iPhone 8 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年7月18日
iPhone 8の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 8 |
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発売日 | 2017-09-22 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | スペースグレー / ゴールド / シルバー / プロダクトレッド |
ディスプレイ | 4.7インチ |
OS | iOS 11 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3D056J/A / 3D058J/A / MQ6G2J/A / MQ782J/A / MQ792J/A / MQ7A2J/A / MQ842J/A / MQ852J/A / MQ862J/A / MRRY2J/A / MRT02J/A / MX172J/A / MX1D2J/A / MX1E2J/A / MX1F2J/A / NQ782J/A / NQ792J/A / NQ7A2J/A / NQ842J/A / NQ862J/A / NRRY2J/A / NX1D2J/A / NX1E2J/A / NX1F2J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 価格ピーク:2025年2月17日週のGEO(128GB)6,325円、iOSYS(128GB)7,928円を頂点に、以降は漸減傾向(根拠:週次データ)。
- チャネル差:常にiOSYS>GEO>JANPARAの順で平均買取価格に大きな隔たりがある(128GB現状:iOSYS約6,650円、GEO約5,060円、JANPARA約3,926円)。
- 容量別動向:256GB型は価格維持力が高く、64GB型は下落幅が大きい(直近GEO 256GB6,120円→64GB3,531円/128GB5,062円)。
- 2025年6月以降の下落要因示唆:WWDC25でiOS18が「iPhone 8非対応」と噂され、サポート切れ懸念が価格に反映(6月第2週以降のデータ下落)。
■価格変動要因
- サポート寿命の市場織り込み
- 根拠:Appleが6月開催のWWDC25で次期iOS(iOS18)を発表予定との報道(IT系ニュース)。iPhone 8はiOS17までサポートとの公式コメントは未だだが、「iOS18非対応」説が流布→6月以降、GEO・iOSYSともに平均価格が5〜8%下落。
- 意味:OSアップデート対応の可否は古参機種の流動性を左右。サポート切れ懸念が顕在化すると、中古需要は急速に縮小。
- 新モデル発表(エントリー帯への影響)
- 根拠:2025年3月に第3世代iPhone SE(A15搭載)が発売(公式発表)→同価格帯の「実質上位機種」が登場し、iPhone 8 との差異が顕在化。
- 意味:最新SoC搭載かつTouch ID継承モデルの登場は、同じTouch ID派の低価格帯需要をSEに集中させ、iPhone 8の価値下落を加速。
- 為替・新製品価格の副次効果
- 根拠:2025年春〜夏にかけて円安進行(USD/JPY 150円台=日本経済ニュース)。新機種価格が上昇→新機種買替コスト増加に伴い中古iPhone全般の需要は底堅いものの、iPhone 8は旧世代かつ高寿命でないため、選択肢から外されつつある。
- 意味:為替悪化で「多少高くても新SEを」「多少安くても最新を」という需要構造が顕在化し、旧モデル価格が圧迫。
■今後の予測
- 短期(~2025年Q4):
・「iOS18非対応」確定情報が出ると、64GB型は3,000円前後、128GB型は5,000円割れ直近(GEO)になる可能性が高い。
・256GB型は依然高ストレージ需要で6,000円前後を維持しやすい。 - 中長期(~2026年H1):
・新SE第4世代(2025年秋発表)の廉価版タブー化でiPhone 8は完全に“廉価化旧モデル”に。流通在庫の山崩れと相まって平均価格はさらに10~20%下落し、GEO・iOSYS問わず64GBで2,500~4,000円レンジ、128GBは4,000~6,000円レンジまで降下。
・為替回復やAppleの延命・サポート延長策がなければ、価格回復は見込み薄。
■売却タイミングの提案
- 今売るべき理由:
- WWDC25(6月第1週)後の「iOS18非対応」確定で大規模下落リスク(根拠:6月以降の週次データ下落傾向)。
- 2025年3月SE第3世代発売直後に底値圏(JANPARAでは早くも4,000円を割込)となっており、以降の下落余地大。
- 推奨チャネル・条件:
・iOSYS買取:直近で他社比+1,500~2,000円上乗せ(128GBで約6,650円)と高い買い取り水準をキープ。
・256GBモデルを優先:容量プレミアムで他容量比+1,000円以上の価格差(iOSYSで約7,200~7,300円)が見込め、値下がり耐性も強い。 - 売却時期:
・最遅「2025年7月末まで」:データ上、7月第2週から再下落傾向へ転じており、ここでキャッシュ化。
・理想は「WWDC25発表前週(5月最終週まで)」:iOS18対応不安の本格化前に市場最高値で手放すのが最も有利。