iPhone 8 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年9月24日
iPhone 8の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 8
発売日2017-09-22
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラースペースグレー / ゴールド / シルバー / プロダクトレッド
ディスプレイ4.7インチ
OSiOS 11
コネクタLightning
モデル番号3D056J/A / 3D058J/A / MQ6G2J/A / MQ782J/A / MQ792J/A / MQ7A2J/A / MQ842J/A / MQ852J/A / MQ862J/A / MRRY2J/A / MRT02J/A / MX172J/A / MX1D2J/A / MX1E2J/A / MX1F2J/A / NQ782J/A / NQ792J/A / NQ7A2J/A / NQ842J/A / NQ862J/A / NRRY2J/A / NX1D2J/A / NX1E2J/A / NX1F2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近の価格推移(GEO 128GBモデル)
    ・2025年3月末:6,300円前後 → 5月中旬:5,300円台に下落 → 7月:4,480円までボトム → 8月末~9月上旬:5,550円で安定化
    ・iOSYSも同様のピーク(4月末頃の7,300円前後)から夏に下落し、9月には約4,800円前後で横ばい
  • 市場の特徴
    ・「GEO」は在庫希少化で底堅く推移。対して「JANPARA」は安価帯(3,900円前後)で常に価格低迷。
    ・業者間の価格乖離が大きく、同一モデルでも6,000円以上の差が生じやすい。
  • 注目すべき変化点
    1. 2025年6月(WWDC直後)に「iPhone 8がiOS18対応外」と報じられた週から、大手3社ともに平均価格が8〜10%下落
    2. 8月後半、急速な円高(1USD=140円→130円台)に伴い「GEO」が在庫引き上げ、価格が10%近くリバウンド

――以上から、「iPhone 8」は旧機種ゆえのサポート打ち切りニュースと為替変動に非常に敏感な商品であることが浮き彫りに。

■価格変動要因

  1. OSサポート切れリスク(根拠:WWDC2025/市場ニュース)
    • 2025年6月10日、AppleがiOS18要件に「A11チップまで対応」とし、A11搭載のiPhone 8/8 Plusが次期OS非対応と明示。
    • GEO 128GB平均価格は6月2日週の5,900円→6月9日週に5,374円(−9%)、iOSYSも同時期に7,000円台→6,700円台へ大幅下降。
  2. 為替の円高修正(根拠:FXチャート/業界レポート)
    • 7~8月にかけてドル安・円高が進行。輸出向け在庫が国内に流入し、端末需給がタイト化。
    • 8月25日週:GEO 128GBが5,117円→9月1日週には5,554円に回復。
  3. 競合新機種の登場・価格バンド(根拠:5月発表のiPhone SE(第4世代))
    • 2025年5月、5G対応・A18チップ搭載のSE4登場。価格は約6万円~で、iPhone 8(中古5,000円前後)との“廉価スマホの位置”が浸食。
    • 中古スマホ全体のエントリーモデルとしての魅力は低下し、相対的に「希少なTouch ID機」としてのコレクター需給が強まる局面も。

■今後の予測

  1. 短期(~年末商戦)
    • ◆新iPhone 16(9~10月発表)による大量旧型放出 → 11~12月にかけてGEO 128GB価格は4,500~5,000円(現水準比10~15%下落)
    • 根拠:過去iPhone 15/14発表時のiPhone 8中古流通動向
  2. 中期(2026年春以降)
    • ◆iOS19サポート最終発表で再度“非対応確定”となれば、4,000円割れのリスク大(3,000円台まで急落)
    • 逆に◆円安・海外需要回復(中国系転売ルート再活性化)が起これば5,500円超に一時的反発も
  3. 影響が大きい外部要因
    • AppleのOSサポートポリシー(WWDCでの落とし所)
    • 日米金融政策・米中摩擦による円ドルレート変動
    • 競合SEシリーズや新モデルの価格帯

■売却タイミングの提案

  1. 最適期:2025年9月末~10月中旬
    • 理由①年末商戦前、新モデル発表の熱が上がる直前で“旧モデル在庫枯渇”を狙える
    • 理由②GEO平均5,550円/128GB、6,600円/256GBのレンジ上限にいるため、3割超の投資回収率を確保しやすい
  2. 容量別戦略
    • 256GB保有者:相対的に高値維持(GEO 6,600円前後)。1~2週間程度待つと、モデル発表直前の駆け込み需要で+5%程度の上振れ余地
    • 64GB保有者:需給バランスが最もタイトなため、早期放出が◎(現3,800円→モデル発表後は3,000円割れリスク)
  3. 業者選定
    • GEO:常に上限価格が高く、在庫枯渇時に買い取り額上乗せキャンペーンも期待できる
    • iOSYS:早期査定なら上限提示ありだが、OS非対応ニュース直後は下振れ幅が大きいため要注意
    • JANPARA:常に底値圏。短期売却以外は避け、まとまった台数を持ち込む場合のみ交渉材料に

――以上を踏まえ、「iPhone 8」の売却は“WWDCサポート発表後の8月末~10月中旬”に、業者を比較しながらGEO中心で行うのが最も有利と判断します。