iPhone 8 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年6月26日
iPhone 8の中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 8
発売日2017-09-22
ストレージ64GB / 128GB / 256GB
カラースペースグレー / ゴールド / シルバー / プロダクトレッド
ディスプレイ4.7インチ
OSiOS 11
コネクタLightning
モデル番号3D056J/A / 3D058J/A / MQ6G2J/A / MQ782J/A / MQ792J/A / MQ7A2J/A / MQ842J/A / MQ852J/A / MQ862J/A / MRRY2J/A / MRT02J/A / MX172J/A / MX1D2J/A / MX1E2J/A / MX1F2J/A / NQ782J/A / NQ792J/A / NQ7A2J/A / NQ842J/A / NQ862J/A / NRRY2J/A / NX1D2J/A / NX1E2J/A / NX1F2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近半年(2024年12月~2025年6月)で、iPhone 8中古買取価格は1~2月にピークを迎え、その後4月以降に顕著な下落トレンドを示しています。
    • 例:IOSYS(128GB)では1/6週の9,650円→6/16週の6,639円(約31%減)、GEO(128GB)でも2/17週の6,326円→6/23週の5,091円(約20%減)。
  • 容量別では常に「256GB>128GB>64GB」の順位は崩れず、大容量モデルの需要が根強いことを示唆。
  • 3月前後にGEOや他店で実施された“年度末ボーナスキャンペーン”が価格を一時的に押し上げた痕跡(GEO:2/3週~2/17週、128GBで6,325円→6,327円→6,326円の小幅上昇)が見られる一方、キャンペーン終了後は一気に下落に転じています。

■価格変動要因

  1. 新モデル・OSサポート切れ報道
    • 2025年春以降、メディアで「iPhone 8がiOS 18に非対応」の噂・報道が出回り(AppleのA11チップ搭載機種はサポート打ち切り候補)、中古需要が先行的に失速。→3月以降の価格急落(GEO/IOSYS共に128GBで700円~1,500円程度の下落)。
  2. 競合モデル(SE系・最新15/16シリーズ)の拡充
    • 2025年春から噂される廉価版iPhone SE新型(A15チップ搭載想定)や、昨秋リリースのiPhone 15の下取りキャンペーン強化が、4万円台前後でより新しい端末を手に入れやすくし、iPhone 8の中古在庫回転を鈍らせています。
  3. 店舗別プロモーション
    • GEOをはじめとする大手買取店が2~3月に「年度末ボーナス」を実施。GEO(128GB)は2月初旬に6,325円→2/17週6,326円と小反発。一方、キャンペーン終了後に一気に5,800円台へ。→“プロモーション抜き”の実勢価値は明確に下落基調。
  4. 為替・輸出台需要
    • 円相場はこの期間大きな変動がなく、輸出向け需給への影響は限定的。国内中古マーケット要因が主因。

■今後の予測

  • 7~8月:iOS 18非対応が正式に発表されるタイミングで、買取相場の新たな下落局面(GEO128GBベースで5,000円割れ、IOSYS128GBでも6,000円割れの可能性)。
  • 9月以降:iPhone 16シリーズの発表・発売による旧機種下取りキャンペーン強化で、一時的に“店頭買取(個人売り)相場”が底堅く推移する局面(+5~10%程度のプロモーション上乗せ)も想定。
  • 年末商戦(11月):過去の動きを見ると、夏場の下落に歯止めをかける一時要素は薄いものの、クリスマス~年末ボーナスシーズンの買取キャンペーン(特にスマホショップの“旧モデル高価買取”訴求)で数%の反発余地あり。

■売却タイミングの提案

  1. すぐ(7~8月まで)
    • OSサポート切れ確定前の7~8月は“市場の下落トレンド”が緩やかで、現状価格をなるべく確保しやすい。特に256GBモデル保有者は6,000~7,500円台の高値維持余地が大きく、早期売却推奨。
  2. 店舗選び(高値維持のため)
    • IOSYSはGEO比+20~30%高い平均実績。Web査定で「iOSYS上位ランク」「箱や付属品完備」をアピールし、同店ルートを優先。
  3. 次点:年末11月の買取キャンペーン
    • どうしても今手放せない場合、iPhone 16発表直後~年末シーズンの「旧モデル高価買取」プロモを狙う。ただし、iOS18非対応の公表後は店のプロモ上乗せ幅にも限界があることを念頭に。
  4. 容量別優先度
    • 買取額差が最も大きい256GB(4,300~7,700円幅)→次いで128GB(3,800~6,300円幅)→64GB(3,000~5,900円幅)の順で、早く高値帯をつかみやすい256GBモデルの売却を最優先に。

【なぜそう考えるか】

  • 「iOS18非対応報道」×「3月以降の顕著下落」(GEO/IOSYS週次データ)
  • 「年度末ボーナスキャンペーンによる小反発」(GEO2月データ)
  • 「容量別の価格差が常に安定」(データ全時系列で256GB>128GB>64GB)
  • 「過去の新機種発表前後の反発時期」(iPhone 15/SE発売時の店頭買取実績)
    以上のデータと市場動向を組み合わせ、「今すぐ」「高値店狙い」「容量優先」での売却が最も合理的と結論付けました。