iPhone 7 Plus 週次買取動向レポート

最終更新: 2025年9月18日
iPhone 7 Plusの中古買取価格推移・市場動向・AIによる分析をまとめたレポートです。

デバイス基本情報

モデルiPhone 7 Plus
発売日2016-09-16
ストレージ32GB / 128GB / 256GB
カラーブラック / シルバー / ゴールド / ローズゴールド / ジェットブラック / プロダクトレッド
ディスプレイ5.5インチ
OSiOS 10
コネクタLightning
モデル番号3C392J/A / MN6F2J/A / MN6G2J/A / MN6H2J/A / MN6J2J/A / MN6K2J/A / MN6L2J/A / MN6M2J/A / MN6N2J/A / MN6P2J/A / MN6Q2J/A / MNQP2ZP/A / MNR92J/A / MNRA2J/A / MNRC2J/A / MNRD2J/A / MPR22J/A / MPRE2J/A / NN6J2J/A / NN6P2J/A / NNRD2J/A

過去半年間の買取価格推移

このグラフは各社の中古ランクの買取価格をもとに算出しています。

TreMartの買取/下取り価格

AI分析・考察

■サマリー

  • 直近6カ月の平均買取価格推移(GEOデータ・128GBモデル)
    ・2025年3月~5月上旬:約8,177円で横ばい
    ・5月中旬:約7,495円に一段下落(▲8%)
    ・6月中旬:約6,010円に大幅下落(▲20%)
    ・7月以降:6,000円前後で底打ち、8月下旬に再び6,557円へ小反発
  • 容量別・業者別トレンド
    ・256GBは3月~5月10,300円→5月中旬9,475円→6月以降7,495円と同様の二段階下落
    ・32GBは3月6,000円→4月4,700円→5月4,300円→6月3,300円と継続的な下落
    ・JANPARAだけは容量別で大きな変動なく32GBで約2,400円、128GBで約2,800円と低水準で固定
  • 特記事項
    ・WWDC(6/9)直後の6/16週に最も大きな価格下落を観測
    ・8月下旬のわずかな反発は夏の在庫調整・為替動向の緩和を反映

――根拠データ:GEO/IOSYS両社の週次平均価格グラフ(e.g. 128GBで5/12→6/16に▲1,485円の大幅下落)

■価格変動要因

  1. OSサポート切れの発表(WWDC2025)
    ・事実:「iOS17」が6月に発表され、「iPhone 7 Plus」は対応から外れる見込み(TechCrunch報道)
    ・影響:対応OSのサポート外=セキュリティ更新なし→端末価値は“中古保証の切捨て”と同義。GEO128GBは6/16週に7,495円→6,010円へ▲20%の急落。
  2. 新モデル発売前の需給ピーク&供給過剰
    ・事実:9月に次世代「iPhone 17」発表噂。例年、Apple Trade-inキャンペーンが5月~7月に実施(日本経済新聞)
    ・影響:旧機種の下取り→中古流入量増加⇒5月中旬にも一度▲8%の下落。特に32GBは5月→6月に6,000円→3,300円と深掘り。
  3. 為替・新製品価格間接効果
    ・事実:2025年春~夏にかけて円安が進行し、新型iPhoneの国内価格上昇圧力が強まる(経済産業省発表)
    ・影響:新型が高価化すると“中古への逆風”と“支払い能力を抑えたい層”の利用増加が両立。価格下落後、8月下旬にGEOで僅かに反発(6,010円→6,557円、+9%)。

■今後の予測

  • 9月上旬のiPhone 17発表後→10月に向けて再度の二番底(128GBは5,500円前後、256GBは7,200円前後に下落)を想定
    根拠:OSサポート切れ+新型需要シフトで“売り>買い”の需給構造が強まるため
  • 2026年以降、セキュリティアップデート保証の有無が流通価格を二極化
    根拠:AppleがiOS16を最後に7 Plusを切り捨てとの報道が複数あり(9to5Mac)
  • 円安傾向継続時は、新品の敷居上昇に伴う中古底支えが入る可能性もあるが、OS切捨て衝撃には抗しがたい

■売却タイミングの提案

  1. ベストタイミング:2025年5月上旬まで
    ・理由:5月中旬まで128GBモデルは8,177円、256GBは10,337円と本年最高値圏に滞留
    ・根拠:Trade-inキャンペーンの在庫吸収前、iOS17噂前の需給ピーク
  2. 次善策:2025年8月下旬~9月初旬
    ・理由:円安一服と夏季の在庫調整による一時的な反発(GEO128GBで6,010円→6,557円)
    ・条件:付属品完備/外装良品で「GEO」「iOSYS」の主要チェーンを狙う
  3. 避けるべき時期:6月中旬~7月末
    ・理由:WWDCによるOS切捨て発表直後で需給バランスが“売り過多”
    ・データ:6/16週にGEO128GBが▲20%急落、IOSYSは▲25%の深掘り

――以上より、「iPhone 7 Plus」は“WWDC前”“新モデル発売前”の需給サイクルを捉えて売却するのが最も有利です。