iPhone 8 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月17日
iPhone 8の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 8 |
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発売日 | 2017-09-22 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | スペースグレー / ゴールド / シルバー / プロダクトレッド |
ディスプレイ | 4.7インチ |
OS | iOS 11 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3D056J/A / 3D058J/A / MQ6G2J/A / MQ782J/A / MQ792J/A / MQ7A2J/A / MQ842J/A / MQ852J/A / MQ862J/A / MRRY2J/A / MRT02J/A / MX172J/A / MX1D2J/A / MX1E2J/A / MX1F2J/A / NQ782J/A / NQ792J/A / NQ7A2J/A / NQ842J/A / NQ862J/A / NRRY2J/A / NX1D2J/A / NX1E2J/A / NX1F2J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 直近半年(2024年12月~2025年6月)の平均買取価格は、128GBモデルがGEOで6,300円付近、IOSYSで7,000~8,000円台、JANPARAで4,600円前後と、販路によって大きく開きがあります。特にIOSYSの256GBモデルは1月上旬に9,650円(2025-01-06週)とピークを迎えましたが、その後ゆるやかな下落傾向です。
- 容量別では常に「256GB>128GB>64GB」の順に査定額が高く、128GBと256GBの差は1,000~2,000円、64GBとの差は2,000~3,000円程度で安定しています。
- 1月上旬(年明け商戦)にいったんピークを付け、その後2~4月にかけてGEO・IOSYSともに5~10%程度の下落。JANPARAはもともと動きが鈍く、4~5月にかけてさらに10~20%ほど低下しています。
■価格変動要因
- 年明け商戦の反動(2025-01-06週ピーク/IOSYS 256GB:9,650円)
- 年末年始に売却・買い替え需要が集中し、高値を形成。データ上も1月第1週が直近最高値(GEO 128GB:6,325円、IOSYS 128GB:8,548円)となっています。
- 根拠データ:「2025-01-06」週の各社平均価格。
- OSサポートの限界と次世代モデルの噂
- iPhone 8は2017年発売でiOS17が最後のメジャー対応(Apple発表)。WWDC2025で発表予定のiOS18に対応しない可能性が高まり、中古市場での価値低下圧力。
- 直近のオンラインメディア報道でも「iOS18非対応機種リスト」にiPhone 8が含まれる可能性が取り沙汰され、実需の売り急ぎを誘発。
- 新廉価モデル(iPhone SE 4)投入期待
- 2025年夏に噂されるiPhone SE第4世代(廉価版)のスペック・価格観測が、中古iPhone 8への潜在買い替えニーズをそらし、需給緩和→価格下落要因に。
- 為替・輸入コストの影響
- 2025年前半のドル/円相場は1ドル=150円前後と円安圏(昨年末は1ドル=130円台)。円安進行は新品iPhoneの輸入コスト上昇を招くが、中古買取価格はむしろ新機種への乗り換え抑制→中古在庫積み上がりによる価格低下圧力に寄与。
■今後の予測
- WWDC2025(6月上旬)直後にiOS18発表、iPhone 8が非対応と確定すれば、6月第2週以降の買取価格はGEOで128GBが約5,000円台中盤、IOSYSで6,000円台前半まで一段下落する公算大。
- 一方、夏のiPhone SE 4発売後は一時的にiPhone 8在庫が清掃され、下落幅が緩む可能性もあり。ただしピーク時の買取需要は見込みにくく、相場は年間を通じて1~2割の下落トレンド継続と予測。
- 為替が反転(1ドル=140円以下)した場合、新品価格抑制を通じ中古需要の回復要因となり得るが、iPhone 8自体の世代古さを埋める程の需要増とはならない見込み。
■売却タイミングの提案
- 最有利期:2025年6月上旬まで
・現状(6/2週)でもIOSYSの128GBは6,900円、256GBは7,497円と、WWDC前の高値水準。
・WWDC直後(6月第2週以降)に、iOS18非対応機種として市場評価が急落するリスクが高く、売り値が数百~千円単位で下振れする可能性。 - 条件別戦略:
- 容量256GBかつ状態Aランクの端末は、6月第1週までにIOSYSルートに売却し、9,000円台後半を狙う。
- 64GB・JANPARAに限れば動きが鈍く相場変動も小さいため、急がず夏以降にセールやキャンペーン併用で売却しても大きな損失は回避可能。
- まとめ:買取価格下落が急激化する前、WWDC発表前の“2025年6月上旬”までに、特に高容量・良コンディション品を優先的に売却するのが最も有利。