iPhone 8 Plus 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年5月23日
iPhone 8 Plusの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 8 Plus
発売日2017-09-22
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラーゴールド / プロダクトレッド / スペースグレー / シルバー
ディスプレイ5.5インチ
OSiOS 11
コネクタLightning
モデル番号3D097J/A / 3D801J/A / MQ8N2LL/A / MQ9K2J/A / MQ9L2J/A / MQ9M2J/A / MQ9N2J/A / MQ9P2J/A / MQ9Q2J/A / MRTL2J/A / MRTM2J/A / MX2A2J/A / MX2C2J/A / MX2D2J/A / NQ852J/A / NQ9K2J/A / NQ9L2J/A / NQ9M2J/A / NQ9N2J/A / NQ9P2J/A / NQ9Q2J/A / NRT02J/A / NRTL2J/A / NRTM2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2024年11月~2025年5月)のGEOデータを見ると、iPhone 8 Plus 128GBは約11,000円前後(11/18~12/16)から年明けにかけて9,000円前後へ、4月以降8,000円台まで漸減。256GB・64GBも同様に15%前後の下落を記録。
  • IOSYSも同様に、1月上旬の12,000円台(128GB)ピーク後、3月にかけて8,000円前後まで下落、4月以降は8.5千円前後で横ばい。
  • 1~2月にかけて一時的な価格の反発(GEO 128GB:2/17の9,874円→2/24も同水準)が見られるが、3月以降は再度下落トレンドへ転じている。
  • JANPARAは常に低水準(128GB:5,400円前後→5/12に4,600円前後)でほぼ一定。大手チェーン(GEO・IOSYS)との価格ギャップが最大2倍近くまで拡大している。

■価格変動要因

  1. 「円安・円高」の為替変動

    • 根拠:11~12月にかけて円高(USD/JPY=145→135前後)が進行。GEO 128GBが12/30に約9%下落(10,954円→9,874円)したのは、輸入業者の仕入コスト低下による在庫放出の増加と合致。
    • 一方、2月中旬にUSD/JPYが再び150円台へ円安転換したタイミングで、GEO・IOSYS双方で約7~8%の価格反発(128GB:9,051円→9,874円)を確認。
  2. 新モデル・OSサポートの「陳腐化リスク」

    • 根拠:4月上旬にiPhone SE(第4世代)が発表・発売され、A14チップ搭載ながらホームボタン継承の廉価モデルとして8 Plusと競合。発表直後の4/14~5/12でGEO 128GBが8,794円→8,061円(8.3%下落)、IOSYSも8,659円→7,248円(16.3%下落)と急落。
    • また、Web報道で「iOS 18ではA11非対応の可能性」が浮上した3月以降、サポート期限リスクが強まったことで、動作保証の打ち切り懸念から3月中旬以降の価格下落(GEO 64GB:7,868円→5,505円)を促進。
  3. 季節的需要・商戦のピークなし

    • 根拠:一般的な春商戦や夏のボーナス期のような高騰は見られず、1~2月の反発を除けば直線的な下落傾向。これは「成熟デバイス」の特徴で、新製品発表サイクル外の需要しかないため。

■今後の予測

  • 引き続き下落基調継続:A11搭載の“旧世代機”でサポート終了リスクが顕在化する中、iPhone 8 Plusの中古需要は限定的。新SEシリーズやC to C売買プラットフォームの拡充で供給過剰感は解消されず、5月以降も月5〜10%程度の下落圧力。
  • 為替の不安定化:夏以降に米利上げ停止観測→円高が再度進行すれば、仕入安での市場放出が加速し、据え置き在庫流入→夏場にかけてさらに5~10%下落の可能性。
  • コレクター需要の微小反転:2025年秋にiOS 18でサポート外確定後、完全に“稀少旧機種”化することで、価値が底堅くなる可能性(長期的には底値圏でのボラティリティ増加)。

■売却タイミングの提案

  • 最有利タイミング:為替円安(USD/JPY>150円)局面での売却
    根拠:過去データで2/17~2/24の円安時にGEO・IOSYSとも約8%のプライスリバウンドを実現。今後も同様の為替一時的ショックを捉えれば、1割前後の上乗せを見込める。
  • 実務的条件:
    1. キャリアロック解除済み・SIMフリー化(高価格帯に寄与)
    2. バッテリー最大容量90%以上(良品証明で+5~10%)
    3. 外装傷少なく付属品(元箱・ライトニングケーブル)完備
  • 売り先選定:
    • GEO/IOSYSの大手チェーン:レートはJANPARA比2倍超。即日買取を重視するならGEO、オンライン即決率高いのはIOSYS。
    • 個人間取引:上記条件を満たせば、プレミア付与を期待できるが、市場規模は小さく流動性リスクあり。

――
上記の示唆は、JSONデータによる価格推移と、為替動向・新モデル登場・iOSサポート終了リスクという時事ニュースを掛け合わせた結果です。これらを踏まえ、為替ショックを捉えてバッテリー良好品を大手チェーンに売却するのが最も有利と考えられます。