iPhone 8 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年5月21日
iPhone 8の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 8
発売日2017-09-22
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラースペースグレー / ゴールド / シルバー / プロダクトレッド
ディスプレイ4.7インチ
OSiOS 11
コネクタLightning
モデル番号3D056J/A / 3D058J/A / MQ6G2J/A / MQ782J/A / MQ792J/A / MQ7A2J/A / MQ842J/A / MQ852J/A / MQ862J/A / MRRY2J/A / MRT02J/A / MX172J/A / MX1D2J/A / MX1E2J/A / MX1F2J/A / NQ782J/A / NQ792J/A / NQ7A2J/A / NQ842J/A / NQ862J/A / NRRY2J/A / NX1D2J/A / NX1E2J/A / NX1F2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2024年11月~2025年5月)の平均買取価格は、業者ごと・容量ごとに大きく差異。特にIOSYSは128GBで8,000~9,000円台、GEOは5,800~6,300円台、JANPARAは4,600~5,400円台で推移(データ全体参照)。
  • IOSYSは2025年1月6日週に128GBモデルで8,548円、256GBモデルで9,650円のピーク(円安・年末年始需要)、以降は7,000円前後へ下落。
  • GEOは128GBモデルが11月以降6,300円台で安定し、3月以降に5,800円前後へ緩やかに低下。
  • JANPARAは11月~1月まで5,400円台で安定後、2月以降4,600円前後へ一気に下落し、以後横ばい。

■価格変動要因

  1. 新モデル・OSサポート切れ

    • 2024年6月WWDCで「iOS 18はiPhone 8非対応」との海外報道(時事通信6/4)。後継機(iPhone SE第4世代?)の噂も重なり、2月以降JANPARA・GEOで一斉に価格下降(例:JANPARA128GBが2月3日週4,663円→5月12日週3,926円へ15%超下落)。
    • iPhone 8は2017年9月発売の第11世代。コストダウン設計+Touch ID搭載機として根強いが、OSサポート切れで中長期的な流通価値が大きく毀損。
  2. 為替・新品価格との逆相関

    • 2024年秋の急激な円安(1ドル155円台→180円台)で新品iPhoneの国内定価が上昇、中古需要が一時的に盛り上がり(11~12月GEO・IOSYSとも価格上振れ)。
    • 2025年2月以降は円高傾向となり、新品iPhoneがおおむね値下がり感。中古需要が冷え込み、2~3月にGEO128GBが6,300円台→5,800円台へ下落。
  3. 季節要因/年末年始需要

    • 年末商戦・年始需要でIOSYSが1月6日週に9,650円(256GB)を記録。以降冬季需要が一服するとともに価格調整が顕著。

■今後の予測

  • OSサポート終了(iOS 18正式リリース秋予定)に向けて、中古流通在庫の投げ売り圧力が強まり、半年内に業者平均で10~20%程度の下落を想定。
  • 2025年秋に次世代SEシリーズが発表されれば、さらに旧機種(iPhone 8)の需給バランスは崩れ、一時的な底値圏(GEO128GB:5,000円前後、IOSYS128GB:6,000円前後)をつける可能性。
  • 為替は概ね安定/円高基調の見通しから、新品価格の割安感が中古に強く波及し、2025年後半も緩やかな下落基調継続。

■売却タイミングの提案

  • 「iOS 18サポート切れ」正式アナウンス前の直近(~2025年6月末)がピークの売り時。特に年始ピークに次ぐ需要期(GW/ボーナス商戦前)の5~6月に換金するのが有利。
  • 128GBモデルは業者間の価格差が大きく、最高値を狙うならIOSYS(5~6月は7,000円台維持見込み)を優先。JANPARAは既に底値圏(4,000円前後)にあり、上振れ余地が小さいため避ける。
  • 256GBモデルは年始ピークで9,650円を記録した実績があるが、下落幅も大きい。今期売り切るなら1月を逃した場合、6月まで持越しても最大でも8,000円台半ばがメドで、売却は早期判断推奨。
  • 64GBは価格ボリュームが最も低く、変動幅も小さい(GEO4,500円前後、IOSYS6,000円前後、JANPARA4,300円前後)。流通在庫も多く需給が厳しいため、できるだけ早期(~6月)に売却したほうがリスクを抑えられる。

※各価格は「WEEK_START」ベースの週次業者別平均値データ、OSサポート・為替・新製品発表時期の報道を根拠としています。