iPhone SE (第1世代) 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月26日
iPhone SE (第1世代)の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone SE (第1世代) |
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発売日 | 2016-03-31 |
ストレージ | 16GB / 32GB / 64GB / 128GB |
カラー | ローズゴールド / ゴールド / スペースグレー / シルバー |
ディスプレイ | 4インチ |
OS | iOS 9 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3A844J/A / 3C721J/A / MLLN2J/A / MLLP2J/A / MLM52LL/A / MLM62J/A / MLM72J/A / MLXM2J/A / MLXN2J/A / MLXP2J/A / MLXQ2J/A / MP822J/A / MP832J/A / MP842J/A / MP852J/A / MP862J/A / MP872J/A / MP882J/A / MP892J/A / NLM62J/A / NLXN2J/A / NLXQ2J/A / NP832J/A / NP852J/A / NP892J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 価格帯の二極化:
- GEO(大手買取チェーン)では128GBモデルが2024年12月~2025年1月中旬まで平均3,240円と安定した後、1月20日週から2,970円に約8%下落し、そのまま6月まで横ばい(“底堅い”が高値ではない水準)
- IOSYS(オンライン系専門買取)では同モデルが12月末の4,600円台から1月6日週にピーク5,138円を記録後、3月以降は徐々に下落し6月23日週には約2,994円とピーク比約42%減
- JANPARA(中古パーツ流通)は全容量で平均数百円台と“市場外”的な極端に低い水準
- 注目点:
- IOSYSで1月初旬の高騰は年末需要と12月のiOSアップデート前駆的駆け込み(iPhone SE1世代が最新OSサポート終了噂)
- 6月23日週にIOSYS平均が急落(約3,800→約3,000円/128GB)し、これを境に買取上限の広がりも縮小(最安値1,000円、最高値6,500円→最安1,000円、最高6,500円のままだが平均が大幅ダウン)
■価格変動要因
- iOSサポート終了・世代交代の予兆
- 根拠:1月6日週のIOSYS価格ピーク(5,138円)と、翌週からの急落トレンド
- 解説:A9チップ搭載のSE(第1世代)はiOS 18以降サポート対象外とするApple非公式リークが出回り、年末にかけて駆け込み買取需要→アップデート波及前に“古さ”が顕在化
- 新機種発表による需給シフト
- 根拠:3月上旬以降の緩やかな下落(IOSYS 128GBが4,300→3,800円台に)
- 解説:3月の春商戦でiPhone 15/SE(第3世代)が実質負担軽減や下取り強化キャンペーンを展開。新機種への買い替え加速でSE(第1世代)の中古在庫が積み上がり価格抑制
- 為替・新機種価格の相対的高止まり
- 根拠:GEOの128GBが年明け以降2,970円で安定
- 解説:円安に伴う新品iPhoneの実売価格高止まりが、中古需要を支えつつもSE1世代の機能・性能限界が価格を底上げできず、一定の下限価格で“膠着”
- 競合Android廉価モデルの充実
- 根拠:3~6月のゆるやかな需要減(IOSYS全容量)
- 解説:Google Pixel 4a/5aやOPPO Aシリーズの販売拡大により、新品価格2~3万円帯が魅力的に映り、2万円以下のSE(第1世代)ユーザー置換え需要は想定ほど盛り上がらず
■今後の予測
- 短期(Q3 2025):
- さらに10~15%下落の可能性
- 根拠:6月23日週のIOSYS急落トリガー(iOS 18発表時期)と、端末寿命(バッテリー劣化・非対応アクセサリ増加)
- GEO価格は2,700円前後まで下げ止まりか
- 根拠:円安による新品高値と、中古チェーンの在庫回転重視
- さらに10~15%下落の可能性
- 中長期(年末まで):
- サポート切れ・逆ざや在庫増→平均2,000円割れも
- 根拠:A9世代の技術的陳腐化、iOSアップデート非対応機の評価急落
- 為替やWindows/Macに対するライフサイクル見直し等で若干の反発余地もあるが「稼働確認用」「子ども用」需要に限定的
- サポート切れ・逆ざや在庫増→平均2,000円割れも
■売却タイミングの提案
- 売却推奨時期:
- 今~7月初旬までに決断
- 根拠:WWDC(6月末)のiOS 18発表後、市場評価が一段と厳しくなる前に高値圏(3,000~3,500円)を確保可能
- 今~7月初旬までに決断
- 売却先・条件:
- IOSYS系のオンライン買取を優先:
- 高騰期は平均5,000円超えを記録した実績があり、GEOよりも査定幅が大きい
- 通常期でも3,000円前後の提示実績(6月上旬まで)
- GEOチェーンで即現金化:
- オンライン送料負担や査定に不安がある場合、3,000円前後の確実ライン
- IOSYS系のオンライン買取を優先:
- 注意点:
- 付属品(箱・イヤホン・ライトニングケーブル)、バッテリー最大容量80%以上の証明で「上限価格」に届きやすくなる(IOSYS査定条件)
- 6月末以降は「OSサポート切れ」の表記が必ず査定画面に出る可能性大。そこまでに売り抜けることが重要。