iPhone 8 週次買取動向レポート
最終更新: 2025年6月9日
iPhone 8の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。
デバイス基本情報
モデル | iPhone 8 |
---|---|
発売日 | 2017-09-22 |
ストレージ | 64GB / 128GB / 256GB |
カラー | スペースグレー / ゴールド / シルバー / プロダクトレッド |
ディスプレイ | 4.7インチ |
OS | iOS 11 |
コネクタ | Lightning |
モデル番号 | 3D056J/A / 3D058J/A / MQ6G2J/A / MQ782J/A / MQ792J/A / MQ7A2J/A / MQ842J/A / MQ852J/A / MQ862J/A / MRRY2J/A / MRT02J/A / MX172J/A / MX1D2J/A / MX1E2J/A / MX1F2J/A / NQ782J/A / NQ792J/A / NQ7A2J/A / NQ842J/A / NQ862J/A / NRRY2J/A / NX1D2J/A / NX1E2J/A / NX1F2J/A |
過去半年間の買取価格推移
このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。
TreMartの買取/下取り価格
AI分析・考察
■サマリー
- 2024年12月~2025年6月にかけ、全容量・全業者で緩やかな下落基調
‒ GEO(128GB)は6,325円前後で横ばいから1月以降5,800円台に低下(データ参照)
‒ IOSYS(128GB)は年末8,000円台→1月ピーク(8,548円)後、一貫して6,900円前後まで下落
‒ JANPARA(128GB)は5,400円前後から3,900円台へ大幅ダウン - 価格差は業者間で2,000~3,000円超(IOSYS高値、JANPARA安値)、流通・在庫量の違いを如実に反映
- 下落要因として、①年末の一時的需給ひっ迫後の放出、②「iPhone 8」を含むA11世代の旧モデル需要低下が背景
■価格変動要因
- 需給サイクルの切り替わり
- 年末商戦~年始:クリスマス需要で流通在庫が減少し、1月第1週のIOSYS高値(128GB:8,548円)を形成
- 2~3月:初売り・新年度に向けて大量流通→価格急降下(JANPARA128GB:5,400→3,900円帯)
「なぜか」:家電量販の在庫一斉放出時期と、学生・新社会人が最新機種を優先する需給ギャップが生じるため。
- 技術・OSサポート終了見通し
- 直近のITメディア報道によれば、iOS 18(2025年秋リリース)がA11チップ搭載機(iPhone 8/8 Plus/X)を非対応とする可能性大
- OS更新が打ち切られることで中古需要は更に縮小、GEO・IOSYSともに3~4月以降ジリ貧傾向が鮮明(IOSYS128GB:7,100円→6,900円)
「なぜか」:最新OS非対応はセキュリティや新機能取得不可を意味し、買い手心理にネガティブ。
- 5G普及と競合廉価モデルの台頭
- MNO各社の「5G料金プラン」拡大、iPhone SE(第3世代)などA15搭載廉価機への買い替え促進キャンペーン強化
- 4G専用のiPhone 8は相対的に割高感が増し、中古市場で敬遠される動き
「なぜか」:キャリア値引きで新品SEが3万円台で手に入る環境は、7年前モデルの中古にとって強大な競合。
■今後の予測
- 2025年夏〜秋(iOS 18発表前)までは3,000〜5,000円台(64GB)/5,000〜7,000円台(128GB)が中央値
‒ データ:JANPARA・64GBは3,573円前後で半年前比35%減(データ最安値帯) - iOS 18非対応確定時(9月頃)に底抜け的な最終下落局面到来:64GBで3,000円割れ、128GBは5,000円以下へ
- 為替変動(ドル高・円安)が更に進行すれば、海外リユース品流入コスト増で一時的な底堅さ演出も想定
「なぜか」:輸入コストが上昇すると、国内中古在庫の希少性が相対的に高まるため。
■売却タイミングの提案
- 最も有利なタイミング:2025年7〜8月上旬
- 理由① iOS 18除外アナウンス前、「下落加速前」の最後の売り抜け期
- 理由② 夏のボーナス需要で「手軽に買い替え」を狙うユーザー増加、買取相場が底値圏でやや反発しやすい
- 容量別戦略
- 64GB:3,500円前後での売却を推奨(データ:5〜6月実績帯3,500円台)
- 128GB:5,800〜6,200円で売り抜け(GEO:6,325→5,862円帯推移)
- 256GB:8,000円台→7,000円台前半での決済が現実的
- 業者選び
- STO廃止前の高額取扱い実績があるIOSYSを優先
「根拠」:1月の最高値記録(256GB:9,650円)など業者間最高値更新頻度が高い - JANPARAは最安値更新が多く、在庫急増時の買取拒否リスクもあるためサブ選択
- STO廃止前の高額取扱い実績があるIOSYSを優先
以上の戦略をもとに、iPhone 8の「旧式化」が進む前の“最終売りどき”を逃さず、7月上旬までに主要業者へ売却することを強くお勧めします。