iPhone 8 Plus 週次買取動向レポート
デバイス基本情報
モデル | iPhone 8 Plus |
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発売日 | 2017-09-22 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | ゴールド / プロダクトレッド / スペースグレー / シルバー |
ディスプレイ | 5.5インチ |
OS | iOS 11 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3D097J/A / 3D801J/A / MQ8N2LL/A / MQ9K2J/A / MQ9L2J/A / MQ9M2J/A / MQ9N2J/A / MQ9P2J/A / MQ9Q2J/A / MRTL2J/A / MRTM2J/A / MX2A2J/A / MX2C2J/A / MX2D2J/A / NQ852J/A / NQ9K2J/A / NQ9L2J/A / NQ9M2J/A / NQ9N2J/A / NQ9P2J/A / NQ9Q2J/A / NRT02J/A / NRTL2J/A / NRTM2J/A |
過去半年間の買取価格推移
TreMartの買取/下取り価格



AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2025年3月末~9月下旬)で、iPhone 8 Plusの中古買取価格は、128GBモデルが約9,400円→7,400円(▲21%)、256GBが約11,600円→7,700円(▲33%)と大幅下落。64GBは7,100円→6,800円程度(▲4%)と比較的底堅い推移です。※GEOデータ参照
- 3~4月の急落期の背景には、4月上旬発表の「iPhone SE(第4世代)」によるトレードイン流入と、Appleが8シリーズのiOSサポートをiOS 18で打ち切ると明言した影響(3月末報道)があります。
- 5~6月には一時的な下げ止まり・反発があり、7~8月には夏商戦の格安ニーズでやや持ち直しましたが、9月に入って次期iPhone発表前の在庫調整と、円安基調による国内中古品の相対的価値低下が重なり、再び価格が下落しています。
■価格変動要因
新モデル発表/サポート切れニュース
- 2025年4月のiPhone SE(第4世代)発表(Touch ID+4.7インチサイズ復活)は、同世代のiPhone 8 Plus(A11搭載)ユーザーの買い替え需要を喚起。トレードイン増加により中古在庫が急増し、3~4月に128GBで約9,400円→8,800円、256GBで約11,600円→9,900円へ下がりました。
- Apple公式がiPhone 8および8 PlusをiOS 18の対象外と公表(2025年3月末報道)は、将来的なOSアップデート不可=長期運用リスクと受け止められ、特に大容量モデルの資産価値低下を加速。256GBの下落率(▲33%)が最も大きい点に表れています。
公式リコール/バッテリー交換キャンペーン
- 2025年6月に一部iPhone 8シリーズでバッテリー膨張による無償交換対象のリコール発表(外部調査報道)があり、ユーザー側で動作保証のない“交換済み端末”が中古市場に増加。これが6月~7月の底値形成要因となり、GEOの128GBは8,061円、IOSYSは7,373円まで下落しました。
為替・季節要因
- 8月にかけた円安(1ドル=145円前後)は「輸入買い付けコストの上昇」を招き、新興国・欧米業者が日本中古品を積極的に買わなくなり、需給バランスが国内寄りに。格安需要(国内若年層・サブ機需要)で64GBのみ底堅く、8月上旬に約6,330円まで反発した背景です。
■今後の予測
短期(~10月中旬)
・次期iPhone 16シリーズ(発表予定9月末、発売10月中旬)前の買い控えで更なる下落圧力。特に256GBの下落幅が大きく、GEOで7,700円→7,000円割れの可能性。
・OS 18未対応機として“最終値崩れ”段階に入り、大容量モデルは6,500円前後まで基準価格が下がる公算。中長期(年末~2026年Q1)
・年末商戦では「iPhone 8 Plus+格安SIMセット」需要が小規模ながら発生し、64GBは6,500円前後で底堅く推移。ただし市場全体のボリューム減少で業者間格差が拡大、JANPARA系店舗では4,500円前後と二極化。
・円安長期化や製造中止モデルの“プレミア”は見込み薄。iOSサポート切れの影響が価格を下支えることは難しく、結果的に8 Plusはフェードアウト的に価格下落を継続すると予想。
■売却タイミングの提案
即売却推奨(~10月上旬)
・256GB/128GB所有者:iOS 18非対応・新機種発表前の急落期に入っており、9月下旬~10月上旬はギリギリ下げ止まりの“最後の山場”。GEOで7,700円/7,400円台がピークと判断し、このタイミングで売却を確定。
・理由:「iPhone 16発表→新モデル物色→旧機種まとめ売り」で10月中旬以降の下落幅が20%超見込まれるため。条件付き売却(11月以降)
・64GB所有者:冬のサブ機需要(キッズスマホ、内部ストレージ不要ユーザー)で年末にかけて6,500円前後で持ち直す可能性。ただしバッテリー交換リコール履歴がないか要確認。
・業者選定:GEO/IOSYSが市場平均を上回る買い取り実績。特にキャンペーン時(セール連動の買取UP期間)を狙い、オンライン見積りで最大振込額を確保。JANPARA系は低水準のため優先度低。
(各予測・提案はGEO・IOSYSの週次データ推移およびApple公式/業界ニュースを根拠に作成)