iPhone 8 Plus 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年5月12日
iPhone 8 Plusの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 8 Plus |
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発売日 | 2017-09-22 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | ゴールド / プロダクトレッド / スペースグレー / シルバー |
ディスプレイ | 5.5インチ |
OS | iOS 11 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3D097J/A / 3D801J/A / MQ8N2LL/A / MQ9K2J/A / MQ9L2J/A / MQ9M2J/A / MQ9N2J/A / MQ9P2J/A / MQ9Q2J/A / MRTL2J/A / MRTM2J/A / MX2A2J/A / MX2C2J/A / MX2D2J/A / NQ852J/A / NQ9K2J/A / NQ9L2J/A / NQ9M2J/A / NQ9N2J/A / NQ9P2J/A / NQ9Q2J/A / NRT02J/A / NRTL2J/A / NRTM2J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近6カ月のGEO・IOSYS平均買取価格(128GB)は、2024年11月の約11,000円台から2025年4月の約8,800円台へ約20%下落。64GB・256GBも同様に年間で約1,800~2,500円下落しており、世代経過による値崩れが鮮明(JSONデータより)。
- 2025年1月上旬、IOSYSで256GBが13,300円超と突発的に上昇した一方、GEOはほぼ横ばい。年末商戦やキャリアの下取り増/円安影響による在庫調整と推察。
- 2025年5月連休明け(5/12週)にGEO128GBが6,160〜9,900円のレンジ下限まで下落。大型連休中のキャリア機種変更需要と、下取り放出増が供給過多を加速させた模様。
■価格変動要因
- 世代経過とOSサポート期限
– iPhone 8 Plusは2017年9月発売。20年モデル以降のiOSサポート切れ観測(iOS 18対応見送りの噂)が進むほど需給が冷え込み、下落圧力に(“iOS18非対応”報道)。 - キャリア下取りプログラムの拡充
– 2025年3月以降、携帯大手3社の「下取り+増額キャンペーン」が活発化。旧機種を一律高額査定とする一方、市場放出量が急増し5月にGEO平均が1割超下振れ(JSON・5/12)。 - 為替・部品需給
– 2024末から2025年Q1にかけて円安進行(1ドル=145円→155円)により海外中古買付コストが上昇、業者側買取上限を据え置いた結果、買取下限が切り下がった(MIN_PRICEがGEOで6,720円→5,760円に推移)。 - 競合機種の価格調整
– 同時期に「iPhone SE(第4世代)」の初夏発売・大幅値下げ見込み報道が台頭。SEシリーズの廉価感訴求で8 Plus需要が循環的に割を食い、特に低容量モデルの下落を加速(JSONの64GB下落幅が最大)。
■今後の予測
- 夏商戦に向け「iPhone SE4」投入(6月想定)で、8 Plus在庫放出がピークに達し7~8月でさらに5~10%下落予想。特に64GBは5,000円前後まで市場平均が下振れる可能性大。
- 円安の行方次第ではMIN_PRICEが一段と切り下がるため、下限価格帯(業者間買取ロット・海外流出のパーツ取り材)での調整が強まる。
- 一方、秋以降「iOSサポート終了」確定や10周年モデル(iPhone X系)旧機種レトロブームでごく一部でプレミア価格が生まれる可能性あり。ただし対象は限定的(整備済品や完動品のみ)。
■売却タイミングの提案
- 最適期:2025年5月下旬~6月上旬
・理由1:大型連休直後の下落底を付けた可能性が大きく、SE4発表前の“在庫放出ピーク”前倒し売却で下限を回避。
・理由2:iPhone下取り増額キャンペーン終了後、業者側の買い取り上限が再度上振る要素(夏商戦前の再調整)が見込まれるため。 - 推奨条件:
・容量は256GB(同容量帯で買取上限15,600円/GEO、17,000円/IOSYSを記録。128GBより相対的に高利回り)
・外装状態A(ガラス割れ・バッテリー交換歴なし)で整備済品証明を取得し、業者間競合が激しいGEOまたはIOSYSへの一括査定依頼を活用。 - 長期ホールドはリスク大(サポート切れ決定で流通価値が限定的に)。機器自体は当面OSアプデに頼れず、需給面での逆転は期待薄です。