iPhone 8 Plus 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年5月22日
iPhone 8 Plusの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 8 Plus
発売日2017-09-22
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラーゴールド / プロダクトレッド / スペースグレー / シルバー
ディスプレイ5.5インチ
OSiOS 11
コネクタLightning
モデル番号3D097J/A / 3D801J/A / MQ8N2LL/A / MQ9K2J/A / MQ9L2J/A / MQ9M2J/A / MQ9N2J/A / MQ9P2J/A / MQ9Q2J/A / MRTL2J/A / MRTM2J/A / MX2A2J/A / MX2C2J/A / MX2D2J/A / NQ852J/A / NQ9K2J/A / NQ9L2J/A / NQ9M2J/A / NQ9N2J/A / NQ9P2J/A / NQ9Q2J/A / NRT02J/A / NRTL2J/A / NRTM2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 中古買取価格は半年で約25%下落(GEO 128GB:11,000円前後→8,000円前後)。IOSYSも年末年始に12,000円台まで上昇後、春先に7,000円台へ急落。JANPARAは一貫して5,000~7,000円台と低調。
    ・根拠:GEO(128GB)は2024年11月18日週の10,954円→2025年5月19日週で8,061円。
    ・IOSYS(128GB)は同期間に10,569円→7,338円。
  • 年末年始(12月下旬~1月上旬)にかけて、年越し需要&新モデル購入(iPhone 15/16シリーズ)の下取り流入増で買取相場がピーク。1月第1週(IOSYS 11,726円)で最高値を記録。
  • 以降は春商戦の盛り上がりが乏しく、さらに「iPhone 8 Plus」は2017年発売の旧世代機で次期OS(iOS 18)対応外のうわさも市場に影響し、リユース需要低迷が継続。

■価格変動要因

  1. 季節要因+新機種サイクル

    • 年末年始:消費者の新モデル購買(iPhone 15/16シリーズ)→手持ちの旧機下取り増加→業者間で需要も高まり、買取上限が跳ね上がった。
      ・根拠:IOSYS 128GBが12/16週に11,069円→1/6週に11,726円と約6%上昇。
    • 春商戦(3~5月):iPhone SE(2022)やAndroid廉価帯の人気化で、iPhone 8 Plusの競争力低下。
      ・根拠:GEO 128GBは1/6週の9,874円→5/19週の8,061円へ約18%下落。
  2. 世代・OSサポート切れリスク

    • iPhone 8 PlusはA11チップ搭載の2017年モデル。Apple公式アナウンスでは次期iOS 18で非対応との見方が強まり、実用寿命への不安が顧客の買い取り意欲をそいでいる。
      ・根拠:主要ニュースサイトで「iPhone 8/8 PlusはiOS 18サポート外の可能性大」と報じられ、春先以降価格下落に拍車。
  3. 為替・マクロ環境

    • 2025年1月中旬以降、1ドル=140円台から135円台へやや円高に振れたことで、新品海外モデルの輸入コスト低下→リユース相場の下支え要因としては限定的。
      ・根拠:GEO相場は1~2月に大きな反発なく横ばい推移。

■今後の予測

  1. 夏〜秋にかけてさらに下落トレンド継続
    • 新iPhone(仮に「iPhone 17」)発表前の7~8月は換金需要が一巡し、6,000~7,000円台で横ばいもしくは微下落。
  2. OS切れ確定でボトム圏到達
    • WWDC(6月)で正式にiOS 18対応範囲から外れると確定すれば、6月下旬以降は5,000円台も視野。特に64GBモデルは4,000円台に迫る可能性。
  3. 円安再燃や新品プロモーション次第で一時的上振れも
    • 万が一夏以降に円安進行+キャリア大幅割引が出れば短期的に需給逼迫し、小幅反発(+5%程度)はあるが、長期下落トレンドは揺るがず。

■売却タイミングの提案

  1. 今すぐ~6月中旬までに売却
    • 年始ピークほど高くはないが、春先の最底値割れ前に売り抜け。GEOなら8,000~9,000円、IOSYSでも7,500~8,500円圏で回収可能。
  2. 容量選別で最大化
    • 256GBが常に128GBより約20%高い。手持ちに余裕あれば大容量モデルは優先して売却。
      ・根拠:GEO 256GBは5/19週で9,080円、128GBは8,061円。
  3. 端末状態アピール+販路併用
    • iOSサポート切れによる減価を避けるには、動作良好・外観美品を強調し、JANPARAより買取価格の高いGEOまたはIOSYSへ。春~初夏販路での量販店下取りも価格が安定している。
  4. 次期OS対応発表前の6月上旬までが最終売りどき
    • WWDC(6月)でサポート外が決定すると市場心理が一気に冷え込むため、そのタイミングまでに手放すのがベター。