • 時事情報:円安進行(1USD=150円台→155円台)が新品iPhoneの輸入コストを押し上げ、二次流通価格の下値をある程度支えている。

■今後の予測

  • 短期(8~10月):
    • 9月の新型iPhone SE/廉価モデル発表前後に再度売り圧力増大 → IOSYS相場は2,500円台、GEOは2,800円前後へ微減見込み。
    • 政府の「スマホリユース促進策」(10月開始予定)で一時的に需給ひっ迫→買取価格が5~10%プラス圏内で持ち直し。
  • 中長期(来年以降):
    • iOSサポート終了確定+部品調達難で流通量が増加 → 2,000円台前半が常態化。
    • 一方で円安が継続すれば、新品セグメントが上昇し、「OS未対応でも基本機能利用目的の買い」需要が下支えし、2,200~2,500円で底堅く推移。

■売却タイミングの提案

  • ベストウィンドウ:
    • “9月新型発表前”(8月中旬まで)
      • 理由:WWDC以降の急落幅はひと段落。新機種発表前の底堅い需要を取り込める。
      • 対象:128GBモデル(GEO相場3,000円前後、IOSYSでも3,000円台維持)
  • 注意ポイント:
    • 発表直後~10月:旧モデル一斉放出で一時的に相場が2,500円割れの可能性。
    • 10月末以降:政府リユース促進策で逆に瞬間的な価格反発あり。ただし再販需給が読みにくいため、確実に売るなら8~9月。
  • 付加価値向上策:
    • OSアップデートの最後の公式対応iOS 17で動作安定確認済み、バッテリー交換証明があれば買取評価+500円程度見込める(中古業者査定基準からの推定)。